アトムザビギニング 1巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!


1巻には1~5話が収録されています。


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アトムザビギニング とは?

出版社:ヒーローズ
発売日:2015/6/5
作者 :手塚治虫、ゆうきまさみ、カサハラテツロー

原因不明の大災害に見舞われた近未来の日本。

それから5年後、復興が進む日本のとある大学に、ロボット開発にすべてを懸ける2人の若き研究者の姿があった──。


“ゆうきまさみ”דカサハラテツロー”という、ロボット漫画を描き続けてきた2人が新解釈で描く、永遠のヒーロー“鉄腕アトム”誕生までの物語がいよいよ開幕!!


アトムザビギニング 1話のネタバレ

「boot_001」

お茶の水ヒロシと天馬ウマタロウは
国立練馬大学でロボットの研究をしている。


ヒロシはウマタロウのいる
第七研究室に向かって走っている。


途中で女の子に挨拶をするが相手にされない。


ヒロシがよそ見しながら走っていると
第一研究室の堤モリヤと衝突してしまう。


モリヤは下半身が不自由で特殊な車イスに座っている。


モリヤに平謝りすると
モリヤは気にしていない様子。


ヒロシは車イスを起こそうとするが
モリヤの合図で自力で起き上がり、
アームが出てきてモリヤを座らせる。


ヒロシは再度謝って第七研究室へ向かう。


その様子をモリヤの妹のモトコが見ていた。


モリヤはヒロシとウマタロウのことを
変人でクズだという。


モリヤは
“クズは感染する”
といって二人と関わらないようにいうが
モトコはヒロシのことが気になっている。





ヒロシが第七研究室につくと
ロボットの
“A106(エーテンシックス)”
が出迎える。


A106はメモリをリセットされていたため
ヒロシのことを忘れていた。


ヒロシが自己紹介すると
A106は照合したとして入室を許可する。


A106にウマタロウが寝ていると言われるので
ヒロシは大声で
“バイトに遅刻するぞ”
という。


ウマタロウはびっくりしてハンモックから落ちて目を覚ます。


ウマタロウは
“ハンモックで寝ているときは大声出すなといっているだろ”
というと
ヒロシはA106を弄ったことを指摘する。


ウマタロウは人工知能である
“ベヴストザイン”
をバージョンアップしたと得意げに話す。


ヒロシはバイトに遅刻しそうなことを思い出させる。


ウマタロウはヒロシに先に行ってもらうことにする。


時間が迫っているのにウマタロウは悠長にパンを食べている。


バイトは着ぐるみを着て外からは誰かわからないため、
ウマタロウはA106に自分の身代わりをさせるつもりの様子。





遊園地のパレードの着ぐるみのバイトを
ヒロシとA106は行っている。


モトコはヒロシの後を着けていた。


ヒロシとウマタロウが入っているハズの着ぐるみを確認する。


ウマタロウが現れてモトコに話かけ
“スパイ女”
という。


ウマタロウは兄のモリヤに命じられて
研究の偵察に来たと主張するが、
モトコは呆れている。


モトコはウマタロウの代わりに着ぐるみに入っている人を尋ねる。


ウマタロウは得意げにA106が入っているという。





A106は問題なく仕事をしている。


A106はセンサーで
パレードをしている巨大ロボットがショートして炎上しそうになっているのを発見する。


A106は持ち場から素早く移動するため
ヒロシは慌てて追いかけるが動きが人間離れしているため追いつけない。


A106は巨大ロボットの歩くルートに先回りする。


タイミングよく水が通っているパイプをパンチで破壊する。


高圧の水が巨大ロボットに大量に降り注ぐと巨大ロボットは倒れてしまう。


ウマタロウが巨大ロボットを調べていると
ヒロシも駆けつける。


ウマタロウはショートした痕跡と圧縮水素ボンベを発見する。


A106の行動が無ければ
観客を巻き込んで大爆発になっていた。


A106が自分で判断して行動したことを
ウマタロウとヒロシは誇りに思う。


二人は
“俺たち天才”
と言い合って
お互いの鼻をつまんで笑っている。


モトコは
“何なのこの二人”
と困惑している。


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アトムザビギニング 2話のネタバレ

「boot_002」

研究の発表会のため
ウマタロウとヒロシは会場にいる。


発表次第で次期の予算などが決まるためヒロシは緊張している。


モトコがヒロシに会いに第七研究室に訪れるが不在だった。


代わりに
ヒロシの妹の蘭がいるため世間話をする。


蘭は第七研究室の周りのゴミ置き場で
使えそうな部品を収集していた。


A106が現れて
ヒロシとウマタロウが発表会に出ていることを告げる。


モトコは発表を見に行くことにして
別れ際に蘭に
“ヒロシのお友達”
と自己紹介する。





発表会ではヒロシたちの出番がもうすぐ回ってくる。


ウマタロウは第一研究室にはモリヤがいない事に気付く。


ヒロシは
“モリヤがいなくても第一研究室は予算削減されないから”
という。


二人の発表の順番が来る。


ウマタロウは他の研究室の研究は
“自律しているように見せるまがい物”
だと主張する。


膨大なプログラムによって
想定される出来事に対応するのは
“なんちゃって自律”
だという。


自分たちの研究テーマは根本的に違い
“自我という概念を持たせる”
ものだと熱弁する。


ヒロシは
“自我の先にあるものは心”
だという。


“重要なのは自己と他者をハッキリ区別すること”
と話し出すが
聞き手側は
“ここはロボット工学科であり哲学科や心理学科ではない”
と思っている様子。


一番権限を持っているサルタ教授だけは興味深そうに聞いている。






蘭とA106が第七研究室にいると
不審なヒト型ロボットが現れる。


蘭を狙っている様子だったので
A106が蘭を守るため戦闘になる。


A106は人工知能の研究のために作られたため
戦闘は専門分野ではないが“高速ビートパンチ”で奮闘する。


A106は
“ランさんはボクが守ります”
と力強く宣言する。


二体の闘いを影で見ている人がいて
“もう十分だ退け”
と指示するとロボットは去っていく。


蘭はA106に感謝している様子。


ウマタロウとヒロシが帰ってくる。


ヒロシは発表が上手くいかなかったと思いへこんでいるが
ウマタロウは自信満々でいる。


ウマタロウはA106が
“調子が悪いようだ”
といってメモリをリセットしてしまう。



後日
発表会の結果があり
第一研究室は予算増額
二~六は減額
第七研究室は据え置きとなる。


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アトムザビギニング 3話のネタバレ

「boot_003」

ウマタロウとヒロシは研究費を稼ぐため
A106を連れて引っ越しのバイトをしようとする。


バイト先の社長はロボットを毛嫌いしているが
急にお得意先から仕事が入り人手が足りないため連れていくことになる。


引っ越しの依頼をいた客はモトコだった。


モトコは先に引っ越し先に行くという。


ウマタロウは家のベランダにいるモリヤを見つけると
“いずれ世界は
 俺たちの研究に目を向ける
 そうなれば
 お前の研究なんてゴミクズだ”

というがモリヤは相手にしていない。


A106はお手伝いさんの指示を聞いてテキパキと仕事にとりかかっている。


社長は心配するがA106は問題なく仕事をこなす。


A106は大量の荷物を
ほぼ全てトラックに短時間で詰め込んでしまう。


トラックで移動中に
危険運転をするトラックに追い越される。


A106はそのトラックが無人で
自律AIの故障であると指摘する。


数キロ先で渋滞が起きているため
何とかして止めようということになる。


A106、ウマタロウ、ヒロシで乗り移るが
正規の方法では止めることができない様子。


メインコンピューターにA106を使って直接アクセスすることになる。


壊れたAIに接続するため
A106が暴走する危険もあるが
時間が無いため仕方なく作業をすすめる。


A106はウマタロウとヒロシを元いたトラックに投げ入れる。


ウマタロウは
“暴走だ”
というが
ヒロシはA106の意図に気付く。


A106は強引にハンドルを切って
トラックを横転させる。


トラックは倒れたが
慣性が働きかなりのスピードで動いている。


すぐ先には渋滞で沢山の人の乗った車が待機している。


A106は横転しているトラックから飛び出して。


トラックを全身で受け止める。


トラックはギリギリで動きを止める。


A106はオーバーヒートで活動を停止する。


暴走したトラックはリコール扱いとなる。


A106の修繕費は
特別に社長が出してくれてすぐに治った。


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アトムザビギニング 4話のネタバレ

「boot_004」

ウマタロウとヒロシは
A106をロボレス(ロボットレスリング)にエントリーする。


優勝賞金を研究費に宛てるためだった。


ウマタロウは
蘭が襲われたロボットのことを考えている。


ウマタロウは主犯はモリヤだと疑っている。


モリヤは発表会に不参加のためだった。


運送会社の社長の秀作が二人に挨拶しに来る。


秀作はロボレスが大好きだという。


秀作は二人に頼んでピットルームに入れてもらう。


ウマタロウはA106に
“相手の動きを止めてこい”
と命令する。


試合が始まり入場になると
相手のロボットは巨大だった。


秀作によると大きさは無制限で
相手は
“第一世代”
とよばれるリモコンタイプだという。


A106を見た観客たちはザワついている。


秀作は
“スター的ロボと同じ大きさだから”
と説明する。


そのロボットは
2年間負けなしの王者だという。


王者は特別参加枠で決勝戦にのみ登場となる。


試合が開始になると
A106は相手の攻撃を回避する。


相手は攻撃の手を緩めないが
A106は回避するだけで反撃しない。


気が付くと相手の動きは止まっていた。


A106が相手のリモコンとの通信を司る装置をもぎ取ったためだった。


ロボット同士の激しい壊しあいを期待した観客は罵声を浴びせる。


秀作はA106の戦い方を
“見事な戦法”
と称える。


蘭はA106が無傷のため安心している。


次の試合ではA106が入場しただけでブーイングとなる。


相手は第二世代と呼ばれる人が乗り込むタイプだった。


A106は相手の初撃をジャンプで難なく躱して
そのまま相手のコクピット付近に着地してパイロットを引きずり下ろす。


A106の勝利となる。


ウマタロウは派手に壊す指示をしていたためヤキモキする。


しかし
観客たちはA106の相手を思いやる戦い方を受け入れる。


“心優しき科学の子”
というキャッチフレーズ通りの戦い方に感動する人も出てくる。


会場の空気が一変して
A106に沢山の声援が送られる。


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アトムザビギニング 5話のネタバレ

「boot_005」

A106はその後の試合も順調に勝ち進む。


ウマタロウは
“相手を派手にぶっ壊せ”
という指示を受け付けないA106に不満な様子。


ヒロシはA106の戦い方に満足している。


ウマタロウは
“命令に従わないロボットは出来損ないだ”
という。


決勝戦は予選で勝ち上がった4体に
王者を加えた合計5体でのバトルロイヤルとなる。


「無敵の軍神」のキャッチフレーズで
2大会連続優勝中の
“マルス”
が入場する。


会場から沢山の声援が送られる。


蘭はマルスを見て自分を襲ったロボットだと気付く。


ウマタロウはそれを聞いて
マルスのオーナーはモリヤだと確信するが
出てきたのは
“Dr.ロロ”
と呼ばれる美しい女性だった。


蘭が襲われたことを聞いた秀作は
ロロを調べることにする。


ロロがマイクを持つと
“4体全員でマルスを倒してください”
という。


それを聞いた観客は盛り上がる。


一体目のロボがマルスに殴り掛かるが
マルスは上手くいなして力を利用して投げて行動不能にする。


ウマタロウは
“まあまあなAIを搭載しているようだな”
とマルスを分析する。


二体目もあっさりと倒されてしまう。


三体目は巨大なハサミで襲い掛かるが
マルスはAIの性能を活かして全て躱す。


マルスの必殺技の
“ナイフハンドストライク”
という手刀で三体目も破壊する。


秀作はマルスは
“ゼロニウム合金”
という夢の超合金でできているという。


それを聞いたウマタロウは
ロボレスはマルスの
“性能テスト”
であると察する。


A106とマルスの一騎打ちとなる。


ヒロシは弱気になるが
ウマタロウは
“負けねぇよシックスは
 いいから黙ってみてろ”
と強気な発言をする。


蘭は心配そうに俯いている。


A106はファイティングポーズをとるが
“マルス
 キミはなぜ戦う?
 キミと話がしたい”

とマルスに超至近距離通信で話しかける。


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アトムザビギニング 1巻の感想

原作の鉄腕アトムを少しでも知っている人にとっては
たまらなく胸が熱くなる漫画ですね。


天馬博士(ウマタロウ)の傲慢で激情家な性格が凄くいいです。


若いころからこんな感じだったんですね。


鉄腕アトムだと癇癪を起して
トビオ(アトムのこと)をサーカスに売ってしまいます。


自分が作ったにも関わらず
自分の思い通りに動かないA106を躊躇なく
“できそこない”
と発言するあたりは若いころから変わっていません。


A106の優しさはウマタロウではなく
ヒロシ(お茶の水博士)から来ているようです。


アトムは二人の協力があったからこそ完成したというのが伺えます。





物語は
“5年前に起きた大災害”
を中心に進むようです。


その事件をきっかけに技術革新が起きたというので
“仕掛け人”
がいそうですね。


大災害の真実の追求と
A106の成長が見どころとなります。





マルスの
“ゼロニウム合金”
と聞いて
“ドイツの刑事ロボのゲジヒト”
と思い浮かべますよね。


原作の地上最大のロボットでは
プルートウの攻撃でもゼロニウムの身体のゲジヒトは無傷でした。


マルスはゲジヒトのプロトタイプなのかもしれません。


Dr.ロロもドイツ出身なのでしょうか…?


ロロの正体も5年前の大災害と関わっていそうです。





今後の展開では
“地上最大のロボット”
に出てきた他のロボットたちのプロトタイプが出てくるかもしれません。


どんな順番で出てくるのか楽しみです。


個人的にはアトムと同様に心優しくて
MAXパフォーマンスなら最強の
“エプシロン”
の登場は是非ともしてほしいです。


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