君の膵臓をたべたい(漫画) について
無料で読む方法、あらすじとネタバレと結末、感想を紹介します!
上巻には1~5話が収録されています。
※主人公の名前は不明のため【僕】とします
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君の膵臓をたべたい(漫画) とは?
出版社:双葉社
発売日:2017/2/10
作者 :住野よる, 桐原いづみ
「君の膵臓を食べたい」
「その君っていうのは僕のこと?」
「他に?」
本屋大賞2位、至高の青春小説を「ひとひら」の名手が完全コミック化!
高校生の【僕】は、クラスメイト・山内桜良が重病で余命いくばくもないことを偶然知ってしまう。
ただし桜良は病人とは思えないほど元気で天真爛漫、内向的な【僕】とは正反対である。
秘密を共有する2人の奇妙な交流が始まった…!
読後、みんながこのタイトルに涙した…
ベストセラーの感動をそのままコミックで!
君の膵臓をたべたい(漫画) 1話のネタバレ
「【地味なクラスメイト】」
桜良はクラスの人気者だった。
【僕】と桜良は同じ図書委員だった。
図書室で仕事中に桜良は【僕】に
“君の膵臓を食べたい”
と不意に言う。
【僕】は驚いた表情をするが
“カニバリズムに目覚めたの?”
と聞くと
桜良は昔の人は体の悪い所があると
他の動物のその部分を食べたとTVでやっていたという。
桜良は【僕】のことを
“秘密を知っているクラスメイト”
として重宝している。
【僕】もクラスメイトに桜良の秘密を漏らすつもりはない。
【僕】が桜良の秘密を知るきっかけとなったのは病院での出来事だった。
【僕】は盲腸の手術の事後処理で病院を訪れていた。
待合室のソファで偶然
“共病文庫”
という手書きの本を見つける。
中身を見ると誰かの闘病日記だった。
持ち主は膵臓の病に罹っており余命はあと数年とされていた。
【僕】が共病文庫を読んでいると
桜良が
“それ 私のなんだ”
と話しかける。
桜良は【僕】が病院にいる理由をたずねるので
【僕】は
“盲腸の手術の事後治療”
とこたえると
桜良は
“私は膵臓の検査
診てもらわないと死んじゃう”
と軽い感じでいう。
桜良の軽い言いかたに【僕】は反応に困った様子。
桜良の明るい様子に【僕】は
“(病気で死ぬのは)冗談でしょ?”
というと
桜良は笑って
“書いてあるのは本当
私は膵臓が使えなくなってあとちょっとで死にます”
という。
【僕】の薄いリアクションに
桜良は笑いながら突っかかる。
桜良は
“クラスで言わないで”
と明るい表情で言って去っていった。
それ以降
学校でも桜良は【僕】に気さくに話しかけるようになる。
図書委員の仕事の後
校門までは一緒に歩く。
桜良は【僕】に友達がいない事を指摘するが、
【僕】はまったく気にしていない様子。
桜良は呆れるが校門まで行った別れ際に
“日曜日のお昼11時に駅前集合ね!”
と強引に約束をする。
【僕】は困惑するが
“桜良はあと何度この道を歩けるのだろうか”
と思い日曜日に出かけることにする。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 2話のネタバレ
「正反対の二人」
日曜日に【僕】と桜良は焼き肉屋に来ている。
桜良はおいしそうに焼き肉を食べる。
医学の発展で食事制限はなく
日常生活もほぼ脅かされていないと桜良は説明する。
桜良は【僕】に
“もうすぐ死ぬっていうクラスメイトと普通に話せる【僕】はすごい”
という。
【僕】だから桜良は言いたいことを言えるという。
桜良はいろんな友達と遊ぶが
膵臓のことを隠さなくていいのは【僕】だけなので【僕】と遊ぶのは楽だという。
【僕】も“人助け”といって付き合うことにする。
帰宅後に
【僕】は桜良からのお礼のメールをみて嬉しそうな表情をする。
翌日
学校では桜良と【僕】が噂になっていた。
桜良はクラスメイトに二人の関係を尋ねられると
“仲良しなの”
と即答する。
【僕】は面倒事は避けたい様子で
“昨日たまたま会っただけ”
とこたえる。
放課後
桜良は【僕】をスイーツバイキングに誘う。
【僕】は場違いなため困惑するが
桜良が
“死ぬまで仲良くしてね”
と微笑みながら言うので大人しく従う。
桜良は【僕】のプライベートを聞き出そうとする。
“興味がある”
といって交友関係を聞こうとするが
【僕】は
“友達っていうのがいた記憶が無い”
とこたえる。
“いれば楽しかったかもしれないが
小説の中の方が楽しい”
という【僕】に
“それでいっつも本読んでるんだ”
と納得する桜良。
桜良の交友関係を話す番になる。
桜良は最近まで恋人がいたが別れたという。
“友達”としてはいいが“恋人”になったらダメだったらしい。
同じクラスにいるというが
【僕】は誰か興味なさそうにしている。
桜良は
“神様が
この人は友達
この人は恋人
この人は結婚アリ
とタグ付けしといてくれればいいのに”
という。
【僕】は
“君は交友関係が複雑だから面白いとか言いそうなものだけど”
というと
桜良は
“君は私をわかっているね”
と嬉しそうにいう。
【僕】が席を外して戻ってくると
桜良と女子生徒が話していた。
桜良は
“親友のキョウコ”
と紹介する。
キョウコは二人が一緒にいる状況に困惑くする。
キョウコは二人が恋人か聞くが
桜良は
“違うよ”
と即答する。
キョウコは
“明日白状させる”
といって自分の席に戻る。
キョウコの性格を楽しそうに【僕】に説明する様子を見て
【僕】は
“君はさ 本当に死ぬの?”
と聞く。
桜良は一瞬だけ凍りついた表情をして
“死ぬよ”
と笑顔でこたえる。
桜良は恭子の反応から
二人がカップルに見えたことを楽しそうに話す。
“生きてるんだから恋もしたい”
という桜良。
【僕】は
“恋人を作る気があるように聞こえる”
というと
桜良は
“恋人を作る気があったらどうにかしてくれるの?”
とこたえる。
【僕】は桜良の言う意味を理解できない様子。
別れ際に桜良は
“次の予定決めたら教えるね”
という。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 3話のネタバレ
「死ぬまでに行きたいところ」
【僕】は教室でクラスメイトの男子に
“桜良と付き合ってるの?”
と話しかけられる。
【僕】は
“成り行きでご飯を食べに行っただけ”
と説明する。
軽く雑談になり【僕】は掃除を手伝ってもらう。
家に帰って本を読もうとすると
お気に入りのしおりがなくなっていることに気付く。
捜している間に桜良からメールが届き次の予定を知らされる。
駅で待ち合わせになり行き場所を聞かされると
日帰りができない場所だった。
桜良は一泊の旅行であること告げる。
切符などの旅費は桜良が全て負担するという。
新幹線の中で
桜良は楽しそうにしている。
【僕】の下の名前を知り
有名な小説家と同じであると気付く。
【僕】が小説に興味を持ったのも
名前のためだという。
博多に付くと旅行中も桜良は共病文庫を熱心に書いている。
神社のサインパイ時に【僕】は
“桜良の膵臓が治りますように”
と願う。
おみくじを引くと桜良の結果には
“病 やがて治る”
とあり
桜良は
“治んねぇつうの”
とツッコミをいれる。
【僕】のおみくじの結果には
“良縁来る”
とあり桜良は冷たい表情で
“よかったね”
という。
【僕】は
“口を開かなければ可愛げがある”
と思う。
お茶屋さんによってお菓子とお茶を楽しむ。
他の客が店員に言いがかりをつけていたので
桜良は仲介に入って客の不注意を指摘する。
他の客も桜良を指示して
クレームをつけた客は怒って帰る。
桜良は店員や他の客から感謝される。
【僕】はテーブルに座ったままで
“傍観者であろうとした僕は
きったあのお客と同罪だ”
と思う。
桜良がテーブルに戻ると
【僕】は
“君より先に死んだ方がいい人間はたくさんいるもんだね”
というと
桜良も
“本当だよ!”
という。
二人は旅行を楽しむ。
桜は
“私が死んだらキョウコと仲良くしてあげて”
というが
【僕】は
“君がいなくなったら一人になろう”
と思う。
ホテルにつくと
桜良がチェックインしていると何かトラブルがあった様子。
桜良はホテル側の不備で一緒の部屋になったという。
桜良は
“一緒のベッドに寝るなんてドキドキ”
と楽しそうにしている。
【僕】は無視してテレビをつけるが
桜良はシャワールームに行って
“覗いたら駄目だよ”
という。
桜良は洗顔クリームをリュックのポーチからとってくれるように【僕】に頼む。
【僕】はリュックを探すと大量の薬を発見する。
“桜良は本当に死ぬ”
ということを【僕】は痛感する。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 4話のネタバレ
「真実か挑戦」
【僕】が風呂を上がると
桜良はつまみと酒を用意していた。
桜良に付き合って【僕】も酒を飲む。
桜良の提案で
“真実か挑戦”
というゲームをすることになる。
トランプをめくり
数字の大きかった方が
“真実か挑戦か?”
と尋ねる。
小さかった方が
“真実”
というと
大きかった方が質問をする。
小さい方は質問に答えるか
“挑戦”
を選択する。
“挑戦”
を選択した場合は、
大きかった方が何か指示をしてそれに挑戦するというゲームだった。
最初の勝負は
桜良の数字が大きかった。
“うちのクラスで誰が一番かわいい?”
という問いに対し
【僕】の真実は
“数学が得意な子”
とこたえる。
桜良は
“ヒナね!
あんな感じが好きなんだ”
という。
二回目も桜良で
“ヒナが一番だったら私は何番目?”
と尋ねると
【僕】は
“三番”
とこたえる。
桜良は照れて嬉しそうにする。
三番目~八番目は【僕】が質問する側で
桜良はその内容を
“面接?”
という。
桜良は自分のスリーサイズくらいはこたえる気だった様子。
二人ともだいぶ酔いが回ってきている。
九番目は桜良が質問する側だった。
桜良は
“真実なら私の可愛いと思う所三つ上げて
挑戦なら私をベッドまで連れて行って”
という。
【僕】は挑戦を選択し
桜良をお姫様だっこしてベッドに運ぶ。
桜良は照れるが嬉しそうに奇妙な声で笑う。
十番目は【僕】が桜良の文のカードをめくる。
【僕】は不正をせず桜良の質問となる。
桜良の質問は
“私が
本当は死ぬのが
滅茶苦茶怖いって言ったら
どうする?”
というものだった。
二人の間に沈黙が流れる。
【僕】は挑戦を選ぶと
桜良は
“君もベッドで寝なさい”
といい
【僕】は静かに従う。
翌朝
桜良のケータイにキョウコから怒りの電話が入る。
桜良は謝り、
【僕】と旅行に来ていることを告げる。
キョウコは【僕】に
“桜良になんかしたらぶっ殺す”
と伝えておいてと桜良に言って電話を切る。
その日も二人は楽しく観光をする。
喫茶店で桜良は感想を聞くと
【僕】は
“楽しかったよ”
という。
桜良は嬉しそうにして
“ありがとう
一緒に来てくれて”
という。
帰宅後
【僕】はいつもの日常に戻るが
桜良からの連絡を心待ちにしている。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 5話のネタバレ
「いけないこと」
【僕】が学校に行くと
上履きが無かったので靴下のまま教室に行く。
キョウコは不機嫌そうな表情で【僕】に挨拶をする。
クラスメイトの男子が
トイレのゴミ箱に【僕】の上履きがああったことを知らせる。
【僕】はお礼を言って取りに行く。
クラスメイトの男子は
【僕】と桜良の関係を
“面白いことがあったら教えて”
と喜んでいる様子。
放課後に図書委員の仕事をしていると
学級委員の男子が本を借りに来る。
【僕】は対応すると
学級委員は桜良の所在を気にかけている。
【僕】は
“まだ教室にいるんじゃないかな”
という。
桜良が図書室に訪れる。
桜良は
“昨日男の子から告白を受けた”
と得意そうに話す。
桜良は
“断ったけどなぜかわかる?”
というので
【僕】は
“さあ”
と興味なさそうに言うと
桜良は
“おっしえなーい”
という。
桜良は本を貸したいから
【僕】に自分の家に来るように言う。
桜良は
“星の王子さま”
をドヤ顔で紹介する。
【僕】はその本を知っていたが
未読だったため桜良の家に行くことにする。
【僕】は
“図書館にもあるのでは…”
と思うが口には出さないようにする。
大雨が降っていたが二人で桜良の家まで行く。
桜良の家は両親が不在だった。
桜良の部屋でゲームをして遊ぶことになる。
ゲーム中に桜良は
“私を彼女にする気はきっとないよね”
とさりげなく訪ねると
【僕】は
“…ないよ”
とこたえる。
桜良は
“よかった安心した”
という。
【僕】は
“勘違いをして【僕】が君を好きになると
君は思ったのか…”
と思い本を借りて帰ろうとする。
桜良は【僕】を自分の身体ごと押し付ける。
桜良は
“死ぬまでにしたい事を実行する”
といってそれは
“恋人でも好きな人でもない男の子といけないことをする事”
だという。
【僕】は困惑して
桜良の両肩を掴み引きはがす。
桜良は困ったような表情をするが笑い出し
“冗談よ冗談
いつものいたずら”
という。
【僕】は怒って桜良を無理やりベッドに押し倒す。
桜良は軽く抵抗する。
その状態で見つめあうが
桜良は眼を逸らし涙を流す。
【僕】は
“ごめん”
と言って家を後にする。
【僕】は
“誰かに怒りをぶつけることが
こんない自分を傷つけるなんて知らなかった”
と思う。
帰り道に
学級委員が【僕】を呼び止める。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 上巻の感想
桜良の明るさが痛々しいですね。
“死ぬまでの期間は楽みたい”
と無理にテンションを上げているような感じがします。
表向きは死ぬことを恐れていないように見えますが
時折【僕】に対して弱気な面を見せています。
桜良は本当はもっと【僕】に甘えたいのかもしれません。
中々素直になれずに
“いつものいたずら”
といって照れ隠ししているようにも思えます。
桜良が明るすぎるゆえに
どこからどこまでが本音かわからないのももどかしいです。
【僕】もどこまで踏み込んでいいのか困惑しているのかもしれません。
成人男性ならラストシーンでは
“待ってました!”
と飛びつきますが
思春期の男子らしい困惑したリアクションを見せています。
“クラスで三番目に可愛い子”
にガンガン来られたら
普通の男子なら好きになってしまいますよね。
【僕】は“必ず死ぬ運命にある”
桜良を好きにならないように防衛本能を働かせているのかもです。
踏み込み過ぎて本気で好きになってしまったら
死ぬときにかなり辛くなりトラウマになるのは間違いないでしょう…
かなり気まずい立ち去り方をしましたが
【僕】と桜良は今後どうなるのか見逃せませんね。
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下巻には6~10(結末)話が収録されています。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 6話のネタバレ
「自分の意思で」
学級委員は【僕】に対して敵を向けている。
学級委員は【僕】と桜良の関係が面白くない様子。
“お前が桜良の付きまといだした”
と身勝手なことを喚いていいる。
【僕】は学級委員との会話は無意味だと思い帰ろうとすると、
学級委員が引き留める。
【僕】は苛立ち
“あの子はしつこい人間は嫌いだそうだよ、前の彼氏がそうだったらしい”
とほくそ笑む。
学級委員は逆上して【僕】を殴り、
【僕】は雨の中倒れる。
学級委員は【僕】がなくしたと思っていた本の栞を投げつける。
桜良が傘をさして現れて
“何してんの”
という。
学級委員に一瞥もせず
桜良は【僕】の怪我を心配する。
学級委員はこの期に及んで
【僕】の悪口を桜良に言うと
桜良は
“最低”
と言う。
桜良が
“二度と私と私の周りの人達に何もしないで”
というと
学級委員は去っていく。
【僕】は桜良の家で雨宿りする。
桜良の年の離れた兄の服を借りて着替える。
桜良との会話で
学級委員が“前の彼氏”であると判明する。
【僕】は
“僕といるより彼のように君を本気で想っている人といた方がいい”
という。
【僕】は自分と桜良は偶然出会っただけというが、
桜良は
“私たちは自分の意思で出会った”
と主張する。
桜良は【僕】の帰り際に
“星の王子様”
を手渡す。
【僕】は本は積み上げている順番に読むため、
時間がかかるというと
桜良は
“1年後に返してくれればいい”
と微笑む。
夏休み初日の補修、
桜良は学校に来なかった。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 7話のネタバレ
「生きるということ」
桜良は入院していた。
【僕】は見まいに行くと
桜良は元気そうにしていた。
数値が変だったため念のため入院して、
二週間くらいしたら学校に行けるという。
桜良の友人のキョウコには盲腸と伝えてあるという。
桜良は【僕】の帰り際にトランプを使ったマジックを披露する。
キョウコが訪れると
【僕】に対してあからさまな敵意を向ける。
クラスでは【僕】は桜良のストーカという事になっているようだが、
【僕】は構わずに桜良のお見舞いに行っていた。
桜良はみんなが【僕】の事を知らないためだという。
お互いの勘違いをなくすために
【僕】はもっとみんなと仲良くするべきというが、
【僕】は
“誰の特にもならないことはしない”
という。
桜良は【僕】に対する認識を
“私は君の事どう思っていると思う?”
と尋ねてみる。
【僕】は
“仲良し?”
というが
桜良はハズレだといって教えてくれない。
その日も帰り際にマジックを披露する。
【僕】が本屋に一人でいると
キョウコがいつの間にか現れて
“桜良のことどう思ってるの?”
と尋ねてくる。
【僕】は正直に
“わからない”
というと
キョウコは【僕】の胸ぐらを掴んで
“中途半端なことして桜良を傷つけたら私が殺す”
と脅してくる。
桜良は【僕】に
“病院から逃げ出さない?”
と楽しそうに提案するが
病室から抜け出すにしておく。
桜良は
“春に桜が咲く理由”
を【僕】に説明すると
【僕】は
“出会いや出来事を偶然じゃなく選択だと考える君の名前にピッタリ”
というと桜良は照れながらお礼を言う。
【僕】は桜良の笑顔から違和感を感じ取っていた。
3日後に
桜良の笑顔はぎこちなくなっていた。
桜良のことを思い
その違和感に気が付かないふりをして接する。
桜良の希望で
“真実か挑戦”
を行い
【僕】は
“君にとって生きるというのはどういう事?”
と聞く。
桜良は
“誰かと心を通わせること”
とこたえる。
“みんながいるから自分は形成されてまだここに生きている”
という桜良に
【僕】は
“君にはいろんな事を教えてもらった”
と【僕】が気が付かなかったことが明らかになる。
【僕】の帰り際に
桜良は【僕】にハグをする。
キョウコが入ってくるとそれを見て暴れ出す。
桜良がキョウコを押さえつけている間に【僕】は帰っていく。
【僕】の帰宅後。
桜良から入院が2週間伸びたというメールが届く。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 8話のネタバレ
「君の膵臓を食べたい」
【僕】がお見舞いに行くと
桜良はあっけらかんとしていた。
桜良は
“もう一度、旅行したかったなぁ”
というと
【僕】は二度と旅行に行けない事を察して不安になる。
【僕】は
“桜良の死”
が現実味をおびてきたことで取り乱す。
桜良はそれを見て
“私に生きていてほしいの?”
と嬉しそうに尋ねると
【僕】は
“うん”
というためニヤニヤして照れる。
桜良が両手を広げると
【僕】はハグをしに行く。
桜良は
“遺書”
を書き始めるという。
二人は退院した後のデートの話を楽しそうにする。
桜良の退院の予定日までは何事もなく過ぎ去る。
その日は桜良と会う日だった。
【僕】は1時間はやく喫茶店に着いたので、
本を読んで待つことにする。
【僕】はふと
周りの人間を観察して興味を持つようになった自分に気付く。
“桜良とかからわることで変わった自分”
を自覚する。
桜良からメールが来る。
少し遅れるが
その分可愛い恰好をするという楽しそうな文面だった。
【僕】も返信をして
楽しみに待つことにする。
【僕】は桜良に対する想いをどのように表現するか考えていた。
これまでの桜良とのことを思い出し、
最適な言葉があったことを思い出す。
【僕】は
“君の膵臓をたべたい”
というメッセージを送る。
桜良から返信は無かった。
その後
桜良は待ち合わせに来なかった。
その日の夜
【僕】は家で夕食を食べながらニュースを見ていると、
桜良が通り魔に襲われて死亡したことが判明する。
どこの誰かもわからない犯人はすぐに捕まった。
【僕】は
“桜良の寿命は残り少ないのだから、そこまでは必ず生きられるハズ”
と思い込んでいた。
桜良が亡くなってから10日間。
【僕】は引き籠って本を読んでいた。
桜良の自分に対する気持ちは永遠に知ることができないと思ったが、
“共病文庫”
を思い出し
“読まなければならない”
と桜良の家に行く。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 9話のネタバレ
「共病文庫」
桜良の家に行くと
桜良の母が快く迎えてくれる。
線香をあげて
“彼女の病気のことを知っていました”
というと
母は
“君だったのね”
と桜良と特別な関係だったのが【僕】だと気付き共病文庫を持ってくる。
母は桜良から
“共病文庫という名前を知っている人がこれをとりに来る”
と言われて待っていた。
【僕】は共病文庫を読んでみる。
※共病文庫の中身は是非とも本編で読んでみて下さい!【僕】と桜良が対話をする形式で描かれていて、漫画でしか表現できない方法が採用されています。
【僕】は桜良の携帯のメールの履歴を見せてもらう。
“君の膵臓を食べたい”
というメッセージには既読がついていた。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 10話(結末)のネタバレ
「僕が歩く初めての道」
【僕】は桜良との4カ月間に心から感謝していた。
【僕】が墓参りに行きたいというと
母は喜んでキョウコもよぼうという。
【僕】は
“事情があって嫌われている”
と気まずそうにいう。
母はふと【僕】に
“下の名前はなんていうの?”
というと
【僕】は
“志賀春樹といいます”
とこたえる。
春樹はキョウコを呼び出し覚悟を決める。
キョウコは苛立っていた。
春樹は共病文庫を取り出して
桜良が病気だったことを伝える。
桜良は
“嘘”
と呆然とする。
桜良に隠されていたことがショックで
認めることができない様子。
“どうして私がしらないのにあんたが知ってんの”
と取り乱す。
春樹はキョウコに共病文庫を読むように勧める。
桜良からキョウコに
“何があってもキョウコなら大丈夫、幸せになってね”
とメッセージが送られていた。
キョウコは
“どうして私に教えてくれなかった”
と春樹に八つ当たりする。
キョウコは泣きながら
“許さない”
と睨みつける。
桜良の
“最後のお願い”
は春樹とキョウコが仲良くすることだった。
春樹はキョウコに
“いつか友達になってほしい”
という。
キョウコは無言で帰っていく。
春樹は
“これは難しい”
とうなだれる。
1年後
春樹はキョウコと桜良の墓参りに向かっていた。
暑い中
階段を登らなくてはならず、
春樹はへばっていた。
二人は桜良の墓前で手を合わせる。
春樹は一年前
“桜良のような人になろう”
と決意していた。
周りの人間と積極的に関係を持とうとしている。
春樹が不意に
“幸せになろう”
というと
キョウコは告白と勘違いする。
春樹は
“もっと大きな意味、僕は彼と違って君見ないなこよりおしとやかな子が好き”
というと
キョウコは
“彼”
に心当たりがあるようでニヤけだす。
1年前に
キョウコに
“許さない”
と言われてから
春樹は少しずつ歩み寄り一緒に墓参りに行く程の仲になっていた。
春樹は桜良と自分は
自分だけでは足りずお互いを補い合うために出会ったと思っている。
春樹とキョウコは
“桜良が待ってる”
といって桜良の家に向かう。
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君の膵臓をたべたい(漫画) 下巻の感想
学級委員がいい感じでかっこ悪かったですね!
イケメン長身で学級委員の癖に
かなり陰湿な嫌がらせを【僕】に行っています。
極めつけは桜良に【僕】の悪口を吹き込んで失敗しています。
桜良のようにハッキリと
“嫌い”
と言える人じゃないと危険そうです。
学級委員は将来的にストーカーやDV夫になる可能性がありそうです。
【僕】の融通の利かなさにはイラっとしました。
桜良が“星の王子様”を渡したのに
“積んである順に読む”
とか言っています。
“こいつマジかよ…”
と呆れるた読者は私だけではないハズです。
確かに
“1年後も生きている”
事に望みをかける激励になるかもしれませんが、
“女の子に手渡された本”
を優先的に読まないのはあり得ないと思いました。
【僕】なりに
“読み終わるまで生きててね!”
的なメッセージがあるとは思いますが、
桜良の立場からは早く読んでもらいその感想を一緒に話し合いたかったハズです。
ワザワザ後悔する可能性が高い選択肢
(桜良が死ぬのが予定より早く、本の感想を話し合えない)
をする【僕】の判断から
“【僕】の精神的幼さ”
を感じました。
その【僕】の幼さに
キョウコは怒っているのかもしれません。
ですが
キョウコも学級委員と同様に苛立ちました。
“自分を差し置いて桜良と仲のいい【僕】”
に苛立つのはわかりますが、
桜良の目の届かない所で【僕】を威嚇するあたりが
“学級委員と大差ないじゃないか…”
と思い気持ち悪かったです。
桜良の病気に対して
最後まで桜良の口からはキョウコに伝わらなかったので
“ザマぁ!”
という爽快感を感じてしまいました。
学級委員もキョウコも
“桜良のため”
ではなく
“自分のため”
に【僕】に絡んでいるとしか思えませんでした。
この二人からは
物凄い欺瞞しか感じませんでした。
死んだ桜良に悪いですが
キョウコには幸せになってほしくないです。
春樹は最初の方は無気力系主人公で嫌いでしたが、
桜良の遺言通りキョウコと仲良くしようと覚悟して
“友達になってほしい”
といったシーンには感動しました。
キョウコはかなり酷い扱いを春樹にはしてきました。
読者目線ですが
キョウコはかなりの自己中クソ女と認識しています。
そんなクソ女であるキョウコに
殴られた直後であるにもかかわらず故人の遺言を遂行する春樹を男として見直しました。
一番驚いたのは
やはり桜良の死因ですね。
絶対に病気で死ぬ流れだったのに
通り魔に殺されてしまいました。
読者と春樹の困惑ぶりは半端なかったと思います。
ヒロインの死は決定していたので
“どうあがいても絶望”
なフィナーレでした。
最後は爽やかに終わっていましたが、
やはり桜良が可哀そうでした。
“桜良の人生は春樹の人生の養分になるためにあったの?”
と思ってしまいました。
春樹は今後の人生で作家になり
桜良との出来事を自伝として発表するのでしょうか…
清い心でも邪推しがちな心でも楽しめる、
読み手によっていろんな受け取り方ができる作品でした。
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