にこたま 1巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!


1巻には1~6話が収録されています。


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にこたま とは?

出版社:講談社
発売日:2010/1/22
作者 :渡辺ペコ

いい年齢(トシ)だけど大人じゃなくて、仲良しだけど踏み切れなくて……私たち29歳で最後の思春期迎えます。

交際9年・同棲5年の浅尾温子(あっちゃん)と岩城晃平(コーヘー)。

仕事、結婚、子作り、アレコレ……三十路直前に訪れた最後の思春期、ゆらぐゆらめく第三次性徴白書!


にこたま 1話のネタバレ

「たまご」

晃平とアツコは20歳の時から9年間付き合っている。


同棲しており
気心の知れた夫婦のような関係を築いている。


アツコは元々は新聞社に就職していたが、
肌に合わず退職して友人の弁当屋で働いている。


調理と帳簿着けの仕事で、
自分が作った料理を他人が食べるという仕事にやりがいを感じている。


友だちの店長はパソコン作業で事務室に籠り切りになっている。


接客が苦手なため、
レジ打ちなどはバイトの木本という若い男が担当している。


店はそれぞれの役割分担で上手く回っている。





アツコは仕事帰りに友達との花見に参加する。


弁当屋で貰った残り物を持って行くと、
みんな喜ぶ。


みんなアラサーのため自然と話題は結婚のことになる。


友人の一人はニートの彼氏にプロポーズしたという。


その結果
彼氏はマリッジブルーになってしまったという。


昔は荒れていた友人が後から参加する。


その友人は旦那のおかげで、
現在は普通の主婦の姿をして幸せそうな様子。


アツコは晃平と上手くいっているが、
結婚の予定は特にないという。


そんなアツコの様子を友人は
“冷めてるよね~”
という。





アツコが部屋に帰ると晃平は寝ていた。


酔った勢いでのしかかって
“ただいま”
というと
晃平は軽くあしらう。





晃平は苦労して勉強して弁護士になった。


精力的に働いている。


晃平は先輩弁護士のユウコと一緒に仕事をするのが多かった。


ユウコは仕事一筋な人で、
男性の同僚たちに対しては常に
“話しかけるなオーラ”
を出しているような人だった。


その日も
ユウコと晃平は顧客の元を訪れる。


顧客は開発した商品の特許を取りたがっていた。


しかし
守秘義務を徹底していなかったため、
情報が洩れる危険性を示唆する。


顧客は慌てて関係者に連絡を取る。


ひと段落付くと
ユウコは気分悪そうにトイレに入っていく。


晃平はその様子を心配している。





昼休みの時間に
ユウコはオフィスの端っこで机に突っ伏して休んでいた。


晃平はコピーを取るついでに話しかける。


“もしかして妊娠ですか?”
という問いに対して
ユウコは現在体調不良で貴重な時間を休息に使いたいという。


晃平はあと3分で消えると前置きして
“それって俺の子?”
と尋ねる。


ユウコは時間いっぱいになって、
やっと口を開く。


数分だが晃平にとってはとてつもなく長い時間だった。


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にこたま 2話のネタバレ

「甘栗」

ユウコは立ち上がり
“改めて一回ちゃんと話そう”
という。


二人は翌日の夜に話し合うことにする。


晃平はトイレで現実逃避に思考を奔らせる。


自宅のヌイグルミの“ムルタン”が現れて晃平を励ます。


晃平は“あの日”のことを思い出す。


大きな案件をユウコと一緒に担当していて、
うまく片付いたため珍しく飲みに行っていた。


帰り道にユウコは甘栗を買う。


ユウコは何個か食べると
“飽きた”
といって
剥いた甘栗を晃平の口に運ぶ。


その後の一回だけでユウコは妊娠していた。


翌日の夜
晃平はユウコが待っているファミレスに向かう。


死刑台に向かう心境だった。


ユウコは単刀直入に
“妊娠してる、岩城(晃平)くんとの子です”
という。


そして
産む意思があるという。


晃平は青ざめながらユウコの話を聞いている。


ユウコは晃平の援助を一切受けずに、
自分一人の力で責任を持って育てるという。


ユウコは
“何か質問とか言いたいことがあればどうぞ”
という。


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にこたま 3話のネタバレ

「蚕豆」

晃平は念のため
本当に自分の子か?を質問する。


ユウコは間違いないという。


ユウコは検査までして信じて欲しいわけではない様子。


“筋合いとしての報告”
であり相談ではないという。






アツコは弁当屋のメニューの相談を、
店長とバイトとしていた。


バイトの木本はカレーを主張するが、
店長は乗り気ではない様子。


アツコはその場は
“木本くんは今日は帰りに好きなカレー食べて”
といって収める。


帰り道に元同僚の高津に会って飲んでいくことにする。


高津との昔話を楽しむと
高津は結婚が決まったという。


高津は不安そうにして
“いつか浅尾(アツコ)さんと結婚すると思ってた”
という。


アツコは
“ばかだねぇ”
と受け流す。


高津は割と本気でアツコに惹かれていたことを打ち明ける。


アツコは結婚を
“おめでとう”
という。


帰り道
“高津は結婚前に最後に誰かに甘えたかったのだ”
と思う。


“自分が結婚するなら晃平だよなぁ”
と思う。





ユウコは弁護士事務所の所長と改まって話をする。


ユウコは
“夏に事務所を辞めさせていただきたいと思います”
と退職を切り出す。


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にこたま 4話のネタバレ

「うどん」

所長が理由を聞くと
ユウコは妊娠したため里帰りして産むつもりだという。


所長は
“おめでとう”
といって
その相手と結婚するのだと確認する。


ユウコは一人で育てることを伝える。


ユウコの意志の固さを察した所長は
“幸せになってほしい”
というが
“頑なにならずに、もっと素直に人に甘えたり我儘を言える練習をした方がいい”
という。


ユウコは
“よく覚えておきます”
という。


所長は相手の男を詮索はしなかった。


ユウコの仕事は晃平が引き継ぐこととなる。


ほぼ一緒にいしていた仕事のため、
引継ぎはスムーズだった。


ユウコは現場から撤去するため荷物をまとめている。


晃平はそれを手伝いながら
“自分が出来そうなこと”
と思いつく限り話題にする。


ユウコは
“考えなしに単語を思いつきで話すのやめてくれない”
と苛立って見せる。


“ムカムカするのにエネルギー使いたくない”
というので
晃平は大人しく引き下がる。


晃平は責任からストレスと感じ
帯状疱疹と副睾丸炎を併発して寝込んでしまう。


その夜
晃平の母が遊びに来るが、
晃平が寝込んでいるためアツコが相手をする。


アツコと晃平の母は仲が良く一緒に酒を飲んでいた。


母は
“晃平の事よろしくお願いします”
といって帰っていく。


アツコは晃平の母を見送ると、
気分よく部屋に戻る。


晃平が具合悪そうなため、
うどんを作ってあげる。


食卓でアツコが向かい側に座りうどんを持ってきてくれると、
晃平は覚悟を決める。


晃平は
“俺、こどもできた”
という。


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にこたま 5話のネタバレ

「七味」

アツコは軽い冗談で切り返すが、
すぐに
“冗談だよ”
といって一度席を立ち換気扇をつける。


30分ほどすると
アツコは再度席に着く。


空気は張りつめている。


アツコは晃平に話の腰を折ったことを謝り、
続きを話すように促す。


晃平はユウコのことを話しだす。


無意識に敬語を使っていた。


アツコは
“晃平はどうしたいの?”
という問いかけに対し
晃平はうろたえながら
“まだわからない、思わず吐露してしまった”
という。


アツコは
“私に話して共有すれば二人の問題になる、気が楽になった?”
と、
晃平の卑怯な胸の内を指摘する。


アツコは席を立ち
“外に泊まってくる”
という。


晃平が外に行くというが、
アツコは晃平の体調を気遣っていた。


晃平は出ていくアツコを立ち尽くして見送る。


アツコは漫画喫茶に行き、
慎重に読むまんがを選ぶ。


野球漫画を選択して
まんがに集中して気を紛らわせる。


アツコは漫画喫茶から弁当屋に出勤する。


店長はアツコの体調を心配する。


見た目ではなく
おかずの味付けがいつもと異なっていたためだった。


アツコは気持ちの動揺を適当に誤魔化す。




晃平は一人の間
部屋の掃除とアツコの好物の料理をしている。


アツコの帰宅時間に自転車で迎えに行く。


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にこたま 6話のネタバレ

「ラッキョウ」

二人乗りで部屋まで帰る。


晃平はアツコのご機嫌を取ろうとイロイロしている。


アツコは晃平の料理を
“おいしい”
と言って食べるが、
唐辛子を噛んで泣きだしてしまう。


アツコが牛乳を取りに行くというので、
晃平が行こうとする。


アツコは
“自分で行く”
というので晃平がアツコの腕を掴むと
アツコは
“さわんないで”
という。


アツコは手を離さない晃平を殴りつける。


それでも離さないので
蹴りを入れると小指を痛めてうずくまって泣きだす。


晃平はアツコを担いでソファに連れていく。


アツコは
“晃平のせいだ”
というので晃平も
“うん”
という。


ソファに座ると
アツコは晃平の過去の失敗話をして
“こどもなんておこがましいんだよ!”
という。


晃平はアツコに対する気持ちは変わらず、
これからも一緒にいたいという。


アツコの方から誘って二人は抱き合うが、
晃平は
“つけないと…”
という。





翌日
晃平は仕事をサボってスーツのまま海を見に行く。


ユウコから電話がかかってくる。


仕事の後に会って話をすることになる。






アツコは仕事場でトラブルに巻き込まれるが、
バイトの木本が上手く客の機嫌を取り場は収まる。


アツコは安心するが、
仕事中に厨房でうずくまってしまう。


木本が
“大丈夫ですか?”
と心配するが
アツコは
“大丈夫じゃないかも”
という。


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にこたま 1巻の感想

高校生レベルかよ…


晃平には呆れますね。


おそらくユウコは確信犯なのだと思います。


ユウコは晃平と一緒に仕事をしているうちに、
晃平のことを気に入って狙っていたのかもしれません。


これもある意味パワハラですよね…


あの状況では断るのは中々難しいと思います。


同じ職場で働いているため、
あそこで断って恥をかかせたらその後に嫌がらせを受ける可能性もあります。


晃平の立場からはいくらでも言訳できると思いますが、
そんなことはユウコには関係ないでしょうね…


晃平もユウコの心情を理解して、
下手な弁解はしていない様子です。


おそらくコレは作者の性別が女性だからでしょう。


男性作者だったら
晃平にその日の状況を詳細に説明させ
“自分は悪くない”
というように持って行くと思います。


理屈を優先させる男性ならそうするでしょう。


しかし
女性目線だとそうではないのだと思います。


感情を優先させる女性目線だと
“パートナーの私よりも先に浮気相手が妊娠した!?”
ということが重要で
経緯はあまり重要ではないのでしょうね…





晃平とユウコの話し合いは、
既に終わったように思いましたがまだ何かあるようです。


晃平は何を言うつもりなのか楽しみです。


下手なことを言ったら
またユウコを怒らせてしまうと思います。


迷惑料として金を渡したりしたら、
ユウコは激怒するかもしれません。


晃平が何を用意しているのか大注目です。


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