フリンジマン 1巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!
1巻には1~9話が収録されています。
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フリンジマン とは?
出版社:講談社
発売日:2013/12/6
作者 :青木U平
場末の雀荘に集まった4人の男たち。
彼らはある共通の願望で繋がっていた。
その願望とは「愛人を作りたい!!」という清々しいまでに不純で、申し開きできないくらいにストレートなものである。
そして男たちは『愛人同盟』を結成する!!
不倫のベテランである井伏(通称:愛人教授)から、愛人作りのノウハウを伝授される田斉たち。
果たして、彼らは愛人を獲得することができるのか……ッ!?
フリンジマン 1話のネタバレ
「その名は愛人同盟」
田斉、安吾、満島、井伏は雀荘にいる。
本題は麻雀ではなく
“愛人の作り方”
を学ぶことだった。
満島が今日の為に呼んできた井伏は
愛人作りのベテランだという。
井伏は
“愛人教授”
と呼ばれており
三人に
“本気で愛人を作りたいとお考えですか?”
と決意を確かめる。
三人は
“ハイ”
と即答する。
井伏は愛人を作るのに
“告白はいらない”
といって島耕作を例に出す。
愛人にするのは
“好きな女”
ではなく
“都合のいい女”
なのだという。
それを聞いた3人は衝撃を受ける。
井伏は
“感情を捨てなくては、「任務」は遂行できない”
という。
“マシーンになれ”
という井伏に対し
安吾はそのことを軽んじる発言をする。
井伏は呆れた様子で
“中途半端な気持ちなら降りてもらえませんか?”
といって
“伊達や酔狂じゃない”
と安吾の甘い認識を指摘する。
井伏の真剣な表情に安吾は圧倒される。
満島は安吾に降りるように言うと
安吾は狼狽する。
満島は安吾に
“だいたいお前、嫁いねーじゃんか”
というと
井伏と田斉は呆れた表情をする。
安吾は熱意を見せて懇願するので
井伏は
“被検体は未完成なほど都合がいい”
といってOKする。
井伏を教授として
4人は
“愛人同盟”
を結ぶことにする。
井伏は
“都合のいい女の見つけ方”
をレクチャーする。
会社などでの朝のアイサツだという。
“オハヨウゴザイマス、○○さん”
のように
挨拶の後に名前を付ける女性は
わずかでも意識しているハズだという。
井伏によると23%の確率で愛人関係が成立するのだという。
そういった女性を井伏は
“愛人の原石”
と呼んでいる。
翌日
田斉が会社にいく。
若い女性社員とすれ違うとその子は
“オハヨウゴザイマス、田斉主任”
というので田斉は
“いた~”
と驚く。
その子は美人で巨乳だった。
田斉はかろうじて
“オハヨウ”
と返す。
その子の名は詠美で
“愛人の原石”
と認識する。
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フリンジマン 2話のネタバレ
「その女は愛人の原石」
田斉は前日の井伏の言葉を思い出す。
愛人の原石を見つけた後は
“二人きりの場所で話す”
のが次にすることだという。
人目につかない給湯室などでもいいので
“擬似不倫体験”
を共有することが重要だという。
これを積み重ねると
愛人になる確率が32%に上がるという。
田斉は資料室で詠美と二人きりになっていた。
“今こそ擬似不倫体験を…”
と思っていると
急に足取りが重くなる。
田斉は自身を繋ぐ巨大な鉄球を意識する。
結局その場では何もできなかった。
家に帰って後悔している。
“あの巨大な鉄の塊”
と今まで事なかれを貫き通してきたツケだと理解する。
田斉は今まで事なかれを貫き通してきて、
そのかいあって滞りなく就職して結婚もしていた。
“こんなオレが不倫などという背徳行為ができようものか…”
と決意が揺らぐ。
調理中の妻の背中を見て
“できるはずがない…”
と思う。
休日に雀荘で愛人同盟は会議を開く。
田斉は一部始終を報告し
“素質が無かった”
と諦めるような発言をする。
井伏は
“覚悟が無ければ辞めるべき”
というが
ウニのたとえ話をする。
ウニは大人になってから食べると
妙に美味しく感じるという話に田斉は納得する。
井伏は
“ウニを食べずに一生を終えるというのは悲しい人生”
という。
井伏は
“たった一度きりの人生思い残すようなことがあってな無念すぎませんか?”
というと田斉はやる気を取り戻す。
田斉は会社の飲み会に出席していた。
トイレから出るタイミングで
偶然、詠美と廊下で二人きりになる。
田斉はなんでもないテレビの話題を振り、
会話をすることに成功する。
田斉は勇気を出して満足してタクシーで帰ろうとすると、
詠美が
“ついでに乗せてってもらっていいですか?”
というのでタクシーで一緒に帰ることになる。
田斉は
“この場合のレクチャー受けてないんですけど”
と焦る。
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フリンジマン 3話のネタバレ
「その部屋は諜報室」
詠美がメールを打ち始めたので、
田斉もメールを井伏に送って現状の報告をしてアドバイスを求める。
井伏の指示で愛人同盟の3人はイヤホンマイクを渡されていたため、
それを装着してリアルタイムで指示を受けることにする。
井伏は
“千載一遇のチャンス”
という。
個人情報を聞き出してそれを井伏に伝えて欲しいという。
田斉が詠美に出身地を聞くと、
詠美は自ら自分の生い立ちや家族構成を話し出す。
その間に
井伏は他の2人にも緊急鞘腫をかける。
井伏の
“愛人部屋 兼 諜報室”
に3人は集まる。
諜報室にはたくさんのモニターがあり
田斉の居場所がリアルタイムで表示されている。
二人は驚いているが
その間に田斉から詠美の情報がメールで送られてくる。
井伏は
・犬
・3人兄弟の真ん中
という要素から
詠美が“男性依存”の毛があるとプロファイルする。
井伏は
“とてもいい引きで、ポーカーならスリーカード”
という。
“彼女の家に行ってみましょう”
という提案に3人は驚くが
井伏は
“スリーカード”
なので強気に行くべきだという。
詠美が田斉の家より早く降りてしまうのがわかっているため作戦を立てる。
井伏は田斉に詠美のマンションの特徴がわかるような質問をするように指示を出す。
詠美の返答から
安吾がすぐにマンションを割り出す。
次は
“どうやって一緒にタクシーを降りるか”
が問題となる。
井伏は田斉たちがいる地図をよく見ることで、
ルート変更を指示する。
数分後
井伏の指示通りにタクシーが進み詠美が降りる箇所まで来る。
詠美が一人で降りようとするが、
井伏の目的地を聞いた運転手は一度降りてタクシーを拾い直してほしいというため田斉も降りる。
井伏の的確な分析と判断力に3人は脱帽する。
田斉は詠美のマンション前まで送っていく。
その間に会話は続かなかった。
それでも田斉は
“よくやった”
と帰ろうとすると
詠美は
“ちょっと寄っていきます?”
という。
田斉は
“これが愛人の原石!?”
と驚くが
井伏はこの展開を予想していた。
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フリンジマン 4話のネタバレ
「その男は…誰?」
井伏は通信機を外す。
これから先は
“オトナの向う側”
といって田斉に全てを任せることにする。
田斉も通信が切れたことにより、
これ以上は自力で何とかするということだと理解する。
詠美は美味い日本酒があると部屋に案内すると、
部屋の前には男がいて
“詠美、ソイツ誰?”
と落ち着いた様子で詠美に尋ねる。
田斉は一瞬フリーズして走馬燈のようなモノを見ると、
反転して全力で逃げ出す。
すぐに愛人同盟は行きつけの雀荘に集まり会議となる。
田斉の報告を受けると
井伏は二つの可能性を示唆する。
一つは自分たちが美人局にハマってしまったことで、
こちらは最悪の場合だという。
田斉は冤罪を着せられることを考え身震いする。
もう一つは男が姉弟だという可能性だった。
井伏は
“男の対応が冷静すぎる”
という。
彼氏の場合は田斉を追いかけて問いただすくらいはするが、
それが無かったという。
そして
“ごく稀なケース”
といって
“男がジョーカーの場合”
を説明して
その場合の対処法を田斉に伝える。
会社で田斉は詠美と会うと気まずかったが、
自分から話かけて逃げたことを謝罪する。
しかし
詠美から謝ってきて
“あの人「元カレ」なんです”
という。
詠美は別れたいがしつこいのだと言って、
田斉に
“彼氏のフリをお願いできませんか?”
と提案してくる。
田斉は
“スリーカードがフォーカードになった!!!!”
と思う。
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フリンジマン 5話のネタバレ
「その連れは真・愛人」
井伏は3人に経験値を積ませるために、
飲み会に自分の愛人を連れてくる。
愛人のユキを残して井伏は席を外す。
3人は緊張で凍り付く。
田斉はが飲み物のオーダーを聞き出し、
会話のきっかけとなる。
何もできなかった二人は田斉の成長を実感する。
ユキは酒が入ってきたため
“なんでも訊いてください”
という。
満島が
“女性は男に胸の谷間を見られることに気付いているのか?”
について尋ねると
ユキは
“100%気付いている”
という。
しかし
女性によってはボディビルダーと一緒で、
特に不快感を感じないという。
それでも見過ぎると不快に感じるという。
安吾は
“男の本能”
というと
ユキも納得していた。
砕けた話題になってきたため、
田斉は詠美とのことをユキに相談すると
“絶対に田斉さんに気がありますね”
という。
“気がある”
からといって
“恋愛に繋がる”
というものでもないというのを聞いて
安吾は映画のCUBEの絶望感を思い出す。
ユキは
“彼氏のフリ”
と大きなチャンスと危険なリスクが隣り合わせだという。
数日後
詠美から田斉にメールが来る。
内容は
元カレが働いている六本木でデートしてほしいというモノだった。
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フリンジマン 6話のネタバレ
「そのミッションは死角なし!!」
田斉は六本木で詠美と会う。
詠美はおしゃれな格好をしておりとても奇麗だった。
田斉は
“愛人”
を意識して周囲の目が一気に気になる。
田斉には大きな懸念事項があった。
その日は六本木の近くで
嫁が友達とランチをしているのだった。
井伏はその報告を受けて
嫁の携帯にGPSを仕込むように指示する。
当日は
安吾と満島が車で現地を見張り、
井伏は自室でGPSを観察して指示を出すことになる。
田斉と嫁がいる位置は離れているため、
安全な時間が過ぎる。
現場の安吾と満島は油断していた。
井伏は嫁の発信機(携帯)が動かないことが気になり、
現場の二人に目視するように指示を出す。
田斉の嫁の姿が見えないため
店員に
“ここにいたお客さんは?”
と聞くと
店員は
“混んでいたため系列店にご案内させていただきました”
という。
さらに店員は
“その御客様が携帯を忘れていった”
という。
二人は緊急事態を井伏に伝える。
井伏は田斉に伝えるが
田斉は既にすべてを把握していた。
田斉は3人に
“嫁は今オレの真後ろにいる”
と報告すると
3人に緊張が走る。
店の外に出るには嫁の横を通るしかなかった。
詠美が食べ終わったため外に出ることになる。
安吾はこの状況を
“まるでアルカトラズ刑務所じゃないか”
と思う。
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フリンジマン 7話のネタバレ
「その席はアルカトラズ」
井伏は嫁を一瞬でいいので席を外す作戦を考える。
井伏は
“5分後に嫁を動かす”
といってその間に
会計を済ませていつでも席を立てるように準備するように指示する。
井伏は田伏たちがいる店舗に電話をする。
田斉たちがいる店舗の店員のフリをして
“忘れ物をしたお客様がいるので電話口に呼び出してほしい”
という。
井伏の指示通りに店員は嫁を電話口に呼び出す。
嫁の動きを慎重に安吾が見極めて
席を立つタイミングを田斉に指示する。
田斉は嫁に気付かれずに店から脱出することに成功する。
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フリンジマン 8話のネタバレ
「その会話はいただけない」
3人は安心しているが、
井伏は
“気を抜いてはいけない”
という。
田斉は会話のネタに困っていた。
それを察知した井伏は
ショーウインドウを見て立ち止まるように指示をする。
田斉はよくわからないまま指示に従う。
すると
詠美は田斉が立ち止まったことに気付き、
“こういう服が好きなんですか~”
と自分から話をしだす。
その後も
“ショーウインドウで立ち止まる”
で会話がはずんでいく。
デパートに入ると
井伏は危険を察知して田斉にルートを指示する。
そのまま進むと宝石売り場に行くところだった。
3人はそこが危険地帯であることを理解できない様子。
井伏は
“結婚”
のイメージが入り込むものはNGだという。
さらに
“ベビー用品店”
“ブライダルショップ”
も純度100%の愛人を作るには絶対に避ける必要があるという。
井伏の指示するルート通りに進むと、
田斉と詠美は距離が縮まっていく。
詠美は
“次のデートはキレイ系の服着ていきますね”
と楽しそうに話し
さり気なく田斉の腕を組んでくる。
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フリンジマン 9話のネタバレ
「そのオッパイは新大陸」
田斉は井伏の
“「形」が現れれば90%愛人関係の成立”
という言葉を思い出す。
田斉は浮かれていたが
詠美は本題の“元カレの働いている店”の前まで来たというと緊張が走る。
井伏も大事な場面なので
井伏の指示通りに慎重に行動するように注意しようとする。
しかし
店が地下にあるため移動中に通信が途絶えてしまう。
田斉の緊張感はどんどん上がっていく。
現地の安吾と満島は
田斉を目視できる距離から見守っている。
店は気味の悪い雑貨店だった。
ジェイソンマスクをした店長が出迎えると、
店長は詠美を見て
“タツヤの彼女でしょ?”
という。
詠美は
“元カノです”
といってタツヤの居場所を尋ねると
店長は
“辞めちゃったわよ”
という。
二人は肩透かしを食らった様子。
田斉は安堵していた。
田斉は
“もう腕を組む必要なかったネ…”
というと
詠美は
“組まない理由もありませんよね…”
という。
田斉は満面の笑みを浮かべて店を出ると、
その姿を満島と安吾は確認する。
店から出ると二人の背後にタツヤが立ってた。
満島と安吾は気づいて青ざめるが、
田斉はまだ気づいていない。
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フリンジマン 1巻の感想
一つ目の大きなハードルは
“結局は女性側次第と運”
ということですね。
井伏は
“愛人になる可能性がある人を探す”
というもので
“意中の人を何とか愛人にする”
というモノではありません。
この話を聞いて
“今でしょ!”
で有名になった林先生がTVで言っていたことを思い出しました。
林先生は
“潜在的に自分のことを好きになってくれる可能性のある女の子を見極めて、その子にアタックする。好きになってくれない子はどんなに頑張っても好きになってくれない”
と言っていました。
井伏と林先生が主張していたことは、
ほぼイコールなので正しいのだと思います。
林先生はその話で
“100人女性がいれば、福山雅治には70人がいい返事をする。しかし、俺には1~2人くらいしか来てくれない”
とも言っていました。
チャンスは誰にでも平等にあるというものではないという事なので、
リアリティがあり悲しくなりますね…
普通の人は数少ないチャンスを見逃してはいけないということなのかもしれません。
作品の内容としてはギャクとしても面白いし、
“参考書”としても秀逸だと思います。
主人公の田斉はかなりの幸運ですが、
井伏もちゃんとその幸運を心配しています。
愛人のユキのアドバイスは
全男性にとって耳が痛い話でした。
井伏というキャラに好感を持てる点は
“チャラ男”
ではなく愛人作りに真剣に取り組んでいる真面目な男なところです。
“愛人が沢山いる”
というだけで
普通は嫉妬されて同性から嫌悪の対象になります。
しかし
井伏はいかなる時も真剣で全力で
“愛人作り”
に誰よりも正面から向かい合っています。
“ここまで真剣にしているなら許せるか…”
と男性目線からは思ってしまい、
尊敬の念すら抱きます。
裏を返すと
“ここまでしないと愛人は作れない”
ということで
殆どの人は挫折してしまうでしょうね…
安吾の愛人作りを軽んじるリアクションを井伏は注意していますが、
安吾の様子が普通だと思います。
ラストシーンは修羅場フラグが立っていますが、
タツヤは前回と同様に怒っている表情はしていません。
男たちの懸念は杞憂に終わるかもしれませんが、
どんな展開か楽しみです!
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と思うかもしれませんが
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