ムルシエラゴ について
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ムルシエラゴ 1巻とは?

出版社:スクウェア・エニックス
発売日:2014/4/25
作者 :よしむらかな

悪を斃すのに正義は要らない――。

世にはびこる凶悪犯罪者に対応するため、超法規的措置によって選ばれた“公的”元大量殺人者、紅守黒湖。

その監視者であり、無類の乗り物好きである相棒、屠桜ひな子。

善悪の彼岸で繰り広げられるアンチジャスティス・バイオレンス・アクション、堂々開幕!


ムルシエラゴ 1話のネタバレ
~力の代償~

ヒナ子が黒湖に仕事の報せに行くと、黒湖は女の子を連れ込んで真っ最中だった。


ヒナ子は呆れつつ仕事の内容を告げる。


ターゲットの男は元プロレスラーの薬中だった。


黒湖は寝ている女をベッドに残して淡々と準備する。


ヒナ子は黒湖の指示通り車を走らせる。


元レスラーの犯罪に至る分析を黒湖はヒナ子に聞かせる。


最近はプロレス自体が廃れていた。


元レスラーは
“強くなれば客が戻る”
と思ったのだと黒湖は思っていた。


そのため、危険な薬に手を出して力を得る。


しかし、薬のやりすぎでリングで相手を死なせてしまう。


また、正気も失ったようで殺人を繰り返していた。


現場の様子から
“自分がプロレスラー”
という記憶は残っているようだった。


元レスラーは警官に弾が尽きるまで発砲させて受けきってから攻撃していた。


黒湖は現場付近の薬の流れから元レスラーをたどることにする。





顔見知りの柳岡組の組長に会いに行き、情報を得る。


組長もその薬物には頭を悩ませていたため、黒湖にすんなりと情報を渡す。


組長の娘は黒湖を気に入っていたらしいが、その日は不在だった。





黒湖は組長から聞いた情報を頼りに元レスラーを探す。


現場に向かうと、暴れた跡が残っていた。


死体がまだ新しかったため、近くにいると予想されていた。


ヒナ子は“地図”作成のため車で街を走っていた。


死体の男の仲間がやってきて、黒湖が犯人だと勘違いして襲ってくる。


黒湖は軽くあしらうが、謝って全員行動負のにしてしまう。


情報が聞き出せなくなったため、仕方なく捜索を続ける。


ヒナ子は車でビルの屋上を走り回り、土地勘を頭に叩き込んでいた。






黒湖は元レスラーにより半殺しにされている男から情報を聞き出すことに成功する。


男は既に下半身が吹き飛んだ状態だった。


黒湖は情報を貰った礼として、トドメを刺してあげる。


地図を完成させたヒナ子がやってきて、黒湖は
“ここらで一番人が多い場所”
を目指すことにする。






元レスラーは人通りが多い場所にいた。


通行人を試合相手と認識し、周りの人を観客だと思い込んでいた。


元レスラーが通行人を瞬殺すると、大騒ぎになる。


黒湖ごヒナ子は現場に到着する。


元レスラーは想像以上に人間離れした暴れっぷりだった。


黒湖は試しに背中に銃弾を撃ち込むが、全く効果はない。


元レスラーは黒湖たちをターゲットにして追ってくる。


車をバックで逃げると、元レスラーは追ってくるのを中止する。


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ムルシエラゴ 2話のネタバレ
~力の代償②~

警官がやってきて銃を元レスラーに向けていた。


黒湖は警官を見殺しにすると立場が危うくなるため、助けることにする。


元レスラーの注意を惹くと、追ってくる。


元レスラーは盛大に街を破壊しながら車についてくる。


黒湖は途中でナンパから助けた女の子に名刺を渡していた。


ヒナ子が急かすので、車に乗り込み元レスラーをある場所へ誘導する。


車が付いた先は行き止まりだった。


ちょうどリングのような形状に見えて、その場所なら元レスラーの動きを予想しやすかった。


黒湖はヒナ子に元レスラーの真正面から突っ込むように指示する。


元レスラーは車をがっしりと受け止める。


元レスラーはリングの上で対戦相手と手四つをしている風景を見ていた。


その状況は黒湖の予想通りだった。


元レスラーが車との力比べをしている隙に、黒湖は至近距離で元レスラーの頭部を打ち抜く。


警官たちがやってきて元レスラーの死体を回収する。


ヒナ子は車がおしゃかになった八つ当たりを元レスラーの死体にしていた。


警官に怒られるまえに黒湖はヒナ子を慰める。


黒湖に部屋に連れ込んだ女から電話が来る。


千代という女で
“なんで起きたらいなくなってるの?”
と怒っていた。


黒湖は千代に今度埋め合わせをすると言ってなだめる。


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ムルシエラゴ 3話のネタバレ
~「THE BAD DAY」~

黒湖とヒナ子は新人の女性刑事に報告を怠ったのを怒られていた。


しかし、二人は全く反省していない。


ベテラン刑事は二人に
“もう帰っていい”
というので、二人は帰っていく。


新人刑事は納得がいっていない様子だが、ベテラン刑事は
“余計な詮索はするな”
と警告する。


黒湖の腕は確かだったため、強く咎めることはできなかった。





黒湖とヒナ子は車が壊れたため電車で移動する。


黒湖は気に入った女の子に痴漢行為をして逃亡する。


ヒナ子がのろいため、黒湖はヒナ子を抱えて走っている。


黒湖は走って疲れたため、ファミレスで休むことにする。


ヒナ子はガッツリと定食を頼むが、黒湖はプロポーションを気にしてパフェだけだった。


二人が食事を楽しもうとすると、男性客二名が強盗をやりだす。


強盗は客の財布を要求するが、黒湖とヒナ子はお構いなしだった。


強盗は黒湖に絡んでくるので、黒湖は
“迷惑だから向こうでやって”
とあしらう。


引っ込みがつかない強盗はヒナ子に銃を向けると、黒湖はヒナ子が持っている食事用ナイフで強盗の腕を切り落とすr。


黒湖は
“あたしのヒナ子に銃を向けるな”
とすごんでいるが、腕を切られた強盗はそれどころではなく叫んでいる。


強盗の血で定食が血まみれになってしまい、ヒナ子は悲しそうにしている。


黒湖はもう一人の仲間を机の上に押し倒してナイフを首に突き付ける。


黒湖は強盗の手際の悪さをダメ出ししながら首を裂こうとするが、警察がやってくるので仕方なく中断する。





ベテラン刑事は二人から事情を聴いていた。


黒湖は先ほどの若い女刑事がいないので残念そうだった。


ベテラン刑事は
“あんま面倒起こすな”
といって黒湖たちを帰す。


黒湖は
“そうだね、お疲れ”
と不気味にほほ笑んで帰っていく。


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ムルシエラゴ 4話のネタバレ
~殺人Party~

黒湖は手紙でパーティに誘われる。


一緒に入っていた写真には黒湖の好みの女このが沢山いたため行くことにする。


行った先は立食形式のパーティーをしていた。


黒湖が目当ての女の子はいないため、肩透かしを喰らっていた。


好みの若い女が一人いたためナンパをするが、無視される。


黒湖は先日ナンパから助けたミユキを見つけてご機嫌になる。





しばらく歓談していると、主催者の悟という老人がやってくる。


悟は
“犯罪者の諸君”
とあいさつする。


悟は犯罪者に家族を殺されていた。


その報復として、ランダムに選んだ犯罪者に復讐するという。


出席客たちが帰ろうとドアを開けると、トラップが発動して地面からトゲが出てきて串刺しにされる。


一人の女が悟に向けて射撃するが、堅牢な防弾ガラスに阻まれる。


悟は
“この中に私の家族を奪った者がいるかもしれない。悔い改めた善人なら、自分が何をしようと神が生かすはず”
という。


その間も会場に仕掛けられたトラップで何人も死亡していた。


悟は奥に下がっていく。


騒ぎがひと段落して生き残ったのは5人だった。


その場は生き残った5人で力を合わせて脱出することになる。


黒湖は乗り気ではなかったが
“ミユキちゃんがそういうなら”
と渋々承諾する。


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ムルシエラゴ 5話のネタバレ
~殺人Party②~

5人は屋敷を探索しながら身の上を説明しあう。


ミユキは学生時代に万引きしたことを打ち明ける。


格闘家の男は勢い余って試合で相手を死なせてしまったのだという。


要所要所でトラップがあったが、黒湖は事前に察知して仲間を救っていた。


スナイパーの玲子は黒湖を怪しんでいた。


黒湖は
“死の気配”
が見えるのだと説明する。


第六感というよりは、未来予知に近いレベルだった。


黒湖は悟について
“あのタイプの確信犯は100%死ぬような罠は仕掛けない”
と分析していた。


悟の発言には
“善人なら助かる”
とあった。


本人が
“偽証”
を嫌う性格のため、そこには嘘がないと予想ができた。


悟は監視カメラ越しにそのやり取りを見て楽しんでいた。


5人は分かれ道に来たため、二手に分かれることになる。


ミユキが黒湖と一緒にいたがるため、他のメンバーも同意する。


玲子は格闘家の桃山と一緒だった。


玲子は桃山を先に歩かせて、桃山がさばききれない罠に対処していた。





黒湖たちはガラス張りの部屋に入る。


レーザー攻撃が来るため、黒湖はミユキを庇う。


大学教授のコバルトは持っていたナイフでレーザーを反射させて対応する。


黒湖も感心していた。


コバルトはナイフを照射口に投げて破壊する。


しかし、大量の照射口が出てくるため、黒湖は仕方なく荒っぽく地面の鏡を破壊して盾にする。


黒湖は
“ハニトラでも用意しといてほしかった”
と軽口をたたく。


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ムルシエラゴ 1巻の感想

冒頭のシーンから、黒湖は生まれながらのサイコパスのようですね。


ただし、完全にキチガイの無差別殺人犯ではないようです。


おそらくは、その見た目のせいでいじめられからかわれたのだと思います。


自分を侮辱した人間への制裁をやりすぎたのだと思います。


回想シーンだと自宅で親も殺害しているようです。


ある意味
“自分を侮辱した人間は平等に殺害する”
という行動原理を持っているのかもしれません。






大人になってグラマラスな体になったら、男たちの目線は自然に胸に行くと思います。


そのため、周りの男たちは黒湖のことを
“不気味な女”
ではなく、
“高身長巨乳女”
と認識するので、むやみやたらに殺さなくなったのかもしれません。


黒湖は自分のことを犯そうと襲ってきた男たちに腹を立てた様子はありませんでした。


黒湖の怒り(殺意)のポイントはソコではないようです。





今のところ黒湖は短絡的な殺人をしていません。


しかし、715人を殺害したという前歴があります。


捕まる前の黒湖や、幼少期の黒湖がどんな感じなのか非常に気になります。


その辺の回想シーンが今後楽しみです!


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