うなぎ鬼 3巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレと結末、感想を紹介します!

3巻には15~最終話が収録されています。

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うなぎ鬼 15話のネタバレ

「冷たい雨」

外は大雨が降っていた。


勝は適当な理由をつけて
ミキ以外の女の子たちを帰らせる。


勝はミキと二人になれる状況を作り出し
“どんないいわけをするのか”
をじっくり話し合うことにする。


ミキの携帯に着信があるので出るとミキからだった。


ホテルのロビーから電話をしており
“携帯おいてきちゃった、迎えに来て”
という内容だった。


勝はホテルの付近まで車を運ぶと
ミキは雨の中走ってやってくる。


短い距離だったが雨が強いためずぶぬれだった。


ミキは携帯を確認すると
勝がメールを勝手に見た事に気付き怒り出す。


勝は無反応だった。


ミキはずぶぬれで気持ち悪いと言って
コスプレのメイド服に着替えだす。


勝は待避所に車を停車する。


着替え終わったミキに
“俺はおまえにだまされてたのか”
と無表情のまま尋ねると
ミキは足を開いて
“あたしとしたい?”
と挑発してくる。


ミキは突如
“キモいんだよ、ブタが!”
と勝を罵ると
勝は無表情のままミキに迫っていく。


勝は車内の音楽を大音量に上げる。


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うなぎ鬼 16話のネタバレ

「暴走」

ミキは勝を罵り続けるが
勝が無表情のまま迫ってくるので恐怖を感じる。


勝はミキの首に手を伸ばして締め始める。


勝は無理矢理ミキにキスをして胸を鷲掴みにする。


ミキは叫んで抵抗するが
マサルが顔を叩くと泣いて謝りだす。


ミキの謝罪は勝には届いていない様子。


勝は無表情のままミキを犯しだす。


勝は怒りに任せてミキを後ろから突いているが、
気が付くとミキは動かなくなっていた。


雨がより一層強く降っている。


勝は千脇に電話して
“人を殺してしまった”
と泣きながら報告する。


千脇は冷静に
勝の状況と現在地を把握する質問をして
“待ってろ”
と指示する。


勝に朋子からメールが届いていた。


内容は妊娠したというものだった。


“もうすぐお父さんだよ!やったねー”
という文面を見て
勝は大声をあげて泣きだす。


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うなぎ鬼 17話のネタバレ

「後始末」

千脇がやってくると勝に状況を確認する。


勝は泣いていて要領を得ない発言をするが
千脇は
“しっかりしろ”
と殴って激を入れる。


“ミキは富田が連れてきた”
ということだけ何とか発言できた。


千脇はマルヨシに電話して
“一体これから引き受けてくれ”
と頼み込む。


マルヨシには秀さんしかいない様子。


千脇は勝に
“運がいい、だまってしっかり見てろ”
という。


車の運転は千脇が行い
千脇はその間ずっと念仏を唱えていた。


マルヨシに到着すると
秀さんは鬼の形相をしていた。


秀さんは勝に掴みかかり
“てえめえがやったあと始末だ、覚えておけよ若いの”
と激怒して
千脇に手伝うように指示する。


勝は泣いていて使い物にならない。


なに一つでもミキの痕跡を残すことが許されない作業だった。


秀さんと千脇がマルヨシの中で何かをしている間、
勝は秀さんの指示でミキの私物全てを袋に詰め込む。


千脇と秀さんと千脇の弟が現れて
“あの死体は処理した、おまえは忘れろ、何もなかった”
と指示する。


千脇は勝に言い聞かせるように念入りに
“今日の事は夢の中の話”
と言う。


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うなぎ鬼 18話のネタバレ

「にぎり飯」

勝は千脇の家でしばらく待機することになる。


初めて聞いた秀さんの声を思い出し
“地獄から迎えに来た鬼の咆哮”
のだったと思う。


勝が目を覚ますと
千脇はしばらくの勝がやるべきことを説明する。


朋子に迂闊なことを言わずに、
マハロ休業に対する問い合わせはちゃんと対応して謝罪するようにという。


部屋からも出ないように指示される。


部屋には千脇の字で
“鬼なるか人なるか心眼の有るか無きか”
という掛け軸があった。


勝は
“目に見えたものだけを恐れて慈しんでいた自分”
を認識する。


“自分に心眼があったらミキの本性も見抜けた”
と思う。


朋子から電話が来たが
“何日か帰れない”
と詳しいことは言わずに電話を切る。


決まった時間に握り飯と味噌汁が届けられた。


マハロに客から電話が来ると
贖罪のつもりでひたすら謝り続けた。


そんな生活が一週間続いた。


翌日からは仕事に復帰するようにと千脇に指示される。


一週間ぶりの外部との接触で
すれ違う全ての人が自分を見ているような不安に襲われる。


久しぶりに握り飯以外の食事をとろうと蕎麦屋にはいるが、
手が震えて箸を上手く握れなかった。


仕方なくフォークを使うが
半分も食べることができなかった。


上着のポケットに入っている携帯が震えると、
心臓が飛び出るほど驚く。


メールはミキからで
“やっぽ~!久しぶり!元気?”
という文面だった。


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うなぎ鬼 19話のネタバレ

「メール」

勝はミキからのメールに困惑する。


電話をしてみるが
電話には出なかった。


“お前は誰だ?”
と送信すると
“ミキにきまってんじゃん!”
とミキの文面で返事が来る。


メールのやり取りでは
ミキは生きており意識が戻ったと主張している。


後遺症で声が出ないため電話には出られないという。


メールでミキは勝手にメールを見た事を怒り、
“奥さん以外のおんなとやりたかっただけじゃないの?”
と怒って見せると勝は必死に謝罪する。


ミキは
“声がでるようになったら連絡する”
と送り
勝は
“待ってる”
と返信する。


勝は
“ミキが生きていた”
と嬉しさのあまり声をあげて泣きだす。


その日の回収の仕事をこなして
一週間ぶりに事務所に向かっていた。


知らない番号から着信が入る。


出てみると富田だった。


勝は
“社長が本格的に探している”
と富田の身を案じる。


富田は勝に聞きたいことがある様子。


富田は
“ミキって女いたでしょ?”
というと
勝は冷や汗を流す。


富田が言うには
ミキからメールが来て会いたいと言われているのだという。


富田は
“勝が富田をおびき出すためにミキに指示している”
と勘ぐっていた。


勝は否定する。


富田は
“勝の事を信頼しているから直接訊ける”
と弁解する。


勝は
“ミキは俺には会えないのに富田に会いたがっているのはどういうことだ?”
と困惑する。


富田は
“ミキがそっちを辞めるなら俺がスカウトしても問題ないですよね”
といって電話を切ろうとするが
勝は
“ミキはどこから連れてきた?”
と尋ねる。


富田は黒牟でミキをナンパしたという。






数日後
朋子の待つアパートに戻ることが許される。


勝は荷物をまとめていると千脇が
“富田が見つかった”
とやってくる。


勝は富田の身を案じて心配すると
千脇は
“新宿kの中央公園だ、死体だめちゃめちゃだ”
という。


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うなぎ鬼 20話のネタバレ

「檻」

富田の死体は逆さで木に吊るされており
“首が抜けていた”
という。


口には声が出ないように
大量のゴルフボールが押し込まれていたという。


勝が恐怖で凍り付いていると
千脇は
“何か俺に隠してないだろうな”
と聞いてくる。


勝は慌てて
“俺はやってません”
というと
千脇は
“それはわかってる、本当に何も知らないんだな”
と念をおすと勝は何度もうなずく。


富田は
“嘘が育って結果がこれか”
とうなだれる。


富田の女は富田が逃げたことにより
借金を返すころにはババアで誰も拾ってくれないという。


その日は勝は朋子のいるアパートには帰らず、
千脇の家にもう一泊させてもらうことにする。


勝は富田を殺したのはミキなのかと思う。


丁度その時にミキからメールが来て
“ちゃんと謝って。謝るなら許してやるよ”
という文面をよんで恐怖で震える。


“殺されるのに出ていくはずがない”
と布団を被って怯えている。


翌日
メールに返信しないと
二時間おきにミキからメールが来ていた。


勝は
“会わなければ何も解決しないし前進もしない”
と思いミキに会いに行くことにする。


すぐに変身があり
待ち合わせ場所と時間を指定される。


夜の十時で場所は人通りの多い所だった。


行ってみるとバンが来て
ハルカが助手席から出てくる。


ハルカは後ろに乗るように勝を促す。


勝は促されるまま車に乗ると
運転席とは金網で仕切られていた。


勝は狼狽していると
ハルカは運転手に
“こんなんでよかった?”
といって去っていく。


勝は訳が分からず
強引に出ようとするが窓にまで金網があった。


運転席にいる男をよく見ると
マルヨシの山木だった。


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うなぎ鬼 21話のネタバレ

「鬼の報い」

勝は山木に話しかけ続けるが
山木は無言で運転をする。


勝は助けを叫ぶが
通行人たちは誰も気づかない。


勝は黒牟のマルヨシに向かっていることに気付く。


マルヨシで千脇と秀さんたちが
勝を待ちかまえているのを想像する。


マルヨシに到着すると
山木は降りていいという。


勝が
“ミキに謝りたい”
というと
山木はスタンガンで勝を昏倒させる。


勝が目を覚ますと裸で両手足と口を拘束されていた。


後ろ姿のミキを見つけるが
振り向くとミキの服を着た山木だった。


山木はミキが自分の妹であることを明かす。


“ミキがずいぶん世話になった”
と全てを知っている様子。


山木は
“最近全く連絡がなくなって心配してるところへこれだもんなあ…”
といって勝の顔面を蹴りつける。


山木は
“ミキが売春させられていた”
と怒っている。


ミキを処理したのは
秀さんと千脇と弟だった。


山木はその時は知らなかったが
ミキの私物の入ったビニール袋を処理する仕事をする際に気付いたという。


それは勝が詰めたものだった。


全ての私物に見覚えがあり
特に携帯カバーは山木がミキにプレゼントしたものだった。


携帯カバーのイチゴの柄は
ミキが自分で描いたものだという。


“新品になんてことするんだ”
と大人げなく怒鳴って喧嘩になったが、
その携帯がゴミ袋から出てきてショックを受けたという。


山木は
“聞けよちゃんと”
と激高して勝の左耳に指を突きさす。


山木はすぐには殺す気はない様子。


“富田のようには簡単に殺さない”
といって包丁を手に取る。


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うなぎ鬼 22話のネタバレ

「刑場」

山木が全てを知ったのは
携帯のメールからだった。


ハルカに連絡を取りさらに詳しく知ったという。


山木は
“どうやって騙したんだ、鬼だよおまえら”
と勝の頭を小突く。


富田にミキのふりをして会ってみたところ、
“あいつと話してたら切れちゃった”
のだという。


ミキをスカウトした富田には
“もうちょっと苦しませてからにすればよかった”
と後悔している様子。


メールの内容から勝にカマをかけると
簡単に引っかかったと馬鹿にする。


山木は
“死んで詫びてもらう”
と勝の顔を何度も踏みつける。


やり過ぎて勝が苦しそうにするため
“鼻の孔広げれば楽になる”
といって鼻に切れ目を入れる。


“あんた人じゃないんだから、鬼なんだから”
とじっくり拷問してから殺すつもりだという。


勝の皮を全て剥がしたうえで
鰻の生け簀に落すという。


鰻は肉が大好きで顎が強く、
川がないとサクサク喰うのだという。


山木が少しづつ勝の皮を剥がしていると
勝の反応は鈍くなっていく。


山木は
“苦しめよ”
と激高して蹴りつけると
秀さんが
“やめるんだ山木”
と声をかける。


秀さんは事情を全て聞いており
“俺の職場で人を殺めるのはさせない、やるならどっかよそでやれ”
という。


山木は
“誰にも迷惑はかけない”
と懇願するが
秀さんは千脇に拾ってもらった恩のため
“殺しだけはやらない、やらせないと約束した”
という。


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うなぎ鬼 23話のネタバレ

「心眼」

黒牟は
“本当の魔窟”
にするわけにはいかないと秀さんは主張する。


“これ以上まわりから孤立するわけにはいかない”
と黒牟を大事に思っている。


“それを承知でならやれ、俺の見ている前で”
という。


山木は
“こいつは俺の妹を殺したんだ”
と泣いている。


秀さんは
“お前が罪を背負うことになる、こいつを殺せば黒牟が全部敵になると思え”
と山木を説得する。


山木は秀さんにしがみついて泣き叫ぶ。





勝は秀さんの部屋で目を覚ます。


傷の手当は既にされていた。


勝は部屋の中に娘の写真を見つける。


秀さんは勝を助けたのは
詩音という女の子だという。


詩音は勝は何度か見かけており
氷をもって部屋に入ってくる。


詩音は秀さんの所に来て
“あのやさしそうなおじさんがたいへん”
といったという。


詩音は氷を持ってくると帰っていく。


詩音には戸籍は無く学校に行けない。


詩音の用の子供は黒牟には何人かいるという。


詩音は秀さんの顔を見ても怖がらず懐いてきたという。


“あの子が怖がるのは本当にいやらしい心の大人だけ”
と秀さんは不思議がっている。


秀さんは詩音が持ってきた絵本の話をする。


“舌きり雀”
で、
ラストシーンでは優しい爺さんが貰ったお土産の中身は宝物で、
意地悪なばあさんが貰ったお土産の中身は化物という話だった。


詩音は読み終わった後
“両方とも同じものが入っていたに違いない”
といったのだという。


秀さんはどうお言うことか分からなかったという。


しかし
“今じゃあ詩音に賛成だ”
という。


詩音が主張しているのは
“人間が見ているものは、見る者次第でどうにでも見える”
ということだと理解したという。


秀さんは
“本当のこと”
を話し出す。


マルヨシは人間の死体を処理しているのは事実だった。


ただし
勝たちが想像するようなことは行っておらず、
焼却炉に直行だという。


歯だけは燃え残るため
死体から取るのだという。


きっかけは不法滞在者の死だった。


国籍の無い者は火葬場は受け入れてはくれない。


仕方なく焼却炉で焼いたのだという。


それから千脇が
暴力団関係者から1体500万円で処理を引き受けるようになる。


“自分が生まれ育った黒牟のため”
に引き受けた仕事だった。


死体を引き受けた日は
不思議と詩音が騒ぐのだという。


黒牟ではいろんな後始末をするが
人のものを奪うことはしないのだという。


黒牟の人間たちはずっと奪われ続けてきたためだった。


秀さんの話を聞き終えると
勝は千脇の家にあった掛け軸の言葉を思い出す。


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うなぎ鬼 最終話(結末)のネタバレ

「うなぎ」

四カ月が経ち
勝は朋子と一緒に東京を離れる。


安アパートにい住んで
平穏な暮らしを送っていた。


髪と眉は元に戻り
千脇のツテで風俗店に勤める女たちの送迎の仕事をしている。


山木に指を突っ込まれた左耳の聴力は失っていた。


勝は冒した罪を背負っていくことを認識しており、
“自分の中に潜む獣を殺す正義の刃”
があるとしたら
これから生まれてくる赤ん坊かもしれないと思っている。






マルヨシでは山木が消息不明となっていた。


あれからしばらくは一日も休まず働いていたが、
一カ月半ほど前に姿を消していた。


姿を消す少し前には奇行が目撃されていた。


生きた鰻を何匹も頭から齧ったり
部屋にかけてある雨合羽に何度も土下座したりしていた。


“自分が吊るして殺した富田の亡霊に怯えている”
と思われる行動だった。






月曜日は勝の仕事は休みだった。


気晴らしに出かけていると
朋子から
“おいしいものがあるから早く帰ってこい”
とメールがくる。


朋子の健康状態は良好だが
体重増加で医者から注意をされていた。


アパートの部屋に近づくと
臭いですぐに鰻だと判別がつく。


部屋に入ると勝のリアクションが薄いため
朋子は
“もっと喜んでよ”
と膨れる。


朋子は
“会社の人がわざわざ届けてくれた、山木さんて人が”
というと
勝は青ざめる。


山木は朋子のお腹を見て
“おめでたなんですか?知らなかったなあ、おめでとうございます”
といって帰っていったという。


朋子は勝の不安そうな顔を見て心配する。


固定電話が鳴り響いている。


電話のすぐ横には
“鬼なるか人なるか心眼の有るか無きか”
という
千脇の家にあった言葉が飾られている。


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うなぎ鬼 3巻の感想

覚醒した勝が怖すぎる…


昔あったニュースで
力士が女将さんをちょっと小突いて怪我をさせてしまったというのを思い出しました。


勝も力士に負けないような大男です。


そんな大男からすると
“ちょっと小突いた”
だけでも
か弱い女性はひとたまりもないのでしょうね…


ミキはあっさりと死亡してしまいました。


“死んだはずのミキ”
からきたメールで
“ミキは生きているのでは?”
縋ってしまう勝の心の弱さは分からないでもないですね。


おそらくは本心では気付いているとは思いますが
そんな自分の心を勝は騙しています。


この辺の安易さや愚かさから人間味を感じられ、
勝という主人公に魅力を与えています。






富田が死んだことを聞いて
“ミキに殺されたんだ”
と思い
“自分も殺される”
と思って怯えている様が面白すぎます。


勝は大男であることを忘れてしまったのでしょうか…?


シリアスなシチュエーションですが
“お前そのガタイで…”
とツッコミたくなりました。






この作品のいいところは
“人を一人殺してしまうこと”
の重大さを丁寧に描いている所でした。


ミキの死は
“無かったこと”
とされてしまいますが
それでも勝は死ぬまで苦しみ続けるでしょう。


山木も富田を殺したことに苦しんでいます。


“ジェノサイダー”
という作品で
冴えないサラリーマンが虐殺者として覚醒していました。


冴えないサラリーマンがDQNをガンガン殺していくのに爽快感はありましたが、
この作品のように
“一人を殺してしまう”
までの経緯や心理を丁寧に描写されているのも読んでいて面白いです。


ラストシーンから
勝は今後の人生で死ぬまで山木に怯え続けるのが伺えます。


“人を殺してはいけない”
というのを
丁寧に描くことで伝えてくれる良作でした。


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