サクラ色の傷痕 2巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!

2巻には4~6話が収録されています。

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サクラ色の傷痕 4話のネタバレ

「はじめての裏切り」

カノはモモコたちのおままごとに付き合わされる。


カノは“赤ちゃん役”にされて、
花房たちが見ていないときに無理やり泥団子を口に突っ込まされる。


カノがオムツなのを知っていて、
オムツにも泥団子を突っ込む。


カノは泣きながら逃げていきトイレの個室に駆け込むが、
その際に廊下を泥だらけにして怒られてしまう。


カノは上手く他人と話すことができないため、
理由を説明できなかった。


モモコたちもそれを知っていてカノを虐めていた。


モモコに親からの贈りものが届く。


奇麗な服や髪留めが入っていた。


モモコは他の子たちに自慢して、
他の子たちも羨ましそうにしている。


モモコの母はモデルで、
父は社長をしているのだという。


カノは興味なさそうにしているのが、
モモコは面白くなかった。


モモコは
“髪留めが盗まれた”
と職員たちに訴える。


髪留めをカノのポケットに忍ばせて、
カノがやったように見せかける。


カノは追及されるが
“ちがう、カノじゃないもん”
と怒りながら訴える。


モモコは被害者面で
“モモの事キライなんでしょ?”
といって泣きだす。


職員たちは普段から素行のいいモモコを信じ、
カノに対して冷たい視線を送っている。


カノが一人で外で泣いていると、
一人の女の子が話しかけてくる。


その子は全て理解しており
“カノちゃんじゃないんでしょ?”
という。


その子はカノが来る前は自分が
“赤ちゃん役”
だったという。


“仕返しとか気をつけてね”
と言ってモモコに怪しまれる前に去っていった。


カノがリノに会いに行くと
リノは部屋にいなかった。


花房によるとモモコたちが連れ出したという。


カノはリノの身を案じて慌てて探しに行く。


モモコたちが外にいるのを発見する。


リノは大人しく眠っている。


モモコたちはリノを段ボールの中に入れて、
花を供えている。


モモコは
“赤ちゃん、死んじゃったね…”
という。


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サクラ色の傷痕 5話のネタバレ

「はじめての怒り」

モモコは段ボールの蓋を閉める。


それを見ていたカノは
自分が以前に男に箱に詰められて死にかけたことを思い出す。


カノは泣きながら激怒して、
掃除用のブラシを持ってモモコに殴り掛かろうとする。


花房が寸前で割って入って負傷して倒れてしまう。


職員たちがカノを取り押さえる。


カノは花房を心配している。


それ以来
カノは情緒不安定になっていた。


他の職員たちは匙を投げていたが、
花房はカノに優しく接することでカノは落ち着きを取り戻す。


花房は
“リノちゃんを守ろうとしたんでしょ?”
とカノのことを理解する。


花房は
“カノには母親にかわる「ぬくもり」が必要”
だと思っていた。


学校と施設を繋ぐ道で
生垣の中に猫の家族がいた。


モモコたちは可愛がり、
カノに子猫を見せる。


カノは動物に慣れていないため
驚いて払いのけてしまう。





施設の子供たちは親との面会を楽しみにしている。


モモコは社長の父とモデルの母が面会に来ることを自慢しているが、
ほかの子たちは一度も見た事が無かった。





雨の日にカノが一人で歩いていると、
子猫が擦寄ってくる。


カノは驚くが
子猫の可愛さに気付き可愛がる。


カノは子猫に
“いいね、ママと一緒”
といって持っていた傘を猫たちにあげる。





モモコの面会日には両親は現れなかった。


モモコは
“ママが急にモデルの仕事がはいった”
といっている。


施設の子供たちは
殺された子猫たちを発見する。


母猫と生き残った子猫は悲しそうにしている。


側にはカノの傘が転がっている。


猫殺しは事件となり
学校と施設で厳戒態勢がとられることになる。


カノの傘が現場付近にあったため、
カノが疑われる。


カノは猫が心配になり見に行くと、
誰かが子猫を殺していた。


猫の返り血を浴びて血まみれのカッターを持っているモモコと遭遇する。


カノが怯えていると
モモコは
“見られちゃった”
と微笑む。


モモコは
“ジャマなんだもん、こんなにいっぱい子猫いらないでしょ?”
と悪びれずに言う。


モモコは
“ママがいってた、ジャマなものはこうするって”
といって自分の母が
モモコの目の前で殺人を犯したことを打ち明ける。


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サクラ色の傷痕 6話のネタバレ

「はじめての決断」

モモコの両親は
モモコの言う通り父は社長で母は一流モデルだった。


海外で活躍する母の目を盗んで、
父は女を連れ込み浮気をしていた。


母が予定より早く帰ってきたことにより、
自宅で父と父の浮気相手と鉢合わせになる。


その日はモモコも早めに帰っていた。


母は
“私に恥をかかせた”
と激怒して浮気相手の女を刺し殺す。


返り血を浴びた母はモモコに
“ジャマなものはこうするのよ”
と微笑みかける。


モモコはカノに
“誰にもいわないでね、いったら同じことしてあげる”
という。


カノは黙っていたが
他の子がモモコが隠していた血まみれのワンピースを発見して花房に報告する。


ワンピースのポケットからは、
血まみれのカッターも出てきて決定的な証拠となる。


花房にそれを追及されると
モモコは逃げ出す。


モモコの取り巻きに話を聞こうとするが、
“モモちゃんウソつくもん、何が本当かわからない”
と友達ではないという。


花房は本当のモモコの姿に気付く。


モモコは子供たちから嫌われていた。


花房が子猫のことを追及すると、
モモコは逆ギレして誤魔化そうとする。


花房はカノに知っていることは無いかと尋ねると、
カノは
“モモちゃんと一緒に帰っただけ、それだけだよ”
という。





数日後
カノとリノの母が面会に訪れる。


母は涙を流して再会を喜ぶ。


それを見たカノも母に抱き着いて喜ぶ。


職員たちはその様子を見て安心する。


“試験外出”
も無事に繰り返す。


母は
“カノの誕生日に迎えに来る”
という。


カノは誕生日を楽しみに待っていた。


モモコはカノに手を出さなくなっていた。


モモコは取り巻きたちから見限られており、
モモコのご機嫌を取る子供は既にいなかった。


モモコはカノに子猫の件の礼を言って
“違う施設に行くことになった”
と打ち明ける。


職員たちはモモコを
心理職のいるケア施設に入所させることにしていた。


“母の殺害現場を見て、人格障害を起こしてしまった”
事が原因とされている。





カノの誕生日に母が迎えに来る。


モモコの移動の日も同じ日だった。


花房はカノに
“もう一つのおうちだから、いつでも遊びに来ていい。いってらっしゃい”
と笑顔で送り出す。


カノが花房たちに深く頭を下げると、
リノもカノの真似をして頭を下げる。


カノとモモコは最後の対面をする。


カノとモモコは頭一つほどの身長差があった。


モモコは
“もしまた会えたら友達になろ”
というと
カノは
“うん”
といって二人は別れる。





母がカノとリノを連れて行った先は立派な一戸建てだった。


中年男性が待っており
“はじめまして、パパだよ”
というと
カノは“過去のカノに暴力を振るっていた父たち”を思い出して身震いする。


母は
“この人はとてもまじめでいい人だから安心して”
という。


義父はカノの誕生日にプレゼントのヌイグルミを渡すと、
カノとリノは大喜びする。


カノは義父に
“ありがとう”
という。


義父はリノを抱き上げて可愛がっている。


家の中のドアはカード認証が必要な作りになっている。


母は仕事に行っており
義父が先に帰ってくる。


義父は手作り料理をカノとリノに振るまうと、
二人は喜んで食べる。


カノはリノと一緒のベッドで眠りにつく。


義父が二人の寝ている部屋に入ってくる。


二人を起こさないようにベッドに入っていき。


“パパも一緒に寝ちゃおうかな”
という。


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サクラ色の傷痕 2巻の感想

モモコがガチなサイコパスで手遅れすぎる…


サイコパスの特徴として

“息を吐くように嘘をつく”

“自慢話を異常にする”

“表面上は魅力的”

“良心の異常な欠如”

というのがあります。


全部モモコに当てはまってますね。


母の殺人を目の当たりにした子供を普通の子供と同じ施設に入れておくというのがそもそもおかしいですが、
そんな大人の目を誤魔化すほどの演技力をモモコは持っていたのかもしれません。


モモコの父と母はロクでもない人間のようなので、
モモコが歪んでいるのも必然なのかもしれません。


モモコの歪んでいる要素は、
親からの遺伝と母の殺人を目の当たりにしたという2つの要素があります。


親からの遺伝は先天的要素でどうしようもありませんが、
後天的要素の部分は“心理ケア”で何とかなるのか興味深いです。


“心理ケア”
を具体的に掘り下げた作品があったら興味深いので読んでみたいですが、
作品を描く前の事前の取材がとても大変そうです。


そんな作品があったら超ニッチ作品として歴史に残ると思うのですが、
誰か描いてほしいです…






カノとリノの母は今のところボロを出していませんね。


おそらくは何も変わっていないと思います。


母が落ち着いた様子をしているのは
“カウンセリングが上手くいった”
からではなく
“新しい男ができた”
からでしょうね。


今回の男は
以前の金なしのチャラ男たちとは様子が違います。


中年ですが
ちゃんとした定職についているようで稼ぎも良いようです。


母が落ち着いているのは
“若くは無いが稼ぎのいい男をGETしたから”
でしょうね。


この男を釣った際に
おそらくは自分の苦労話をでっち上げて
“小さい女の子が二人いる”
というのを強調したのでしょう。


ほぼ間違いなく
男の目当てはカノだと思います。


カノの母のようなDQN女と付き合う理由はそれしかありません。


男は最初はカノの警戒心を解くため、
優しく接しています。


ヤバいことに
家の中のドアはカードキーが必要でカノには自由に開閉できないでしょうね。


ラストでカノとリノのベッドに忍び込んでいました。


いきなり最後まではしないと思いますが、
寝ているカノの体を少しずつ触っていくのだと思います。


カノが抵抗しない子だと判断した時は…


カノとリノは一日も早く児童養護施設に戻った方が良さそうです。


そしたら母の虐待は再開すると思いますけど…


カノとリノが幸せになるルートはあるのでしょうか…


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