コインロッカー・ベイビー 昭和子ども虐待事件 について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!


以下の短編が収録されています
・ママとぼくだけの家
・コインロッカー・ベイビー
・舵子、荒波をゆく
・わかれっぱ 東北の身売り哀史


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コインロッカー・ベイビー 昭和子ども虐待事件 とは?

出版社:ぶんか社
発売日:2017/4/20
作者 :天ヶ江 ルチカ

「ぼくがママを守るから!」出生届も出されないまま、育児放棄をされる息子。

それでも、息子は母を慕い続ける。

私生児出産、殺害を繰り返す鬼畜母のため、ついに幼い子どもは「ママを守るため」泣きわめく妹の首に手をかけた――!(「ママとぼくだけの家」) 054番のコインロッカーから響く、赤ん坊の泣き声。

子どもを産めない女が導かれ、捨てられた命と出逢う! 暗闇に脅える幼子に、ついに女は母親さがしを決意するが……?(「コインロッカー・ベイビー」) 家族にご飯を食べさせるため、娘は女中という名の妾として売られた。

まだ恋もしらない娘は、ただ跡取りを産むための道具として生かされ、殺されようとしていた――。

昭和初期、東北の寒村の娘たちを襲う涙の決断!(「わかれっぱ 東北身売り哀史」)ほか、1作品を収録!


ママとぼくだけの家 のネタバレ

「実在事件“巣鴨子供置き去り事件”」

昭和55年、東京 巣鴨


小学校に入る年齢の直と母親はアパートで暮らすことになる。


父がいなくなってしまったためだった。


隣の高梨は愛想よく挨拶するが、
母は近所づきあいを嫌って不愛想にする。


母は引っ越し業者の男とすぐに付き合いだす。


母は若かったため
男は直のことは親戚の子だと思っていた。


直は母想いで、
母が父を思い出して泣いていると元気づけていた。


母が男と会いに行くときは
直は留守番してテレビを見ていた。


直は小学校に行く時期になったが、
母は
“父が出生届を出していないから行く必要がない”
という。


母は男にバツイチ子持ちであることを打ち明けると、
男は
“勘弁してくれ、騙された”
という。


直は留守番中にカップ麺を食べようとしてお湯を沸かす。


謝ってお湯を手に被り火傷してしまう。


隣の高梨が助けに来てくれて病院に行く。


母は直を病院に迎えに行くが、
直を頭ごなしにしかりつける。


直の保険証はないため現金で払う。


帰り道に母は直に
“大っ嫌い、二度と私を困らせることしないで”
という。


母は男の子を妊娠してそれを男に伝えるが、
男は
“俺の子かどうかわからない”
といって行ってしまう。


母は自宅の浴室で出産する。


女の子が生まれてアラレと名付けられる。


アラレがまだ小さいときは母は家にいて面倒を見ていた。


しかし
アラレが立ち上がれるくらいになると、
母は男探しに夜遅くまで出歩くことになる。


アラレの面倒は直が見ることになるが、
アラレは泣きやまない。


直は一人で弁当を買いに行って過ごしていた。


高梨は直に声をかけるが
直は母から近所付き合いを制限されていたため無視をする。


高梨は母が帰ってくると心配で声をかけるが、
母は取り合わない。


民生委員がやってきて
“子供がひとりで暮らしていると通報があった”
といういが
母は上手い事をいって誤魔化す。


母は捕まえた男に逃げられて意気消沈していた。


妊娠してお腹が大きくなり
また浴室で出産する。


母は
“これ以上いらない”
といって
産まれたばかりの赤ん坊を水の中に沈めて殺す。


母は子供を容器に入れてガムテープで厳重に蓋をして、
押し入れの奥の方に入れる。


直はその様子を見ていた。


母は
“仕方ないのよ”
という。


母はまた男探しで家に帰らなくなる。


直はアラレの面倒を一生懸命に見るが、
アラレがいう事を聞いてくれない。


いう事を聞かないアラレに逆上して、
直はアラレに馬乗りになり首を絞める。


アラレは苦しそうな表情をする。


民生委員がちょうど訪れて
“何やってるの!?”
というと
直は正気に戻る。


アラレはかろうじて生きていた。


直は母との楽しかった思い出を思い出し
“ごめんなさい、ママ”
と泣きだす。


その後
直は養護施設に入り母は警察に捕まる。


アラレとも離れ離れになる。


直は学校に通えるようになるが、
家族はバラバラになってしまう。


直は
“早くママに会いたい
 ママを守るのは僕だけだから”
と思う。


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コインロッカー・ベイビー のネタバレ

昭和48年、仙台駅の深夜1時


礼子は妊娠できない身体であることが判明し、
婚約者と別れることになり気を落としていた。


礼子はコインロッカーの前にいる不審な女性を見かける。


女性は口元に特徴的な大きなホクロがあった。


女性はゴミ箱に手提げバッグを捨てて走って逃げていく。


礼子は赤ちゃんの泣き声に気付く。


泣き声はコインロッカーからだった。


慌ててホクロの女性が捨てたバッグを調べると鍵と哺乳瓶が出てくる。


コインロッカーを開けると生まれて間もない赤ちゃんが出てくる。


赤ちゃんは礼子に抱かれると泣き止んで笑顔を見せる。


礼子は交番に行くが警官は出払っていた。


礼子は自分に子供ができないことを思い、
赤ちゃんを連れて誰も知らない場所で暮らそうと思う。


3年後
東京で礼子は“息子”の誠一と暮らしていた。


誠一は元気に育っているが
保育園で一日中笑わないのだという。


礼子の前では笑顔を見せていた。


夜になり寝ようとすると
誠一は赤ちゃんの時コインロッカーに置き去りにされた記憶がフラッシュバックしてパニックになる。


公園で遊んでいるときも
誠一は他の子のおもちゃを砂場に埋める遊びをする。


礼子は他の子の母親たちに謝り慌てて帰る。


礼子は
“誠一は悪くない”
と怒ったりはしなかった。


礼子は
“誠一にとっての幸せ”
と考えて実の母に会ってみることにする。


ホクロの女性が捨てたバッグを取っておいたため、
それを手掛かりにして仙台に訪れる。


手掛かりを頼りに調査していると
ホクロの女性を発見する。


ホクロの女性は高級車に乗っており、
夫は市議選に出馬している様子。


誠一と同い年くらいの子供がおり、
豪邸に入っていく。


女性は弘子という名で、
市長の娘だということが判明する。


礼子は弘子に駆け寄り
“コインロッカーのことで話がある”
と耳打ちする。


弘子は誠一を見つめて場所を変えて話すことにする。


礼子が誠一を勝手に連れて行って育てたことを謝罪すると、
弘子は
“別件で銀行で下してあってよかった”
と大量の札束を礼子に渡す。


弘子は
“夫が市長選にでる大事な時期”
と礼子たちに関わりたくない様子。


弘子は
“あなたが拾ったんっでしょ、あなたにあげる”
と冷たく言い放つ。


礼子は泣きながら
“あなたそれでも母親なの”
というと
誠一が弘子に対して
“僕のママを泣かすな”
と責め立てる。


弘子は
“その子のママはあなた
 それでいいじゃない”
といって帰っていく。


礼子は誠一に
“もう二度と会わない人”
という。


礼子は一生
誠一の母であるという決意を固める。


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舵子、荒波をゆく のネタバレ

昭和20年
敗戦直後の広島の呉市


マサキは天涯孤独となっていた。


大人に荷物を強奪されてしまうが
それを見ていたミツルが取り返してくれる。


ミツルとマサキは仲良くなり
一緒にマサキの米と野菜を食べる。


大人がミツルを殴りに来るが
ミツルは大人を殴り返して二人で逃げる。


一部始終を見ていた漁師がミツルを気に入り
“うちで働かないか?”
と持ち掛ける。


マサキは
“いい話じゃないか”
というが
ミツルは
“マサキと一緒なら”
という。


漁師はひ弱そうなマサキは無理というが、
ミツルは説得する。


船に乗って漁師が住んでいる島に行くことになる。


瀬戸内海の島の情島では
漁師の風習として
“舵子”
というものがあった。


貧しい子供を買い取ったりして
漁の手伝いをさせていた。



汚い納屋に案内されるが
二人は久々に屋根と壁のある場所で寝れるようになる。


舵子の扱いは酷いもので、
最低限の食事しか与えられなかった。


すぐに仕事になると
ミツルは仕事をすぐに覚える。


マサキは使い物にならなかった。


マサキは竿を折ってしまい晩飯を抜かれる。


ミツルは干した魚を盗んでくるが、
マサキは
“泥棒じゃないか”
とミツルを咎めて魚を返してくる。


飯を抜かれたマサキに
ミツルは自分の分の飯を
“盗んでない、俺の分の朝飯だ”
と与える。


マサキはミツルに泣きながら感謝する。


ミツルのアドバイスもあり
マサキは舵子としての仕事をこなせるようになっていく。


風が強い日に漁が休みとなる。


二人は島を探検する。


学校に行くと
ミツルは興味なさそうにするがマサキは授業を見ようとする。


ある日
マサキは体調を崩して寝込んでしまう。


ミツルはマサキの分も働く。


ミツルは学校に侵入して教科書を盗み出しマサキに
“お見舞い”
といって渡す。


マサキは
“他人の物を盗んだらダメっていったじゃないか”
と怒って返しに行く。


マサキは教科書を返しに行く途中で力尽きて死んでしまう。


ミツルはマサキの死に責任を感じて悲しんでいた。


“どうしてマサキが、何も悪いことしてないのに”
と嘆くミツル。


ミツルはマサキの本で勉強して、
マサキと自分の二人分生きることを決意する。


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わかれっぱ 東北の身売り哀史 のネタバレ

昭和9年 東北地方


栄は奉公先の迎えを家族とともに待っていた。


弟と妹は姉の栄のおかげでお金がもらえることを喜んでいる。


弟と妹は栄がどんな仕事をするのかわかっていない。


母のセツは悲痛な表情で待っている。


迎えが来るとセツは栄に
“母ちゃんを憎むんだ、憎み続ければ生きられる”
といって送り出す。


セツは
“すまねぇ”
と泣いて
弟と妹も心配そうな表情をしている。


セツは10年数年前の16歳だったころの事を思い出す。


セツは不作続きの農家に生まれて、
奉公先に売られていった。


奉公先には正妻がいたが
正妻は子を産めなかった。


セツは男の子を生むために買われたのだった。


正妻が本家で夫が婿養子なため、
セツが夫の子を産んだら血は途絶えることになる。


セツが男の子を産んだらセツは乳母となり、
その子は正妻の子となる。


セツはすぐに子作りをさせられる。


セツは田舎の家族のために必死で耐えていた。


近所の住民たちは全てを把握している様子で
“前の子は3年もいてうまくいかなかった、頑張れよ”
といっている。


セツは妊娠するが女の子だった。


仕方なくそのばで間引かれる。


セツは泣いて懇願するが
“跡継ぎを産むために買った”
と言われて相手にされない。


セツは
“ここは地獄だ”
と思う。


次の子供は男の子だった。


正妻の子として扱われ、
セツは乳母になるが自分の子の世話をして満足していた。


正妻は子供を抱こうとするが、
セツに懐いていてうまくいかない。


正妻はセツと子供を呼び出して散歩に誘う。


崖まで行くと
正妻は危険な場所に生えている桜が欲しいという。


セツは子供を正妻に預けて取りに行くと、
正妻に突き落とされてしまう。


正妻は満足そうな顔をして
子供を連れて帰っていく。


セツは川に落下するが
骨折しただけで命に別状はなかった。


その時助けたのが現在の夫だった。


セツは
“売られた先はどこであろうと地獄”
と栄の身を案じて泣いている。


セツは軍服を着た男が栄を連れてくるのを発見する。


慌てて事情を聞きに行くと
汽車に乗る寸前に救世軍に助けられたという。


栄は戻ってきて申し訳なさそうにしているが、
セツは泣いて喜ぶ。


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コインロッカー・ベイビー 昭和子ども虐待事件 の感想

「ママとぼくだけの家」はかなり切ない話ですね。


最近では“ちいさいひと”などの漫画が人気なのでこの手の話は慣れていると思っていましたが、
やはり辛いです。


こういった話で共通しているのは、
子供は親を庇うというところです。


私は大人の視点で読んでいるので
“とんでもないクソ親だ!”
と怒りに震えるのですが、
子供の視点だと親を庇って
“親の言う通りできなかった”
と自分を責めてしまうのだそうです。


直もそのようですね。


直は小学校入学する年齢なので、
作中では6~10歳くらいでしょうか…


そんな年齢の子供が
よちよち歩きの小さい子の面倒みるなんて絶対無理ですよね。


直が火傷した時も母親は直の戸籍が無いことがバレるのを懸念するのみで、
直の怪我を一切心配していません。


こんな女だから夫も逃げてしまったのかもしれませんね。


母親はもうどうしようもないクズですが、
心配なのは直とアラレが大人になったときです。


直は仕方なかったとはいえ、
アラレに殺意を抱き殺害しかけています。


これから児童養護施設で育つのですが、
直の年齢からいって里親が付くのは難しいでしょうね。


しかし
もっとヤバいのはアラレです。


直は母に優しくしてもらった(母はその気はないかもしれませんが)記憶があります。


“実の親との記憶”
は直が今後の人生で健全に生きるのに大きな力になると思います。


それに対して
アラレは母親から優しくしてもらった記憶がありません。


大人に甘えて可愛がってもらった経験が無い上に、
実の兄に殺されかけています。


大人になったらとんでもないサイコパスになってしまうかもしれません。


アラレは直と違い幼いので里親に恵まれる可能性があります。


かなり質のいい里親に巡り合えれば、
アラレの今後の人生をまともに矯正してくれるかもしれません。


私はこういう系の漫画をよく読むのですが、
里親との巡り合いは運の要素が強いようです。


いい里親と出会う確率は、
ソシャゲのガチャで大当たりを引くくらいの天文学的数値だそうです。


この母親のせいで、
おそろしいモンスターが育ってしまったかもしれませんね…






「コインロッカー・ベイビー」は誰が法的な罪に問われるのか興味深いです。


話自体はベタなので感情的な考察は控えておきます。


弘子を“殺人未遂”に問えるのか?


また
礼子を“誘拐”の罪に問えるのか?


凄く気になります。


どちらも親告罪ではないので
発生した時点で罪に問うことができます。


弘子に関しては
“明確な殺意”
の有無がポイントになりそうです。


明確な殺意は無いと思いますが
“そのまま放置したらどうなるか?”
はわかるハズです。


ここが裁判の争点になりやりあう箇所になるかもしれませんね。


礼子の場合は情状酌量の余地が十分ありそうです。


誠一に虐待などもしていないため、
そのあたりを考慮してもらえば無罪にしてもらえるかもしれません。


プロの弁護士の考察などがあったら是非読んでみたいです。






「舵子、荒波をゆく」は純粋に
“そういうのがあったんだ”
と興味をそそられました。


奴隷のようなものかもしれませんが、
身寄りのない子供に職と住処を与えて労働職を入手するという需要と供給があったようです。


舵子として仕事ができるようになれば、
村の娘と知り合って婿養子に入ってワンチャンあるのかもしれません。


ミツルはラストで学校に通う女のこと知り合いになっていました。


その女の子に上手い事気に入られれば、
“舵子ドリーム”
を掴めるかもしれません。


ミツルの後日談も面白そうです。





「わかれっぱ」はセツの身の上話は全然大したことないですね。


栄が行くはずだった遊郭に比べればぬるま湯のようなモノでしょう。


栄が行くハズだった場所は
“親なるもの断崖”
などを参照していただくといいかと思います。
※関連記事に載せておきます


“親なるもの断崖”では本当の生き地獄が描かれています。


親なるもの断崖のようなところに売られていたら、
セツは今頃体はボロボロになっていたでしょう。


運よく身受けされたとしても
一生後ろ指を指される人生となります。


セツも栄も強運の持ち主ですね。


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