コタローは一人暮らし のネタバレ！

コタローは一人暮らし 1巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します！


1巻には1～16話が収録されています。


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コタローは一人暮らし とは？

出版社：小学館
発売日：2015/12/28
作者　：津村マミ

「アパートの清水」に突如、コタローという4歳の少年が引っ越してきた。

なんと彼は一人暮らし…！

しかしながら妙に生活力があり、むしろアパートのちょっと駄目な隣人の大人たちよりも余程しっかりしていて！？

そんなコタローのちょっとずつ明らかになる過去に、皆が心を震わせていく…

笑って泣けるアパートメントコメディーの開劇！！

コタローは一人暮らし 1話のネタバレ

「コタローで候」

コタローは荷物をもって一人で
“アパートの清水”
に引っ越してくる。


部屋は全部で６つだった。


自分以外の部屋に引っ越しの挨拶をするため、
お土産が５つ必要だと認識する。


スーパーに行って箱のティッシュを購入すると、
側にあったおもちゃの剣を気に入りついでに購入する。


箱のティッシュはちょうど５個あったため、
それぞれの部屋に配りに行く。


その際に自分の部屋に
“さとうコタロー”
という手作りの標識をつける。


コタローは２階の角部屋だった。


隣の部屋の狩野にティッシュを持って挨拶に行く。


コタローは丁寧に
“とのさまことば”
で挨拶をして、
狩野と軽い雑談を交わす。


コタローが
“ひとりで部屋を借りている”
というのを聞いて
狩野は
“なんて言った…？”
と状況をよく理解できない様子。


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コタローは一人暮らし 2話のネタバレ

「せんとうモード」

コタローは部屋を見渡すが風呂が無かった。


狩野に
“お風呂がみあたらぬ”
と相談に行くと
狩野は風呂無しアパートだが、
近所に銭湯があることを教える。


コタローに銭湯までの地図をあげると、
コタローは
“かたじけない”
と頭を下げて一人でお風呂セットを持って歩きだす。


狩野が部屋でテレビを見ていると、
小さい子供が変質者に襲われるニュースがやっていた。


狩野はコタローが心配になり、
一緒に銭湯に行くことにする。


コタローがシャンプーが目に入って助けを求めたため、
狩野は頭を洗ってあげる。


コタローは
“かたじけない”
とちゃんとお礼を言う。


“頭を洗ってもらうのは、ひさびさぞ”
といって嬉しそうにしている。


銭湯の帰り道
狩野はコタローの親について聞いてみる。


コタローは
“…いたが、おらぬ。”
とこたえるので
あまり深く聞かないようにする。


狩野も小さいときに両親が事故で死んだことを告げると
コタローは
“それはさびしいな”
という。


狩野はコタローの喋り方を尋ねると、
“とのさまご”
といってコタローの中で流行っているのだという。


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コタローは一人暮らし 3話のネタバレ

「認知騒動」

コタローは狩野が夜に部屋にいることを確認する。


コタローの部屋にはまだテレビが届いておらず、
深夜にみたいアニメがあったからだった。


狩野が夜部屋にいることを聞いて安心して外出しようとする。


狩野は保護者がわりについていく。


道中で同じアパートの住民の美月と挨拶をする。


狩野は美月と初対面だった。


美月は
“顔がそっくりだから親子なのかと思った”
という。


狩野は31歳で
コタローは4歳だった。


スーパーに行くと
二人は親子に間違われる。


狩野はコタローが自分の息子ではないかと思い、
当時の付き合っていた女性のことを思い出す。


それを察してかコタローが
“わらわの父とお主は全く似ておらぬ”
というと
狩野は安心する。


帰り道に狩野は
“コタローが自分の子ではないのは、自分にとってはよかったが、コタローにとっては寂しいのでは？”
と先日のコタローの発言を思い出す。


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コタローは一人暮らし 4話のネタバレ

「朝帰りのオンナに」

美月は売れっ子のキャバ嬢をしている。


その月の成績も上位だった。


ダメ男に金を貢いでおり
自分でも“ダメな女”という自覚があった。


翌朝
コタローと狩野はゴミ出しで同じタイミングで部屋から出てくる。


美月の部屋はドアが開けっぱなしだった。


中を見ると
美月が玄関で酔いつぶれて寝ていた。


玄関には大量のビールの空き缶が転がっている。


コタローは
“こんなところで寝ては風邪をひく”
と美月を起こす。


美月はまだ酔いがさめていない様子。


コタローはコンビニに買い物に行くという。


狩野はコタローについていくが
コタローが走るためやっとのことでついていく。


コタローは冷凍のペットボトルのお茶を買ってきて、
美月に渡す。


美月は喜んで受け取ると、
コタローは
“タオルか布を撒いて目を冷やすのだ”
という。


美月が泣いていたことに気付き、
眼が腫れないようにするためしっかり冷やすように注意する。


美月は酔っていたため泣いていた自覚がないが、
いう通りにする。


コタローは
“泣いても、わらわはお主のことを嫌ったりせぬ”
といって部屋に戻っていく。


狩野がコタローの知識と観察眼を尋ねると、
コタローは
“大人の泣いてる姿をよく目の当たりにした”
という。


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コタローは一人暮らし 5話のネタバレ

「古い絵の漫画家」

コタローはアパートの廊下の掃除をしている。


ハトの糞で汚れていたためだった。


ちょうどハトがいたため追い払おうとするが転んで膝を怪我してしまう。


コタローは自分の部屋にあった救急箱で応急処置を行う。





狩野は部屋で漫画の編集者からダメ出しをされていた。


編集者は
“話はいいが画が古い”
という。


編集者が帰った後に狩野は少しショックを受ける。


コーヒーを飲もうとするが、
腰を痛めてしまう。


コタローが狩野の部屋のチャイムを鳴らすため、
狩野は苦しそうな体勢のままドアを開ける。


コタローは誇らしげに手当てした両膝を見せつける。


コタローは
“どうだ”
というので
狩野は
“ほめてほしいとか？”
と聞くと
“みなまで言うな。照れるであろう。デリカシーとやらを知っておるか”
という。


狩野は呆れ気味に対応するが、
コタローには両親がいない事を思い出しコタローを部屋に入れる。


コタローに自分の腰にシップを貼ってもらう。


“ついでに”
といってマジックでコタローの両膝の絆創膏に、
コタローが好きなアニメキャラのとのさまんとコタローの似顔絵を描いてあげる。


コタローは嬉しそうにほほ笑み
“なかなかやるな…”
という。


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コタローは一人暮らし 6話のネタバレ

「嘘か誠か？」

田丸は離婚している。


妻に子供との面会を拒否されて荒れている。


田丸はコタローの部屋のチャイムを何度も押す。


その様子を
コタローは狩野の部屋から狩野と一緒に見ている。


田丸がコタローに気付いて近づいてきて、
コタローを抱きしめ
“コタローきゅん。遊びに来ちゃった”
といって頬ずりをする。


コタローは嫌がって引き剥がそうとする。


田丸は強引にコタローを自分の部屋に連れていくため、
狩野は心配になり付いていく。


田丸は息子にあげることができなかった、
とのさまんのぬいぐるみをコタローにあげようとする。


コタローはおもちゃの剣を構えたまま、
警戒しながらぬいぐるみを受け取る。


田丸の話からぬいぐるみはコタローのためではなく、
息子のために買ったものだと明らかになる。


コタローは
“わらわは、お主の子供の代わりか？”
といってぬいぐるみを置いて
“ウソのものなど…うれしくない”
といって帰っていく。


田丸は
“そうだよな、悪かった”
といって自分の行いを恥じている。


部屋に戻りながら
コタローは狩野に
“おぬしが絆創膏に書いてくれた絵もウソであろうか？”
というと
狩野は
“お前のために結構な心を込めて描いたんだけど”
という。


コタローは照れて自分の部屋に駆け足で入っていく。


コタローは部屋で嬉しそうにとのさまんの主題歌を歌っている。


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コタローは一人暮らし 7話のネタバレ

「とのさまんの特別」

一週間前に
狩野は自分の部屋でコタローと一緒にとのさまんを観ていた。


コタローはとのさまんの台詞を、
自分で声に出してなぞりながらみている。


狩野はとのさまんを
“めちゃくちゃつまんねぇ…”
と思っていた。


狩野はコタローの
“殿様語”
はとのさまんから来ているのだと知る。






一緒に銭湯に行った際に
とのさまんの面白い箇所を尋ねる。


コタローは
“話はたいしておもしろくないぞよ”
という。


“とのさまんはわらわにとって「特別」”
という。


狩野は自分が小さいころは
親に夜遅くまでテレビを見せてもらえなかったという。


銭湯の洗い場で
“まだ帰りたくない”
と父親をこまらせている小さい子供がいた。


コタローは歩み寄っていき
“少年。側にいてくれるものがいるではないか。悲しむことは無かろう”
という。


泣いていた子はその言葉の意味を分かっていないが泣き止んでいた。


コタローは狩野に
“あの少年は大丈夫、夜中にテレビの助けは必要ない”
という。


コタローは服を着ながら
“今のわらわにテレビの助けは必要ない、立派な大人だからな”
というが
ロングTシャツは後前だった。


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コタローは一人暮らし 8話のネタバレ

「とのさまんの“最後”」

その日はとのさまんが最終回だった。


田丸は狩野の部屋を訪れ
“とのさまん最終回だけどどうする？”
と相談に来る。


コタローはアパートの前で
“ひとり１かい10えん”
という紙を書いて座っている。


通りかかったカップルが面白がってコタローに声をかける。


コタローはとのさまんのモノマネをして見せる。


女性は笑って喜んでいるが、
男性は無表情だった。


二人は10円を払おうとするが、
コタローが女性に
“受け取るがよい。10円だ”
といって10円を渡す。


男性には
“おぬしにはやらぬ”
という。


コタローはその後もとのさまんのモノマネをして、
笑ってくれた人には10円を渡している。


コタローは母の笑顔を思い出す。


コタローがとのさまんのモノマネをしているのを見た母は、
コタローに優しい笑顔を見せていた。


コタローは笑顔を見せてくれた通行人に対して
“10円では足りぬな”
と思う。


とのさまんの放送直前に
狩野と田丸はコタローの部屋を訪れて一緒に見ることにする。


とのさまんが発言すると
コタローはいつも通りセリフをなぞるが、
狩野と田丸も一緒になってセリフをなぞる。


狩野が照れているため田丸は
“もっと真剣にやれ”
と注意する。


コタローは楽しそうに笑っている。


とのさまんが終わると二人は帰っていく。


帰り際に狩野は
“とのさまんが終わったけど大丈夫か？”
というと
コタローは
“今のわらわに、テレビの助けなど必要ないのだ”
という。


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コタローは一人暮らし 9話のネタバレ

「家族のために」

風船を配っている男は
コタローの視線に気付いている。


“自分から声をかけるべきか？”
と悩んでいると
コタローが
“おぬし大丈夫か？”
と声をかけてくる。


コタローは
“そんなにいっぱい持って飛ばされはしないか？”
と心配している。


男は
“大丈夫だよ”
といって風船をあげるという。


コタローは赤と青を欲しがるが
男は
“ごめん、一人一個なんだ”
というと赤色を選択して帰っていく。


コタローは風船を家に置いてから、
帽子をかぶってまた風船を貰いに行く。


男はコタローの変装を当然見抜いていたが、
もう一つあげることにする。


コタローは青色の風船を貰い帰っていく。


20分後
コタローはサングラスをつけて風船を貰いに来る。


男は特に突っ込まずに
“何色がいい？”
というとピンク色がいいという。


20分後
コタローは猪木のモノマネをして現れる。


男は
“さっきは母親用だったから今度はおそらく…”
と思っていると
コタローは
“父に水色を”
というので風船をあげる。


男は一人で風船を貰いに来るコタローを気にかけていた。


側に親や兄弟がいる様子もなかった。


コタローはアパートに戻ると
狩野に頼り風船に似顔絵を描いてもらう。


似顔絵を描いてもらった後に、
自分でさらに文字を追記していた。


コタローは４つの風船を自分の背中に括り付け、
公園で一人で遊んでいる。


風船を配っていた男はコタローを見かける。


よく見ると風船には似顔絵と一緒に
おかあさん、おとうさん、いもうと、おとうと
と書かれていた。


コタローは風船をつけたまま
一人でブランコに乗ったりシーソーをしたり遊んでいる。


男はしばらくコタローを見守っていた。


“あの風船が、少しでも長持ちしますように”
と男は祈って帰っていく。


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コタローは一人暮らし 10話のネタバレ

「フロ騒動」

コタローは狩野と銭湯に向かう。


コタローは
“毎日入ることが重要”
といっているが
銭湯が故障してしまい数日間風呂に入れなくなる。


翌日
ゴミ置き場でコタローと狩野は会うが、
コタローが挙動不審だった。


その後も
狩野と極端に距離を置こうとしている。


コタローは
“お風呂に入っておらぬ、汚れているのだ”
というが
狩野はあまり気にしていない様子。


それを見ていた美月は狩野に
“もう少し考えてから発言した方がいい”
という。


美月はコタローが以前に風呂に入らない時があって、
それで嫌な思いをしたことがあるのだと予想する。


美月はコタローにシャワーを貸そうと声をかけに行くと、
コタローは自分の部屋の台所をお風呂代わりにして体を洗っていた。


コタローは
“苦肉の策”
といって
“これなら奇麗になる、お隣さんにも嫌われずにすむ”
と安心している。


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コタローは一人暮らし 11話のネタバレ

「“晴れの日”の面々」

コタローは一人で幼稚園の入園式に行く。


受付の先生は困惑するが、
コタローは問題ないと言って席に座る。


その日の朝のコタローが出かける前に、
狩野はいつも通りついていこうとするとコタローは頑なに断っていた。


コタロー以外の園児の横には保護者が座っている。





コタローが外出中のため、
美月と田丸はコタローの行き先を狩野に訪ねてくる。


狩野は知らないというが、
アパートの前を通る園児がコタローと同じ帽子を被っているのに気づく。




コタローは一人で座っていると、
側に座っている子供に
“なんで一人なの？”
と尋ねられる。


コタローは
“親は忍者で隠れみの術で姿を見せていない”
というと
子供は
“すげーな”
と感心する。





狩野たちは走って幼稚園に行く。


受付の先生はコタローの保護者だと思い中に入れる。


受付の先生は
“父”
が二人（狩野と田丸）いたため
“複雑な家庭”
と思う。


狩野はコタローの隣に座り
“遠慮なんて子供には早い”
という。


美月と田丸もコタローの側にやってくる。


コタローは照れながら
“バッジがうまつくけられぬ、誰かつけてくれぬか？”
という。


隣の子供が狩野に
“忍者の弟子にしてください”
というが狩野は何のことだかわからない。


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コタローは一人暮らし 12話のネタバレ

「クマ！」

コタローは怖い夢を見て寝付けなかった。


狩野はコタローの目のクマを見て尋ねると、
コタローは
“内職”
とこたえる。


美月はコタローの表情を見て事情を察して、
一緒に寝ようという。


その夜もコタローは寝付けなかったが、
“温かかった”
という。


コタローが美月が
“いい匂いがした、あの香りを思い出せばいい夢を見れる”
というのを聞いて
狩野は納得する。


翌朝
コタローは狩野に
“美月どのがわらわをいやらしく挑発するという、とてもいい夢をみた”
という。


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コタローは一人暮らし 13話のネタバレ

「コンビニ弁当からの」

コタローの幼稚園は毎週水曜日はお弁当の日だった。


コタローは朝早くコンビニに行き、
勝った弁当を自分の弁当箱に詰める。


お昼時になるとみんなで弁当を食べる。


みんなはキャラ弁だが
コタローのだけ普通だった。


コタローが
“忍者弁当”
というとほかの子は羨ましがる。


コタローは翌週の水曜日
コンビニ弁当を詰める際にキャラ弁にする。


余った食材は
コンビニの店員が保管してくれるという。


コタローの弁当を見た子供たちは、
いい出来に関心する。


帰り道に
他の子供が母親に
“お弁当美味しかった”
というのを見る。


翌週の水曜日
コタローはコンビニで客に
“キャラ弁を作るのを手伝ってほしい”
と頼む。


店員は
“先週は一人で作れたのに”
と疑問を感じていた。


コタローは数人にアドバイスをもらいキャラ弁を作る。


一人で作るよりも明らかに出来は悪かったが、
コタローは満足そうな表情をしている。


帰り道
コタローはコンビニでアドバイスをくれた客を待っていた。


店員が何をしているのかを聞くと、
コタローは
“アイデアをくれた者たちに御馳走様を伝えに来た”
という。


店員は微笑んで
“みんな早く来るといいね”
という。


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コタローは一人暮らし 14話のネタバレ

「おでかけの理由」

コタローの幼稚園の迎えは狩野がしてあげていた。


狩野が仕事で編集者に会いに行くというので、
コタローも強引に付き添う。


狩野は編集にコタローのことを説明する。


編集がいつも通り狩野に駄目だしをすると、
コタローは編集に喰ってかかる。


狩野はコタローを慌てて制止して、
トイレに立つ。


コタローは編集者に
“願わくば、狩野どのを虐めないでほしい”
という。


しかし話を聞いていると、
編集者は狩野に期待しているが故のダメ出しだと気付く。


コタローは安心する。


帰り道に狩野はついてきた理由を尋ねると、
コタローは
“いつものお返し”
という。


次の狩野の編集との打ち合わせにもコタローは同行する。


コタローは編集と一緒になって狩野に駄目だしをする。


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コタローは一人暮らし 15話のネタバレ

「写真に注意」

コタロー、狩野、美月は３人で公園に来ている。


記念写真を撮ろうとすると、
コタローが極端に嫌がるため狩野と美月はコタローを捕まえようとしている。


狩野は体力切れで諦めるが、
美月はコタローを追いかけている。


狩野はせっかくなので
コタローと美月をスケッチする。


一枚だけ美月とコタローが一緒に映った写真がとれた。


コタローは後ろ姿だったため、
コタローは
“後ろ姿ならよいであろう”
という。


狩野が写真を嫌がる理由を尋ねると、
コタローは
“写真を撮られるのが苦手なのである”
という。


理由は二人には言わなかったが、
コタローには写真に対する嫌な思い出があった。


児童養護施設にいたころに、
施設のホームページに掲載された集合写真にコタローは写っていた。


それを発見した父親が、
施設に
“あいつの親だぞ、早く出せ”
と怒鳴り込んできたのだった。


コタローは怯えて隠れていたが、
関係ない子も怯えて泣いていた。


“写真には気をつけねばならない”
とコタローは用心するようになる。


“どんなに楽しいキオクであっても”
と狩野と美月と公園にいったことを思い出し、
少し寂しそうにしている。


翌日
狩野は
“ついでにやる”
といって
美月とコタローを描いたスケッチをコタローにあげる。


コタローは
“よいな”
と受け取り
“色をつけてもらえぬか”
と狩野に依頼する。


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コタローは一人暮らし 16話のネタバレ

「手土産をどうぞ」

弁護士の事務所では
小林が先輩から新しい仕事を割り振られていた。


内容は
“そこの住所に住む住人に毎週お金を届ける”
というもので小林は困惑する。


先輩から非常に重要な仕事であると説明を受けて、
覚悟をしてコタローの部屋の前で深呼吸をする。


小林がコタローの部屋のチャイムを鳴らし中に入ると、
コタローは全力で歓迎する。


小林は先輩の指示通り、
コタローのテンションに合わせる。


コタローにお金を渡すと
コタローはお返しにお土産を出してくる。


コタローは
“このお金はどこからやってきたものなのだ？”
と尋ねるため
小林は先輩に言われたことを思い出す。





先輩の話によると
その金はコタローの母親の保険金なのだという。


小林はコタローの母が既に死亡していることを察する。


小林は先輩に言われた通り
“優しい人からの寄付”
という。


コタローは
“前の担当どのも同じことを言っていた”
といって、
その“優しい人”とはあえないことを承知している様子。


コタローは
“ゆえに、わらわは担当どのに優しくするのだ”
という。


そうすることによって
自分の気持ちが“優しい人”にも伝わると思っているという。


小林は
“なるほど”
といってお土産を持って帰っていく。


先輩が迎えに来ていた。


小林は
“この仕事は気持ちがしんどい”
という。


土産の中にはお菓子の外に、
コタローの日記が入っていた。


日記にはその日の
身長、体重、足のサイズが
毎日記入されていた。


コタローがどこまで知っているのか、
どんな意図で日記を渡すのか小林たちはわからずにいる。


小林は
“この仕事必ずやり遂げて見せる”
という。


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コタローは一人暮らし 1巻の感想

気軽に読めるファンタジーなギャグじゃなかった…


“小さい子供が一人暮らしをするあり得ないシチュエーションのコメディー”
には変わりがないのですが、
コタローの背景にはかなり深い闇があるようです。


一人暮らしをしているのも
“児童養護施設にいたら父親に見つかったときに他の子供を怖がらせてしまう”
という配慮なのだと思います。


父親の様子を見るとオートロック付きのマンションのがよさそうですが、
それだと他の住民の生活レベルを上げなくてはいけないので物語として難しいのかもしれません。


主要登場人物の売れない漫画家の狩野がオートック付きマンションに住んでいたらおかしいですよね…






非常によくできていて切ないと思ったのは、
11話の風船の話でした。


風船を配っていた男は、
コタローの変装を見抜きつつも風船を何個もあげます。


公園で一人で遊んでいるコタローを見て、
ショックを受けて呆然としてしまいます。


コタローは
“テレビの助けは必要ない”
といっていましたが、
やはり家族がいないのは寂しいようですね。


このシーンでナルトのサソリを思い出しました。


サソリは傀儡の術の達人で、
子供のころに父と母の人形を作って遊んでいました。


どんなにしっかりした子でも、
小さい頃は親の愛情を求めるのかもしれません。


“普通に両親がいる家庭”
で育った人には理解するのが難しいゴッコ遊びですね。







今のところアパートの住民はコタロー以外では３人出ています。


６部屋のためあとは２人です。


今のメンツでも充分話は広がっているので、
まだまだストックとして取っておくのかもしれません。


一気に出してしまったらキャラが立たなかったり、
話にうまく適合できない危険性があります。


後の２人はじっくりと待ちたいです。


コタローのアパートでの生活ができるだけ長く続くように
“優しい人の寄付（母親の保険金）”
が沢山あることを祈る限りです。


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