シンクロ(漫画) 1巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!
1巻には1~9話が収録されています。
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シンクロ とは?
出版社:実業之日本社
発売日:2013/4/1
作者 :坂辺 周一
他人が罪悪感から見る幻覚に、シンクロしてしまう特異な能力を持った双子の美人姉妹。
そのためふたりは、さまざまな事件に巻きこまれてしまう……。
壊れていく人間たちを描いた、衝撃のニューサイコサスペンス!!
シンクロ(漫画) 1話のネタバレ
「罪悪感」
双子はの六花とイツ花は
小さいころから妙なモノが見えていた。
得体のしれないこわいモノで、
人込みの中にみえていた。
保育園の先生たちは
“不思議ちゃん”
として扱っていた。
大きくなるにつれて
“怖いモノ”
の正体がわかるようになる。
それらは幽霊ではなく
“人間の罪悪感”
なのだと気付く。
二人は他人とシンクロすることにより、
その人の罪悪感を視ることができた。
二人は大人になり就職して一緒の部屋に住んでいる。
二人は日常生活でその能力にウンザリしていた。
六花は職場の友達と有名な社員食堂に行くと、
お椀の中にヒトの目玉が入って見える。
せっかく並んだのに台無しだった。
近くの客が顔色悪くしていたため
“あの人か”
と六花は思う。
その女は自宅に死体を隠していた。
死体は暴力を振るう交際相手のモノだった。
女は死体を冷蔵庫に保存しており
“こんなになってまで私を苦しめるなんて、アンタが悪いのよ”
と言いながら細かく砕いている。
女は絶対に捕まらないように注意深く死体を処理することにする。
六花は自宅でイツ花に愚痴を言う。
イツ花は
“しょうがないじゃない”
というが
六花はイツ花だったら自分よりも怒っているハズだという。
イツ花は六花に今度その女と会ってもほっとくように注意する。
イツ花は合コンで知り合った御曹司と、
高級レストランで食事をしている。
いい雰囲気だったが
イツ花は突然嘔吐する。
男は心配していると
イツ花は激怒して近くにいる女の方に歩いていく。
イツ花は
“アンタいい加減にして
死体こねくりまわして何が楽しいのよ”
と六花が愚痴っていた女を罵る。
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シンクロ(漫画) 2話のネタバレ
「幻覚」
イツ花は
“よくもそんな気色の悪いもの食べれるわね”
と女にまくし立てる。
イツ花と女には
高級料理が人間の死体に見えていた。
女は指摘されて動揺している。
イツ花は御曹司とのデートが台無しにされたと怒りが収まらない様子。
女は誤魔化そうとするが
イツ花は
“今後二度と私の前に現れないで”
という。
イツ花がテーブルに戻ると、
御曹司はいなくなっていた。
女は
“見られたはずがない”
と思いながら自宅に帰る。
イツ花のことを
“このまま放っておくわけにいかない”
と思う。
女の精神は限界に近かった。
食べるものすべてが
殺した男の体の一部に見えていた。
イツ花は自宅で六花に愚痴を言う。
六花は予想通りイツ花はその場で激怒したことを指摘する。
イツ花は合コンに出かけようとする。
六花は見送ると
イツ花は冷蔵庫にあるスイーツを食べていいという。
六花は機嫌良さそうにスイーツの箱を開けると、
スイーツの上に人間の舌が見える。
六花は
“あの女が近くに!?”
と嫌な予感がしてイツ花の身の危険を感じる。
六花はイツ花に危険を知らせるために慌てて外に出る。
女はイツ花を待ち伏せしており、
背後から包丁で襲い掛かる。
六花が声をかけたため
イツ花はギリギリで避ける。
女は
“アンタノせいであたしの計画が台無しなのよ”
とさらに襲おうとするが、
やつれているため六花に殴られると手も足も出ない。
六花は
“側に来ないでよ、変態人食い女”
と泣きながら罵る。
六花の言葉で
女は六花とイツ花が女のしていることを全て視えていることを知り青ざめる。
イツ花と六花は
“視えるけど物的証拠にはならない、関わるつもりはない”
という。
女は訳も分からず、
自分が男を殺したことを泣きながら正当化しだす。
女は自分の人生を終わりにしたくないというが、
イツ花は
“あの幻覚を食べ始めた時から、既に壊れ始めている”
と指摘する。
一週間後
女は警察に自首する。
そのニュースを見て六花は安心するが、
イツ花は興味なさそうに
“知らないわよそんなの…”
という。
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シンクロ(漫画) 3話のネタバレ
「苛立ち」
六花とイツ花は一緒に山手線に乗っていた。
誰かとシンクロするが
イツ花は六花に
“関わっちゃダメ”
という。
シンクロに気を取られて
六花はつい電車から降りてしまう。
シンクロしていたのは
坊主頭の太った男だった。
六花とイツ花は昨日のシンクロのことを自宅で話す。
ニュースでは放火が報じられていた。
六花は昨日のシンクロの男が犯人と思うが、
イツ花は
“どうもしない”
といって関わらないように注意する。
六花は公衆電話から警察に匿名で電話する。
放火犯と思われる男の特徴を告げて電話を切る。
放火犯の男は山手線に乗って獲物を物色していた。
ターゲットは電車ないで化粧をしている女性だった。
その日も犯人はターゲットを発見して、
後をつけている。
六花は電車から降りると
“犯人が居る”
ことに気付く。
気配がする方に歩いていくと犯人を発見する。
尾行していたが見失ってしまう。
六花は慌てて公衆電話から警察に場所と犯人の特徴を電話する。
犯人のターゲットの女は彼氏と思われる男の部屋に入っていった。
犯人はアパートに放火する。
犯人は自分の行いを正義だと思っていた。
身勝手な思想に酔いしれて
自分の気に入らない女性に鉄槌を下している気になっている。
六花はどこかで煙が上がっているのを公衆電話から目撃する。
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シンクロ(漫画) 4話のネタバレ
「神様」
六花は現場に急行して
やじ馬の中に犯人が居ると思いやじ馬を写真撮影する。
駆け付けた刑事が六花を不審に思い声をかける。
六花はやじ馬の中に犯人はいるかもしれないというが、
刑事は六花を怪しんでパトカーで警察署に連れていく。
六花は犯人を目撃するが逃げてしまう。
刑事の永江は六花の声に聞き覚えがあった、
六花が警察に電話してきた声を六花に聞かせる。
永江は
“なぜ知っていたか説明してください”
というが
六花は
“視た”
としか答えられない。
六花が上手く説明できないため
永江は
“なめてんのか”
と怒鳴る。
六花とイツ花が迎えに来る。
イツ花が
“この子は小さいころから意味不明なことを口走る”
と説明して六花は解放される。
イツ花はさりげなく自分の名刺を渡して、
男探しをする。
永江は六花のことが腑に落ちていない様子。
翌日
永江は六花を尾行する。
犯人はニュースで自分が放火した際の被害者が、
ターゲットの女性ではなく彼氏のみだと知る。
犯人は
“使えねぇな神様も”
と思って
関係ない人が死んだことを待ったく反省していない。
六花は永江の備考に気付き
“私は犯人じゃない”
と怒るが、
近くに犯人が居ることに気付く。
永江にそのことを知らせて、
自分が囮となり犯人をおびき寄せることを告げる。
永江は困惑しつつも六花の指示通りに動く。
六花は駅のホームで犯人に見えるようにこれ見よがしに化粧を始める。
駅からでてあえて人通りの少ない道を歩くと、
犯人がついてきていることに気付く。
六花は
“どこかの家に入らないと火をつけないのでは?”
と思い
適当なマンションに入ろうとする。
入ったマンションはオートロックだったため、
六花は玄関で立ち往生している。
すると
犯人はその場で六花にオイルをかけてきて、
ライターで放火しようとする。
寸前で永江が犯人を取り押さえる。
六花は安心するが
“遅すぎ”
と愚痴る。
イツ花は
“余計なことに首つっこむんだから”
と話を聞いて呆れている。
六花は
“犯人捕まったんだし
私も犯人じゃないって
わかってもらえた”
という。
永江は
“どうして犯人がわかったんだ”
と理由を突き止めてやろうと思っている。
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シンクロ(漫画) 5話のネタバレ
「興奮」
イツ花は子持ちの高東という男性とデートをしている。
高東は弁護士で離婚の調停中だった。
知り合ったきっかけは
高東の迷子の子供をイツ花が助けてあげた事だった。
それ以来
お互いに好印象を持ち連絡先を好感していた。
高東は昨晩
“嫌なモノ”
を動画で見たと気分悪そうにしていた。
高東が言うには
若い女性がおぼれ死ぬ瞬間のライブ映像だったという。
“たぶんニセモノ”
といってはいるが
かなりのリアリティだった様子。
六花は刑事の永江に付きまとわれている。
永江は納得する理由を知りたがっているが、
六花は誤魔化そうとする。
家に帰ると
イツ花は高東とのことを六花に話す。
六花は不倫を疑うが
高東が離婚調停中であることを知り安心する。
話を聞いていると
イツ花は元々息子の数馬に好印象を持った様子。
イツ花は風呂上がりの裸のまま
高東と数馬の話を嬉しそうにする。
犯人は自室で自分が撮影した動画を見ている。
犯人は
“人が死ぬ瞬間は美しい真実の瞬間”
と思っている。
“穢れの無い死”
を見たいと思い
ターゲットの物色を遊園地で行う。
遊園地では
高東と数馬がイツ花とデートをしている。
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シンクロ(漫画) 6話のネタバレ
「穢れ無い命」
イツ花は犯人とシンクロして、
縛られて溺れている女性とバラの花の映像を見る。
原因となった男も把握する。
高東の話に合った動画の犯人だと察する。
犯人はターゲットの物色を続ける。
犯人の満足のいく
“清らかな生き物”
は中々見つからない様子。
その日の事を
イツ花は自宅で六花に報告する。
イツ花は
“そのうち捕まるでしょ”
と気にしないようにしている。
翌日
六花が出かけると永江が待ち構えていた。
六花は
“刑事さん暇ね”
と呆れると
永江に報せが入る。
水死体が上がったというものだった。
死体を調べると着衣はあるが、
死んだ後に無理やり着せたものだと判明する。
バラの棘が死体から検出される。
永江は六花に会いに行き問い詰めると、
六花はうんざりした様子で
“視える”
ことを説明する。
犯人はターゲットの物色を続けている。
犯人は一人で高東を待っていた数馬に目をつけて連れていく。
高東はイツ花に渡す花束をもってくるが、
数馬がいない事に気付く。
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シンクロ(漫画) 7話のネタバレ
「誘拐」
イツ花は高東と数馬との待ち合わせ場所に行く途中に、
六花と合流する。
六花には永江がついてくる。
イツ花は六花と別れて高東たちに会いに行くが、
近くにいた犯人とシンクロして犯人が数馬を連れ去ったことに気付く。
高東に電話すると
高東が数馬がいないと慌てていた。
イツ花は六花に連絡して永江に事情を説明する。
永江と六花はタクシーでイツ花に合流する。
タクシー運転手に警察の権限で永江は犯人と数馬の特徴を無線で連絡してもらう。
すぐに折り返しの情報が入り、
そこに向かうことになる。
犯人は数馬を家に入れて、
ハムスターで気を惹いていた。
イツ花たちは現場付近に着くと、
犯人の家を特定するためにシンクロに集中する。
イツ花と六花は同じものを見て、
迷わずに走っていく。
永江は追っていくと、
イツ花と六花は部屋のガラスを割って強引に押し入っていた。
永江の顔は青ざめるが、
二人は確信をもって行動している様子。
二人威はバスルームに行くと
溺れている数馬を助け出す。
永江は犯人を確保する。
永江は上司への報告に困っていた。
数馬には命に別状はなかったが、
救急車で運ばれる。
六花はイツ花が高東と別れたことを聞かされて驚く。
数馬の朦朧とした証言から、
高東が妻が育児ノイローゼになったときに冷たい言葉を浴びせたことが判明していた。
数馬は母親と別れるのを望んでいなかった。
イツ花は高東が妻と復縁することを望むといって、
高東と別れることにする。
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シンクロ(漫画) 8話のネタバレ
「過失」
森田は愛人のニナが妊娠して子供を産みたいというので困っていた。
森田はニナを説得する過程で誤って死なせてしまう。
森田はニナを事故死に見せかけることに成功するが、
それ以来罪悪感に苦しめられてきた。
3年が経過するが
森田の偽装工作はバレていない。
刑事の永江は六花の職場にまで話を聞きに来る。
六花は大企業の受付嬢をしている。
永江の話を聞いているときに
営業でやってきた森田とシンクロする。
森田には全裸のニナがのしかかっている。
永江は六花の様子が変わったのに気づき、
森田を調べることにする。
永江の調べによると
森田の不倫と3年前に浮気したことが明らかなになり、
永江はそれらを六花に伝える。
ちょうど営業で訪れた森田がいたため、
六花は森田とシンクロする。
六花は森田にのしかかっている女が、
永江が説明する森田の不倫相手の女にそっくりであることに気付く。
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シンクロ(漫画) 9話のネタバレ
「後悔」
森田はニナを死なせてしまった罪悪感とは別に、
体調不良に悩まされていた。
永江は六花に森田の犯行を裏付ける協力を仰いでいるが、
六花は気が進まなそうにしている。
永江は六花と一緒に
森田に会いに行く。
永江が森田に話しかけるので、
六花は隠れて森田にシンクロすることになる。
永江がカマをかけることで
六花が重要なシーンをシンクロする可能性があったからだった。
永江が森田にカマをかけると、
森田は青ざめていた。
決定的な証拠は無いため永江は森田をどうすることもできない。
六花は
“川”
のイメージみていた。
森田は重要な証拠を川に投げ捨てていた。
森田は自宅に帰ると家族の将来を心配するが、
自室で大量の吐血をする。
六花は視えたものを永江には言っていなかった。
永江は森田は末期の癌が判明して、
余命が長くないことを六花に告げる。
永江は森田が長くないため、
ニナ殺しで逮捕は諦めた様子。
森田は営業で会社に訪れる。
六花が森田を見ると
ニナはもういなかった。
六花は待合室にいる森田にコーヒーを届けに行くが、
やはりニナは視えなくなっている。
六花は
“顔色が今まで悪かった”
と世間話を振ると
森田は
“楽になれたんです、やっと”
と憑き物が落ちたスッキリした表情をしている。
六花は永江に
“他人の罪を暴くことは自分にはできない”
という。
六花とイツ花には
そこら中にシンクロする人がいるため、
みんな色々なモノを背負っているのが見えてしまうためだった。
しかし、永江は
“六花たちのシンクロする能力はあきらめない”
という。
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シンクロ(漫画) 1巻の感想
双子で同じ能力を持つというのが大きなポイントのようですね。
おそらく
“双子”
出なければ精神崩壊していたと思います。
双子で同じ気持ちを完全に共有していたからこそ、
大人になっても普通の女性に育ったのでしょうね。
一人でこんな能力を抱え込んだら、
精神崩壊か空前絶後のサイコパスになっていると思います。
六花とイツ花は
“視える”
以外はどこにでもいる普通の女性です。
やや気になるのは、
異常に仲がいいところぐらいでしょうか。
ですが
二人の境遇であれば仲がいいのも頷けますね。
二人して流行のダイエットの体操を行っている姿が、
地味ですが面白い描写でした。
かなりいい部屋に住んで大きなテレビをもっていますが、
二人で協力して家賃を払っているのかもしれません。
この作品が坂辺先生の作品にしては珍しいのが、
二人がシンクロで見つけた犯罪者はサイコパスばかりではない所です。
犯人の中には罪悪感で押しつぶされそうな人が何人かいます。
最後の話の癌で近い将来死ぬのが決まった犯人が印象的でした。
自分の死期を悟ったら罪悪感がなくなって六花が幻覚を視れなくなっています。
男は
“楽になれた”
とスッキリした表情をしています。
六花は
“あのオジさんみたいいに心から苦しんでいる人もいる”
といって男の犯罪を暴くのを躊躇っていますが、
この件に関しては
六花たちの能力に執着する刑事の肩を持ちたくなりました。
人一人を殺しておいて隠蔽工作までして、
自分の死期を悟ったら
“解放された”
と逃げ切りを決めたようで納得行きませんでした。
六花とイツ花は小さいころから視え過ぎてウンザリしているため仕方ないとは思いますけど…
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