セフレの品格 2巻について
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セフレの品格 ネタバレ その1

抄子は一樹と関係を楽しんでいるが
“いつまでこの関係は続けられるんだろう”
と不安にもなっていた。


“40になっても抱いてくれる?45歳になっても…”
と思いながら抱かれていると腰を痛めてしまう。


一樹はすぐに中断して抄子の腰をマッサージするが、
抄子は情けなさを感じていた。


抄子は仕事の昼休みに華江と昼食を一緒にする。


華江は最近は一樹と会えていないようで不満な様子。


入った店には栗山もいて気まずくなる。


栗山は女子大生モニターの接待をしている。


抄子に聞こえるように
“うちの女子社員は年増ばかりで…”
と愚痴っている。


華江は腹を立てるが
抄子は
“嫌な人はどこの職場にもいる”
と受け流している。


そんな抄子に華江は感心して
“一樹は女の趣味が良い”
という。


その日は華江は抄子に誕生日プレゼントを持ってきていた。


高額なエステを受けられる券で抄子は喜ぶ。


話がはずむと
華江はボトックスとフェイスリフトをしていることも明かす。





一樹は仕事で高校生を診療していた。


妊娠四か月だった。


高校生の咲は
“おろす”
と無感情でいう。


一樹は咲のカルテを見て
中絶経験が2回もあることを指摘する。


咲は
“早く処置して、お金ならある”
というが
一樹は
“同意書がないと処置できない”
という。


咲は
“身体で払う”
というが
一樹は興味ないという。


一樹は仕事が終わると抄子に連絡するが、
抄子は腰の調子が悪いので断る。


抄子は華江を推薦するが
一樹は
“今夜は抄子に会いたい”
というので抄子は一樹の部屋へ行くという。


一樹は抄子に会えるので機嫌よく帰ろうとするが、
帰り道で咲が援助交際しているのを発見して捕まえる。


咲は
“あんたのせいで今日泊まるところが無くなった”
と怒り出すが
一樹は警察に連れていこうとする。


咲は親を呼ばれると察して
“あんなの親じゃない、会ったら殺してやる”
と叫ぶ。


抄子が一樹の部屋に行くと鍵は開いていたので中に入る。


シャワー室で音が聞こえるため
一樹だと思い入ると咲がいた。


咲と抄子は対面する。


抄子は咲の整った若い体形を自分と比べていると
咲は
“見てんなよババア”
とお湯をかけてくるので出ていく。


一樹は抄子に気付くと
抄子は怒って帰ろうとする。


慌てて引き止めるが
一樹は年齢を指摘する皮肉を言うので抄子は
“大っ嫌い”
と泣きそうな顔で言って帰っていく。


大家が見ており
咲を2、3日預かるのを了承する。


咲は抄子について
“あなたの恋人?”
と聞くと
一樹は
“違うけど…”
とこたえる。


抄子は帰り道で
“怒るたちばじゃないのはわかっているけど…”
と思い傷ついていた。







咲は3日考えるが
“先生がやってくれないならヤブに行く”
というので仕方なく一樹が同意書を書く。


手術が無事に終わると
一樹は堕ろした胎児を咲に見せつける。


咲は見るのを嫌がるが
一樹は
“こんな胸糞悪いことはない、望まない妊娠はするな。家庭が複雑だからって命を粗末にするな”
と真剣に怒る。


“もっと自分を大切にしろ”
といって抱き寄せると咲は泣きだす。





一樹は仕事帰りの抄子を迎えに行き
“直接誤解を解こうと思って”
というが抄子は怒って帰ろうとする。


抄子は
“私にセフレの度量なんて全然ない、もう限界”
と思い行こうとするが
一樹は強引にキスをすると許してしまう。


抄子は自分に呆れるが
“まだ降りたくない”
という気持ちから一樹の部屋についていく。


一樹は咲の事情を説明すると抄子は理解する。


二人が一緒に部屋に入ると
咲が夕飯の準備をしていた。


一樹は
“お楽しみの時間”
といって抄子を自室へ連れていくと
咲は抄子を睨みつける。


抄子は咲よりも年を取っていることに負い目を感じながら一樹に抱かれるが、
“受け身は卒業する”
と一樹を感じさせようと積極的になる。


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セフレの品格 ネタバレ その2

抄子が終電までに帰ろうとすると
一樹は
“それまでにもう一回”
と抄子に抱き着く。


抄子は窓に誰かがいることに気付く。


一樹が見に行くと咲だった。


咲は隣の部屋のベランダからやってきて戻っていく。


ベランダの手すりの上を歩き危険なため一樹は心配する。


咲はベランダの上に立ち大家の猫を落とそうとする。


“どいつもこいつもみんな汚い、生きてても意味ない”
というと一樹は
“好きにしろ”
というが
抄子は咲を説得する。


“今の私はセフレだけど一樹とこうなれて灰色だった人生が鮮やかになった…”
と近寄っていくが
咲が手を叩くため体勢を崩し落ちてしまう。


一樹は抄子を庇って一緒に落ちる。


抄子は一樹のおかげで無傷だったが、
一樹は足を怪我してしまうが大怪我ではなかった。


大家は
“あんな娘を預かるのはゴメン”
といって咲を放り出す。


一樹は咲を自分の部屋に入れる。


“途中でほっぽりだすなら最初からかかわったりしない”
という。


抄子は
“お大事にね”
といって帰る。


一樹は部屋で咲の術後の様子を見る。


咲は
“妊娠しないならその方がいい”
というが
一樹は
“いつかお前が好きな男の子供を妊娠して俺が無事に取り上げる、それまでは監視してる”
という。


一樹の元にセフレが訪問してくるが
咲が追い払っていた。


“人の事偉そうに説教しておいて”
と咲は言うが
一樹は
“傷つけるほど深入りしない”
というので
“先生にはその価値ある”
と納得する。


一樹と咲は一緒に暮らして仲良くなっていく。


抄子は部屋の前まで来るが
差し入れの煮物だけドアに引っ掛けて帰っていく。


咲は寝ている一樹を裸で誘惑するが
一樹は拒否する。


咲は抄子の事を指摘すると
“あいつはただの遊び相手”
という。





咲は抄子のことを嫌っているが、
それを一樹に話すと
“俺も抄子はムカツクよ”
という。


足のケガやお人好しが移ったことを例に出すが
それでも
“特別”
だという。


咲は
“抄子さんと仲良くする”
というので一樹は嬉しそうな表情をする。


抄子が訪れると
咲は打ち解ける努力をしている振りをして警戒心を解きに行く。


抄子と一樹が目を離したすきに
抄子の化粧ポーチの乳液を劇薬とすり替える。


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セフレの品格 ネタバレ その3

抄子たちは大家も交えて夕食にする。


一樹は抄子を車で送ると
人気のない場所に停車する。


抄子は
“ここで?仕方ないわね”
と口でしてあげる。


我慢できずに挿入まですると
抄子は背中でクラクションを押してしまい音が鳴り響く。


一樹は抄子の家に上がると
娘の遥は嬉しそうに驚いていた。


すっぴんのため化粧をしようと抄子のポーチを借りる。


乳液と使うと遥は悲鳴を上げる。


遥の顔は真っ赤になり
一樹はすぐに顔を洗うように指示する。


一樹は乳液をすり替えたのは咲だと察する。


一樹は警察を呼ぶか相談するが
抄子は病院を優先させたいという。


一樹は怒りながら帰宅する。


帰ると咲が悪い友人に電話で何かを頼んでいる。


“覚せい剤を打って廃人にしてほしい”
といっていると
一樹は携帯を取り上げる。


咲は悪びれることなく
“あなたが抄子さんを見る優しい目が凄く嫌”
と身勝手な嫉妬を露わにする。


一樹は乳液を使ったのは娘だというと
咲は
“作戦失敗”
と笑っている。


一樹は殴ろうとするが
咲は
“ぶたれても平気”
と自分が親から受けた虐待の話をする。


咲は
“私は悪い子だからぶたれて当然、でもここにいたい”
という。






一樹は抄子に咲が犯人だと明かして
“警察には届けないでほしい”
というと抄子は
“謝って済む問題じゃない”
と怒りだす。


すると一樹は
“別れよう”
という。


“面倒くさいことになってきた、おまえとはこれっきりにしたい”
という身勝手な一樹に
抄子は
“そんな簡単に…”
と狼狽する。


抄子が思い描く
“素敵な別れ”
とは程遠く唐突なものだった。


一樹の意思は固く
“最初から付き合ってたわけじゃない、切れるだけ”
と言って去っていく。


抄子は
“私と娘の立場より先の立場に立つのね”
と泣きそうになるが
“泣いたら涙がもったいない”
と思い堪えて帰っていく。


一樹は気丈に帰っていく抄子の後姿を名残惜しそうに見つめる。


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セフレの品格 ネタバレ その4

一樹と別れて2カ月が経過していた。


抄子は日常の仕事に戻っていた。


仕事ぶりが評価されてチーフに格上げとなっていた。


面倒見のいい抄子は部下たちからの信頼も厚かった。


ボーナスも出るようになったので
自分へのご褒美としてオシャレをするようになる。


ウエストも6センチも減っていた。


仕事帰りに若い男から
“よかったらこれ”
とボクシングのチケットを渡される。


抄子は
“あなた誰?”
と呆然とするが
よく見ると男は清掃員の男だった。


男は覚えてもらえていなかったことにヘコむが
“嫌な事あると格闘技とか見るとスッキリする”
という。


抄子は名前も知らないが人懐っこい笑顔の男を意識するようになる。


抄子は華江を誘って二人で試合を見に行く。


華江も一樹と別れたという。


華江によると
一樹は咲と籍を入れたのだという。


華江は
“一樹もただのつまらない男だった”
と一樹を軽蔑している。


二人はボクシングの試合に集中しようと思うと、
出てきたボクサーはチケットをくれた男だった。


猛は試合で苦戦するが見事にKO勝利する。


猛は客席の抄子に気付いて笑顔で手を振る。


抄子は職場で猛に話しかける。


猛は抄子のおかげで勝てたという。


抄子がボクササイズに興味を示すので
猛は自分のジムに無料で誘う。


仕事終わりに猛はバイクで抄子をジムに連れていく。


ジムに行くと猛は抄子にボクササイズを教える。


そんな関係が続いて
抄子は一樹を想って身体を持て余す夜が無くなっていた。


抄子がジムから帰ろうとするので猛は送るという。


抄子が転びそうになった拍子に二人は接近する。


猛は抄子にキスをすると抄子は受け入れるが
“私37だよ”
という。


猛は
“年の差なんて関係ない”
と真剣な様子。


“×2でこの間も男と酷い別れ方をした”
というが
猛も
“一人前になるまでは彼女作らないって決めてた”
という。


抄子は
“猛と自分の欲望を抑え込まないでいい方法”
として
“セフレって嫌?”
と提案する。


抄子の表情には大人の余裕の笑みが浮かんでいる。

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セフレの品格 ネタバレ その5

それを聞いた猛は幻滅したような表情をするが、
想像して真っ赤になっている。


その様子を見て抄子は
一樹にそれを提案されたころの自分を思い出す。


猛は
“そういうの嫌だ、ありえない”
というが
抄子は
“体は正直”
と猛の下半身に触りだす。


猛は狼狽するが抄子に身を任せる。


抄子は猛を仰向けにして
手と口で責めると猛は恥ずかしがるが気持ちよさそうにする。


猛に反して抄子には余裕があった。


抄子が
“一緒に自由を手に入れない?”
とほくそ笑むと
猛は一瞬躊躇うが仰向けのまま抄子に挿入する。


終わった後
猛は
“欲望に負けた”
と自分に呆れているが
抄子が
“ごめんね犯しちゃって”
と微笑んでいる。


猛は
“今はセフレでもいいけど一人前になったら恋人として認めて欲しい”
という。


抄子にその気はないが
猛は
“一生懸命頑張る”
という。


猛は
“さっきは早くいっちゃった”
と抄子を担いで二階の自室に連れていく。


猛と抄子の関係は順調だった。


猛が抄子を家に送って帰っていくと
家の前で咲が待っていた。


咲は謝罪をするが抄子は許すつもりはなかった。


抄子はすぐに帰るように言うが
咲は
“本当にごめんなさい”
と頭を下げ続ける。


抄子は
“咲ちゃんの思い通りになった、一樹と籍を入れたって聞いた”
というと
咲は一樹と養子縁組して
“父と娘”
になったことを打ち明ける。


一樹は咲の生みの親に一千万払って縁を切る約束をさせたという。


“離婚して別れた息子にしてやれなかったこと”
と咲にしてあげて
マナーや常識を教えてもらい愛情をかけてもらったという。


望んでた関係ではないが
幸せというものを知ることができたという。


抄子と別れたのは
“咲が抄子に危害を加えないようにするため”
だったと咲は抄子に説明する。


抄子と別れて以来
一樹は他の女とは付き合っておらず、
時折寂しそうな顔をするという。





抄子は猛とデートをするが
“もっとクールであるべき”
という。


猛は
“こうあるべきって考えに縛られている、オリジナルな関係を築こう”
と微笑む。


猛の部屋に行く前にドラッグストアに行くと
抄子は偶然店にいた一樹と再会する。


猛は買い物をするためレジに行く。


抄子は呆然として一樹を見つめていると、
商品崩してしまう。


一樹は商品を元に戻して
“じゃあな”
といって去っていった。


猛が買い物をして戻ってくると
猛の部屋に行く。


猛に抱かれているときも
一樹の事を想って心がザワついていた。


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セフレの品格 2巻の感想

“素敵な別れ”は保留…!?


一樹がトンデモない形で退出したかと思ったら、
まだわかりませんね。


抄子も一樹もお互いに未練があるようです。


華江は一樹に幻滅していたようですが、
抄子と同様に事実をちゃんと知れば認識を改めると思います。


というか
抄子よりも華江の方が一樹を失って困るハズです。


華江は旦那との結婚生活は
一樹がいることにより成り立っていると言っています。


華江は今のセレブ生活を失ってしまう可能性が高くなりました。


華江の今後の動向も楽しみです。





それにしても
一樹がお人好し過ぎですね。


咲のようなド底辺なクズのために
大金をはらってかけがえのない存在だったはずの抄子も手放しています。


咲は反省しているようですが
人の本質がそう簡単に変わるハズないのでやはり許せません。


一樹は自虐的な人生を進んで歩んでいるように見えます。


やはり
結婚の失敗による心の傷が大きいようですね。





猛というまっすぐで純粋なキャラは
この作品では珍しいのでいいスパイスになっています。


栗山は期待通りの下衆っぷりで安心しました。


猛と抄子の関係に
一樹がどう絡んでくるか楽しみです!


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