喰猟教室 のネタバレ！

喰猟教室 1巻について
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喰猟教室(しょくりょうきょうしつ) とは？

出版社：双葉社
作者　：栗山廉士, ウェルザード
発売日：2017/6/20

ある夜、浦谷翔は奇妙な生き物が人を喰うところを目撃してしまう。

化け物に気づかれ、喰われると思った瞬間、気を失ってしまった。

翌朝、目を覚ますと自分の部屋にいた翔は、夢なのか現実なのか半信半疑のまま学校へ向かった。

すると教室の黒板に「このクラスには人を喰う化け物がいる」という貼り紙があり――。

一人、また一人とクラスメイトが消えてゆく、ホラーサスペンス堂々開幕！

喰猟教室 1巻のネタバレ①

翔は夜道を歩いている。


自宅への帰り道で公園でカップルらしき二人に影を見つける。


しかし
聞こえてくる声の様子がおかしかった。


よく見ると
片方がもう片方を頭から喰らっていた。


巨大な口と鋭利な歯でみるみる口の中に入って行く。


翔は恐怖で腰が抜ける。


化け物は喰らいつくすと、
翔は慌てて逃げようとするが腰が抜けて這う事しかできない。


気が付くと化物が背後にいた。


翔は気を失う。


翔が目を覚ますと自室のベッドにいた。


起こしに来た姉によると
幼馴染の陽子が倒れている翔運んでくれたという。


翔は昨晩見たものが夢ではないと確信していた。


ニュースをチェックするが事件にはなっていない。


学校への登校中に
幼馴染の千奈美と合流する。


翔の顔色が悪いので千奈美は心配する。


翔は何でもないと誤魔化す。


二人が教室に入ると教室内の空気がおかしかった。


黒板には
“このクラスに一人　人を喰らう者がいる”
という奇妙な張り紙があった。


千奈美は悪戯だと思い笑っている。


翔は昨晩のことを思い出す。


昨晩の化物と被害者は
自分たちの学校の制服を着ていた。


クラスは総勢38名だった。


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喰猟教室 1巻のネタバレ②

みんな黒板の張り紙を気にしてはいるが、
当然信じてはいない。


陽子はギリギリで登校する。


翔は昨晩の事を陽子に尋ねると
陽子の口ぶりから化物は見ていないよが伺える。


担任の斎藤が出席を取り出す。


“玉置エリ”
の名を呼ぶが返事がない。


エリは着席している。


斎藤がエリに近づき返事するようにい注意して頭に触れると、
エリの頭は胴体から転げ落ちる。


クラスの空気が凍り付き
次の瞬間にはパニックとなる。


エリの頭部の中身はくり抜かれていた。


すぐに警察を呼ぶ。


クラスメイトの半数近くはショックで帰宅していた。


翔たち19人は
警察と話をするため別の教室で待機している。


翔は昨晩見たものを
陽子と千奈美に説明する。


千奈美は信じようとしないが
陽子は信じる。


江川が仕切ってこれまでのいきさつをまとめようとする。


反発したり面倒がる者もいるが
エリの死亡していた状況には不可解な点がありすぎてみんな気になっていた。


佐山は黒板の張り紙を指摘して
“人を喰うゾンビ”
がいるという。


犯人を
“ゾンビ”
と呼ぶことになる。


江川はタイムチャートをホワイトボードに書き出し、
“玉置エリはいつから教室の席にいたのか？”
を明らかにしようとする。


オーガが残った中では一番早く教室に来ており、
その時点で玉置エリの外には真野と佐竹がいたという。


エリは大人しいタイプなので
人から恨みを買うようなことは考えにくい。


刑事の山添が教室に訪れるので、
出席番号順に別の部屋で話となる。


一番最初は翔なので刑事についていく。


翔は廊下を歩いている間に
隣の校舎の屋上の妙な物に気付く。


よく見ると
屋上の３ｍの長さのあるポールに人が串刺しになっていた。


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喰猟教室 1巻のネタバレ③

刑事は慌てて対応する。


翔はみんながいる教室に戻ることになる。


翔はまた人が死んだのを伝える。


狼狽する者もいれば
見に行くという者もいた。


全校生徒が屋上の死体に気付いたようで、
ところどころで悲鳴が上がっている。


見に行った江川達によると
同じクラスの志村だという。


志村もエリと同じで大人しいタイプだった。


さらに
志村の死亡している状況が明らかに人間には不可能だった。


屋上へは梯子は無く、
ポールの高さも３Mもあった。


そこに人を上から突き刺す方法は無いと思われる。


翔はクラスのみんなに
昨晩自分が見たものを伝える。


佐山は興奮気味に
“それがきっとゾンビなのよ”
と信じる。


翔の見た化物が
今日クラスメイトを殺害した“ゾンビ”と断定されそうになるが、
翔は違和感を感じていた。


昨晩の化物は衣服ごと丸ごと人を喰っていた。


今日の被害者は内側のみ喰われて、
さらにワザを見せつけるように殺害されていた。


いずれにしろ
翔たちが危険なのには変わりはなかった。


居残りのメンバーにはアリバイがあるため、
早退した17人の中にゾンビがいると推測されていた。


特に
朝来るのが早かった
佐竹と真野に対して疑いの目が強くなる。


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喰猟教室 1巻のネタバレ④

警察の事情聴取は終わったが
有力な証言は出なかった様子。


残ったクラスメイトも帰ることになる。


千奈美が不安そうにしているので
陽子と一緒に翔の家に行くことになる。


翔の部屋に行くと
“居残り組”
というラインのグループができており招待される。


江川が作ったグループだった。


居残った生徒が次々と参加して
情報交換している。


陽子はアプリの扱いに慣れておらず戸惑っていた。


メッセージを見ていると
死亡したはずの志村がグループに参加してくる。


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喰猟教室 1巻のネタバレ⑤

志村の傘下にみんな驚くが、
誰かが勝手に志村のスマホを操作したのだと認識する。


志村の正体で
“Z”
が参加する。


Zは
“ここにいる全員喰われる”
とメッセージを送ると
みんなパニックになり次々とグループから抜けていく。


千奈美と陽子はすぐに抜けたが、
翔はまだ抜けていなかった。


まだ抜けていないメンバーは
Zに対して話しかけてみる。


Zは質問には答えずに
“毎日、一人喰われる”
とメッセージを入れて退出する。


残ったメンバーは
翔、ジュエル、佐山、江川、九条となる。


千奈美は錯乱して帰っていく。


陽子は千奈美を心配になり後を追う。


翔は残ったメンバーのやり取りを見ていた。


佐山はゾンビを特定して殺害することを提案する。


殺害はともかく特定は必要という意見となる。


翔にジュエルから直接メッセージが来て、
電話が来る。


ジュエルは電話だとじれったいといって、
翔の家に向かうという。


ジュエルの家は荒れ果てているため、
ジュエルは家にいたくないという。


ジュエルが強引に来るつもりな様子で、
翔は一人で出歩くのは危険と思い慌てて迎えに行く。


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喰猟教室 1巻のネタバレ⑥

翔は息を切らせてジュエルを迎えに行く。


ジュエルは
“嫌なら無視すればいいのに”
というが
翔は
“ほうっておけない”
という。


ジュエルが翔を頼ったのは
“残ったメンバーで一番マシだから”
だという。


二人は翔の家に向かう。


ジュエルは
“おかしいと思わない？”
とその日にあったことを整理して話し出す。


パニックから
張り紙をした人物と犯人が同一だと思っていたが、
よく考えればそんなはずはないという。


張り紙をしたのがゾンビではないのなら、
玉置を席においてからその後に張り紙を張ったことになる。


翔も納得していた。


ジュエルは翔の家に泊まるつもりと知り、
翔は慌てるがすぐに前方にいる不審者に注意を奪われる。


翔と同じ制服を着ており
頭から紙袋を被って目と口の部分だけ穴が開いている。


翔とジュエルは近づいてくる不審者を警戒する。


不審者は
“僕がゾンビだ”
という。


ゾンビは
“あの二人を殺したのは自分ではない”
と主張して
誰かからそうみんなが思うように仕組まれたという。


その
“誰か”
を翔に探してほしいのだという。


ゾンビはジュエルを見て
“小野さんなら大丈夫”
という。


ジュエルは強気に
“二人を殺してないって証拠は？ってかゾンビ手証拠は？”
というと
ゾンビは口元を見せる。


裂けた口と鋭利な歯が見えて
明らかに人間ではなかった。


翔は昨日見た化物と同じだと気付く。


ゾンビは一緒に犯人捜しをしたいという。


翔とジュエルは自分たちに拒否権が無い事を察する。


確かに
犯人捜しという点ではゾンビと翔たちの利害は一致している。


ジュエルは
“勝手に出てきて信じろとか話すな。何様だ！”
というと
ゾンビは
“この話が犯人に知られたら君達に被害があるかもしれない。それとも玉置さんのように脳みそ喰われたい？”
という。


無言の二人の様子を見て
ゾンビは契約が承認されたと判断する。


ゾンビは
“本当に君たちを食べない”
と約束して
何かわかったら出席番号39番の下駄箱にメモを入れるように指示する。


“じゃあね”
というと
ふたりの視界からゾンビは消えていた。


二人は呆然と立ち尽くす。


背後から翔の姉に声をかけられて、
二人は一緒に翔の家に向かう。


姉たちはジュエルを翔の彼女だと思い喜んでいた。


翔とジュエルはそれどころではなく、
先ほどの事を部屋で確認しあう。


“消えた”
のは間違いではなかった。


ジュエルが風呂に入っている間に
翔はゾンビに“他言無用”と言われたが
居残り組のメンバーに情報共有をする。


翔は
“ゾンビと殺人犯は違う”
とゾンビが主張したことを伝える。


九条は
“それぞれ特定して近づかなければいい”
という。


翔は殺される覚悟で犯人を捜すべきか迷っていた。


ジュエルは
“捜すよ、自分の命を他人に任せられない”
とはっきり言うので翔も同調する。


“何もしないのは嫌だ”
という翔に
ジュエルは
“気が合うね私たち”
というと翔は照れて布団をかぶり寝るという。


その晩
ジュエルが服を抜いで翔に迫る。


翔は困惑しつつも
ジュエルが
“好き、食べていい？”
というので抱き寄せてキスをする。


逸る翔にジュエルは
“私が気持ちいことしてあげる…”
といって押し倒す。


“もっと食べさせて”
というジュエルの口は
夕方遭ったゾンビのように裂けて鋭利な歯が覗いていた。


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喰猟教室 1巻の感想

1巻ではまだどういう系かハッキリとはわかりませんね。


シリアスに犯人捜しするのか、
超常的な化物がいて人外の力で犯行を行うのか…


どちらかというと後者になっています。


翔が最初に見た化物と
“ゾンビ”
が同一なのか気になります。


ゾンビは複数いるのでしょうか…


また
ラストでジュエルの口元がゾンビ化しています。


“喰猟教室”
というタイトルから
あのクラス全員がゾンビとしての素質があり、
それにみんな気付いていないというケースもあります。


全員が潜在的ゾンビで
たまたま“覚醒者”がいて変身や瞬間移動が可能という可能性もあります。


ゾンビは
“犯人は自分ではない”
と言っていてそれは本当だと思います。


犯人もゾンビもお互いに特定はしていないようです。






犯人の目的は
“ゾンビの存在を明らかにすること”
なのでしょうか？


それだけなら
クラスメイトをリスクのある派手な殺し方をする必要は無いハズです。


犯人の殺害方法は
明らかにクラスメイトの反応を楽しんでいるのが伺えます。






まだまだ分からないことだらけですが、
翔が千奈美にも陽子にも異性としての目を向けていないのが以外でした。


こういった幼馴染がいた場合
主人公は大人しめな方に長い事想いを寄せるという先入観がありました。


男勝りな方は主人公の相談役が定番だと思います。


しかし
翔はジュエルの誘惑にあっさりと乗ってしまいます。


千奈美や陽子にはない
“妖艶さ”
をジュエルに感じたようで、
その欲望に抗わない姿勢に清々しさを感じました。


結城リトだったら絶対拒否ってるシーンでしたね。


ラストでは次の犠牲者が出そうになっていました。


わからない箇所だらけなので、
次巻で少しでも謎が明らかになってほしいです。


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