中卒労働者から始める高校生活のネタバレ！

中卒労働者から始める高校生活 1巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します！

1巻には1～4話が収録されています。

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中卒労働者から始める高校生活とは？

出版社：日本文芸社
発売日：2013/5/29
作者　：佐々木ミノル

工場で働く18歳の片桐真実（かたぎりまこと）は、自分を中卒だと笑い捨てた周囲を見返すべく、高校受験に失敗した妹の真彩（まあや）と共に人種のルツボ“通信制高校”に入学する。

そして入学式当日、見目麗しきお嬢様・逢澤莉央（あいざわりお）と劇的な出会いを果たす。

『ドットインベーダー』の著者、熱描！ムキダシのリアル青春ラブコメ、待望の第1集！！

中卒労働者から始める高校生活 1話のネタバレ

「入学式」

真実は母親の遺影に妹の真彩の高校受験の合格を願っていた。

しかし
真彩は最低ランクの公立高校を落ちてしまう。

滑り度めは受けていなかった。

真彩は担任から通信制高校を進められる。

真彩は中卒で働いている真実と一緒に行きたいという。

真実は
“今更”
といって仕事に向かう。

真実たちの父は刑務所に入っている。

親戚は家を貸してれるのと、
事故で死亡した母親の保険金と真実の収入で暮らしている。

職場に行くと真実は最年少ながら指揮係として的確に指示を出す。

しかし
新しく入ってきた大学卒業者の社長の友人の息子の梶原に役割を奪われてしまう。

同僚たちは
“まこ中卒だしな”
と従う。

梶原は感じが悪く真実に
“妹のために中卒で働いてんだよね、泣けるね”
というと
真実は怒って殴り掛かる。

梶原が殴り返すと従業員たちは止めにはいる。

真実は夕暮れの橋の上で社長や梶原、同僚たちを思い出し
“クズ”
と何度もつぶやいていた。

真実は真彩と一緒に通信制高校に行くことを決意する。

真彩は大喜びする。

入学式に二人で参加する。

3年後には高卒で
さらに4年後には大卒だと真実は意気込む。

敷地内で美少女が犬と戯れていた。

真実が思わず目を向けると
強い風が吹く少女のスカートがめくりあがる。

少女は慌ててスカートを抑えると、
付近にいた真実を睨みつける。

すぐにアラタと呼ばれる男が
少女の近くに来て真実を威嚇する。

少女はリオと呼ばれている。

アラタはリオに一人で歩かないように注意する。

入学式は体育館で
真実はリオの隣となる。

真実はリオの身に着けているアクセサリーなどから金持ちであるのを察する。

リオは
“ジロジロ見ないで、気持ち悪い”
というと
真実は
“アンタではなく持ち物を見ている”
と返して口論になる。

周りにも聞こえるくらいの大きな声で喧嘩になり、
真彩が仲裁に入ろうとすると真実は
“お前のせいで中卒なんだろうが”
と怒鳴ってしまう。

真彩は涙を浮かべながら
“知ってるよぁ、だから一緒に楽しめたらって”
という。

真彩は一人で帰ろうとすると
校内でガラの悪い新入生に絡まれる。

３人がかりでひと気のない場所に連れていかれて、
真彩は恐怖で声を出せない。

アラタとリオも目撃しているが、
アラタは教師を呼んでくると言って行ってしまう。

リオも声を出すことができない。

真実は高い階の窓から真彩を発見する。

すぐに窓から飛び降りて助けに行く。

３人の男子生徒を殴りつける。

それを見ていたリオが大きな声を出したため
３人の男子生徒は逃げていく。

真彩は
“真彩知ってるから、お兄ちゃんがいつも守ってくれるの”
と泣きながら真実に甘える。

真実は真彩に微笑みかける。

リオは真実の笑顔を見て
“自分も守られたい”
と思う。

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中卒労働者から始める高校生活 2話のネタバレ

「同級生」

真彩は初の授業でご機嫌だった。

一緒に学校へ行って
“出校カード”
に名前を書く。

クラスには子連れのシングルマザーや老人もいる。

リオは真実の後ろの席に座り
真実に突っかかる。

アラタは
“こんなクズに関わらないで下さい”
と真実を指さすと真彩は怒る。

真実はリオに
“彼氏も別の席に座りたがっている”
というと
リオはアラタの母がウチで仕事をしているので助けてくれているだけという。

口論になるとアラタは真実を殴り、
リオは席を移動する。

体育の時間になると
野球のノックになる。

真実は一生懸命こなし
アラタも対抗する。

二人で争っていると
老人の松井の方にボールが飛んでいく。

一条はボールを追って草むらに入ってくと、
姿が見えなくなる。

真実はそれに気づき慌ててグローブを外して走っていく。

草むらのしたは川になっており松井が溺れていた。

真実はすぐに川に入って行き松井を救出する。

呼吸ができるように仰向けにして岸まで運んでいく。

リオも川に入って救助を手伝う。

松井は二人に礼を言う。

リオの体操服が透けて下着が見えていた。

真実が思わず凝視するとリオは真実に平手打ちを入れる。

夕方
真実が真彩を校門で待っていると、
リオが絆創膏を持って近寄ってくる。

リオは
“私触れないから自分で貼って”
といって帰ろうとする。

真実が何か言おうとして躊躇っていると
リオは
“謝るなら早くして”
という。

真実は
“可愛くねぇ～”
と思う。

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中卒労働者から始める高校生活 3話のネタバレ

「レポート」

授業は週１回であとはレポートを書くだけだった。

しかし
真実は仕事の残業続きで進んでいなかった。

時間が無いため作業着のまま学校に行こうとするが、
校門でリオを目にして着替えてから行くことにする。

学校では若葉の娘のヒナギクが人気モノになっていた。

真実とリオは顔を合わせると憎まれ口をたたいている。

真彩は若葉に
“離婚したの？”
とストレートな質問をすると
若葉は
“結婚してない、初めから一人で育ててる”
と屈託くいう。

真実は働きながら子育てをして学校に来ている若葉に一目置くようになる。

先日
真彩に絡んだ男の一人が話しかけてくる。

真彩も真実もにらみつけると
“必要以上にカラんだのは他の２人”
という。

他の２人は既に学校をやめているという。

真実は驚くが
卒業するころには10分の1になるのが普通だという。

若葉の仕事は高級デパートの店員だった。

営業成績は優秀で
金持ちの太い客は若葉の名前を憶えているほどだった。

その日も金持ちの客が若葉と商品を選ぶために名指しするが、
保育園からヒナギクのことで電話がかかってくる。

若葉は仕方なく客を他の店員に預ける。

ヒナギクは微熱を出していたため、
若葉は部屋に連れて帰る。

実家から心配の電話がかかってくるが、
若葉は強がって助けを求める様子はない。

家事と学校のレポートと子育てに追われ、
ついヒナギクに八つ当たりをしてしまい自己嫌悪する。

学校に行くと
若葉はヒナギクがいなくなったと焦っていた。

若葉は一人で捜そうとするが真実は手伝う。

真実は鉄塔に登って高い所から探そうとする。

若葉は強がって口論になる。

真実は
“一人でできないのは悪い事じゃない”
というと若葉は
“さっさと助けてよ”
といって協力することになる。

リオも高いフェンスによじ登るが降りるのに苦労している。

真実は手を差し伸べるが
リオは何かを思い出し一人でおりる。

ヒナギクが犬と一緒にどこからか帰ってくる。

ヒナギクはコンビニに若葉のためのお昼ごはんを買いに行っていた。

ヒナギクは
“ママ、お買い物しなくていいよ”
という。

若葉は安心とヒナギクの思いやりに感謝して泣き出す。

真彩もつられて泣きだし若葉とヒナギクに抱き着く。

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中卒労働者から始める高校生活 4話のネタバレ

「支部会」

真実と真彩は若葉から支部会に誘われる。

支部会とは地区ごとの生徒が集まって公民会でする勉強会だという。

夜7時からのため
仕事している人たちも参加が可能となる。

支部会に行くと
若葉の外にも松井やリオもいた。

真実はリオと家が近いことを知る。

真実はリオに話しかけられるが
トゲのある返しになってしまい自己嫌悪する。

支部会が終了後も
真実とリオは挨拶もかわさず帰っていく。

真彩は
“リオと仲よくしいたくないの？”
とリオは真実と仲良くしたそうに見えるという。

真実は
“向うはお嬢様でこっちは中卒労働者で仲良くなれるわけない”
と思っている。

次の勉強会で
小テストをよく出す先生のことが話題となる。

真彩は
“支部会とかないと勉強できない”
というと
リオは
“２週間に１回しかないものね、支部会”
と呟く。

真実は思い切って
“勉強会とかどうだろう？”
と発言する。

リオは
“使ってない部屋があるので良かったらうちで”
という。

みんな賛成となる。

リオの家は想像以上の豪邸だった。

写真たての小さい時のリオを見た真実は
“今と感じ違う、可愛い”
というとリオは照れる。

リオは
“このころは楽しかった…”
と意味深な言い方をする。

リオは
“学校はどうせつまらないと思っていたが、あなたみたいな人初めてで面白いと思った”
と二人で話していると
アラタがリオを呼びに来る。

アラタは真実に
“リオさんと馴れ馴れしくするな”
と警告する。

勉強会が終わると
真実は
“今日はせめて「バイバイ」くらい…”
と思っていると
リオは
“バイバイ”
という。

真実は思わず
“リオのこと好きなんだ俺”
という。

突然の告白に真実は自分に困惑するが、
リオも
“はずかしい、どうしたらいいの”
と顔を赤くして狼狽している。

部屋の外からアラタがやってきて
“みんな帰っただろ、さっさと帰れ”
と真実を追い出す。

リオが真実からの告白の余韻に浸っていると、
リオと知り合いらしき男が
“勉強教えにきてやったぞ”
と家に入ってくる。

真実は仕事で呼び出されたので仕方なく仕事場に向かう。

途中の橋で
リオが落ち込んでいるので声をかける。

リオの顔が真っ青のため心配すると
リオは
“触らないで”
と手を払いのける。

真実は作業着のため
“やっぱだめか、油だらけで汚いよな、悪かったよ”
といって仕事に向かう。

リオは
“違う”
と言いたかったが声を出せなかった。

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中卒労働者から始める高校生活 1巻の感想

梶原や工場の同僚がガチクズ底辺で苛立ちました。

真実は優等生だったらしく、
仕方なく工場で働いています。

その中卒の真実が現場のリーダーをしており、
現場の年上の人達は素直に指示に従っていました。

真実は年上の部下を上手く使うことができていたようです。

仕事現場のリーダーというのは時間をかけて培った信頼関係が非常に重要なため、
すぐに人に移譲できるようなモノではありません。

梶原の人を見下すような人間性から、
真実のように上手く人を使えるようにはならないでしょう。

また、
普通は仕事場で底辺から始まります。

梶原は底辺を経験せずいきなり
“中間管理職”
です。

“自分はエライ、スゴイ”
と勘違いを増長させるのは間違いないでしょう。

真実は３年も下積みを経験して、
社長と従業員たちの信頼を得た上での就任なので全然意味が違います。

梶原も大学卒業して工場の現場リーダーをやるくらいなので、
たかが知れていますけど…

真実が橋の上で
“クズ”
と独り言をいうシーンに共感した読者は多いと思います。

真彩は馬鹿すぎてどうしようもありませんが、
兄である真実を慕っているので憎めませんね。

仮に真彩が彼氏作って遊び呆けていたら
“ふざけんな！”
となるでしょうが、
真彩もバイトをしているようです。

真彩のような素直で可愛い妹なら、
真実のように身を粉にして働く兄も沢山いると思います。

リオは何かしら深刻な悩みを抱えているようですが、
アラタがウザすぎました。

アラタは学校にいる人たちをバカにする発言をしていますが
“リオやお前もその人達と同じレベルやんけ！”
と思いました。

地域で決まる小学校や中学校と違い、
高校は学力で決まります。

高校は自然と同じようなレベルの人が集まるため、
自分と同じ高校に通う人をバカにするというのは特大ブーメランです。

てゆーか
アラタは高校をリオにあわせるのは執事気取りでキモいです。

リオと両想いで交際しているのならまだ理解できますが、
リオには全くその気がないのは明らかです。

かなり質の悪いストーカーにリオは悩まされているのかもしれません。

“アラタの作品からの卒業イベント”
があったら溜飲が下がる読者も多いと思います。

ヒナギクが可愛かったので
今後もヒナギク登場シーンやオマケ漫画が楽しみです。

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