死人の声をきくがよい 9巻について
無料で読む方法、あらすじとネタバレ、感想を紹介します!


9巻には52~57話が収録されています。


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死人の声をきくがよい 52話のネタバレ

「Night of the Cats」

純が散歩をしていると猫の独り言を聞き取る。


気のせいかと思ったが
猫が空き地で集まっていて会議をしているのに気づく。


猫たちは純に気づいて一斉に振り向くが
適当な独り言を言って猫の言葉を聞き取れない振りをする。


純はためしに公園でハトに話しかけてみるが
ハトは当然返事をしない。


小泉はハトに話しかける純を見て不審がる。


猫があわただしく移動するため
純はあとをつけてみる。


すると廃墟で何匹もの猫が人の死骸を貪っていた。


純は警察に通報するが
警察が来た頃には何もなかった。


警察は悪質な悪戯だと思い純を叱る。


それから数日後
純が自室で寝ていると猫に話しかけられる。


猫は異世界から来た捜査官で
人間に気付かれないようにするために猫の姿を借りているという。


猫の姿では不便なので純に協力を要請しに来ていた。


犯人の隠れ家の家の鍵を開けるように純に頼む。


純は鍵を開けて帰ろうとするが、
危険な犯人のため純に最初に部屋に入るように脅迫する。


沢山の猫に睨みつけられ仕方なく純は中に入る。


部屋には誰もいなかった。


猫たちに報告すると
“逃げられたか”
と怒っているが
涼子は部屋の隅にある箱を指さす。


純が猫たちに教えると
そこにはハムスターがいた。


猫たちは
“見つけたぞ”
といってすぐに捕まえる。


純に感謝を言って帰っていく。


その一件以来
純は猫が嫌いになった。


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死人の声をきくがよい 53話のネタバレ

「見覚えのある家」

純と式野は雨宿りに古い家に駆けこむ。


式野が勝手に中に入ると老夫婦がいた。


式野は家に見覚えがあり
老夫婦も同様だという。


純は涼子がいない事から
その家は何か特別なのだと察する。


純と式野はこの家に来るまでを思い出せなかった。


老夫婦も同様だった。


老夫婦はアンティークショップを経営していて、
店で扱っているドールハウスとそっくりだという。


それを聞いた式野は
小さいころに持っていたドールハウスを思い出す。


式野はドールハウスに小人が住んでいたことを思い出す。


純は以前フリーマーケットでボロいドールハウスを見かけたことを思い出す。


何かの気配が外からする。


式野は真っ先にベッドの下に隠れている。


老夫婦の夫が外から出てきた大きな手に捕まれて連れていかれる。


式野は
“小さいころの自分”
だという。


小さいころに小人に何をしたかは思い出せない。


老夫婦の妻はそのドールハウスは
19世紀に魔術師が作ったものだという。


夫は髪を刈りあげられてパンツ姿で乱暴に家の中に放り込まれる。


妻が駆け寄るが
巨大なクレヨンで突き飛ばされる。


子供の式野はおやつを食べに戻るが、
母親に大き目のフォークを要求してほくそ笑む。


式野はドールハウスの暖炉から火かき棒を取り出し
“目を突く”
と準備するが
純が
“あの子が昔の会長だとすると、今の会長はどうなるんでしょうね”
というと
“目はやめとく”
という。


子供の式野が戻ってくる。


その表情は
“おもちゃを手に入れた時の一番嬉しい顔”
だという。


子供の式野はフォークとお湯を持ってきている。


式野は先手を取り
火かき棒を遠投して子供の式野の手に突き刺す。


子供の式野は痛がって
“やっぱり悪い小人さんだ”
と怒りの表情になる。


子供の式野はドールハウスを机から落として
窓から純たちをフォークで突き刺そうとする。


純が出口を発見して外に出ると
家に入る前の屋外にでる。


しばらく歩くと
またアンティークの家があり老夫婦と再会する。


全員先ほどまでの記憶が無いようで
“雨宿りさせてもらいましょう”
といって家の中に入る。






式野、純、老夫婦は気が付くと
知らない人の家にいた。


その家にはドールハウスが飾られていた。


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死人の声をきくがよい 54話のネタバレ

「不仲な悪霊たち」

純が河川敷を歩いていると人だかりができていた。


涼子は純に近づかないように注意する。


やじ馬たちは
“バラバラ死体ですって”
と言っている。


涼子の注意は既に遅く
純はバラバラ死体の霊にとり憑かれてしまう。


純が電車を待っていると
涼子は不審な女性を指さす。


涼子は女性から離れるように指示するが
電車がくると女性は線路に飛び込む。


身体はバラバラになり
頭が撥ねて純の足元に落ちて純と目が合う。


純はその霊にも憑りつかれる。


純は倒れて病院に運ばれる。


ニュースを見ていると
バラバラ死体は男性で電車に飛び込んだ女性に殺害されたことが判明する。


二人は元恋人同士で
純が寝ているベッドの上で痴話げんかを始める。


部屋のモノが左右に飛び交うが
突然止まる。


終わったかと思ったら
純の右手と左手が喧嘩を始める。


純は傷だらけになるが何とか収まる。


涼子がニュースを見るように促すと
幽霊カップルは資産家夫妻失踪事件と関与しているという。


涼子の案内で
資産家夫妻が埋められている山奥に行ってみる。


幽霊カップルは資産家夫妻を生き埋めにした後に
男の浮気でケンカになっていた。


地面から資産家夫妻の死体が飛び出てくる。


幽霊カップルは純から出ていき
資産家夫妻の幽霊と戦い始める。


純は気の影から見ていたが
涼子が早く逃げるように指示するためそれに従う。


純は面倒なことにならないように
資産家夫妻が埋められている場所を匿名で警察に電話する。


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死人の声をきくがよい 55話のネタバレ

「ゴーストレクイエム Part1」

純が街を歩いていると
神の使徒が純に気づき神から授かったナイフで殺害しようとする。


しかし
ゴーストが
“殺人は犯罪ですよ”
と言って神の使徒を速やかに殺害する。


ゴーストの犯行は人ゴミの中で大胆に行われたが、
目撃者はいなかった。


ゴーストは
“使徒との戦いに忙しいが、純への想いを忘れたことはない”
と純にラブレターを送る。


純は意味不明な内容に困惑する。


涼子は心配そうに純を見ている。


八代が所属する組織はゴーストを捕獲してコントロールする計画を立てていた。


ゴーストのパワーを利用すれば
霊的な力で世界の覇者になることも可能だという。


霊能者に念写させたゴーストの姿は純だった。


八代は工藤にその話をすると
工藤は純がゴーストということを信じない。


八代は
“本人が気付いていないのかも”
という。


工藤は深入りするのが嫌な様子で
東南アジアに逃げてのんびりするという。





ゴーストは自宅で父がいる海外に住むことになったと知らされる。


ゴーストは疲れている様子で
“今は無理”
といって外出する。





ゴーストは純のストーキングをすることで
純の行動パターンをメモしている。


途中で近くに使途がいることに気付く。


使徒のいる家に侵入すると
幸せそうな妊婦がいた。


妊婦は突然あらわれたゴーストに驚く。


ゴーストは
“あなた神の使徒でしょ”
というが
妊婦はわけがわからず困惑している。





ゴーストが目を離した隙に
純は八代の組織に捕らえられてしまう。


純はわけがわからず八代に質問すると
八代は
“複数の能力者が念写したゴーストの姿”
といって純の写真をみせる。


純は勘違いを主張するが
八代は構わず拷問の準備をする。


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死人の声をきくがよい 56話のネタバレ

「ゴーストレクイエム Part2」

ゴーストはナイフで妊婦を脅すが
妊婦は本気で怯えている。


ゴーストは
“本当に使徒かな”
と躊躇っていると
腹部に激痛を感じる。


使徒は妊婦ではなく胎児だった。


胎児の腕が腹から出ていてナイフを握っていた。


妊婦は泣き叫んで苦しんでいるが手遅れな様子。


胎児は妊婦の腸を鞭のように使い
ゴーストの首を絞める。


ゴーストは
“ママを傷つけるような
 悪いガキは
 お仕置きしなくちゃいけませんね”
とほくそ笑む。


ゴーストは胎児を倒して
刺された腹の応急処置を行う。


腸が少し飛び出ているが
手で押し込んでガムテープを貼り付ける。


涼子がゴーストの元に現れて
ゴーストに純の姿を霊視するように指示する。


ゴーストは純が拷問を受けていることに気付く。


ゴーストは涼子に嫉妬の表情を向けて
“私ちゃんと気付いてましたから”
といって純の救出に向かう。





八代たちは純の口を割るのにてこずっていた。


一度代表者たちで話し合う。


純がゴーストでないにせよ
生きたまま返すことはできないため、
拷問を死ぬまで続けることにする。


八代たちは拷問を再開しようとする。


そのころ
ゴーストは八代たちの組織の建物の侵入に成功する。


涼子はゴーストを案内するが
ゴーストは
“私には必要ないですから”
という。


純とゴーストがシンクロして
純は
“もうすぐ
 そちらに伺います
 岸田様には
 手を振れないで下さい
 絶対に
 まあ
 どのみち全員殺しますけどね”
といって気を失う。


八代たちは外から本物のゴーストがやってくるのを感じる。


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死人の声をきくがよい 57話のネタバレ

「ゴーストレクイエム Part3」

八代は純はゴーストを映していた鏡のようなものにすぎないことに気付く。


部屋の明かりが消える。


純は暗闇で目を覚ますと妙な音を聞く。


明かりが点くと
大量の惨殺死体があった。


ゴーストは楽しそうな表情で
夢中になり死体を何度もナイフで刺している。


ゴーストの姿を見て純は悲鳴を上げると
ゴーストは振り向いて純と目が合う。


ゴーストは正気に戻り
“見ないで岸田さま”
と顔を赤らめて恥ずかしがって逃げていく。


組織のトップの霊母は一足早く逃げる準備をしていた。


護衛を連れて金だけ持って去ろうとするが、
ゴーストに護衛を殺される。


霊母は銃を構えるが
ゴーストは
“今の私、ものすごく神に近づいているの”
というと
霊母は銃を自分に向けて発砲する。


ゴーストは去っていく。


純は拘束されたままなので困っていた。


死体の山から八代が出てくる。


八代は
“死ぬかと思った”
といって純を無視して金をもって逃走する。


純は4時間後に警官隊に保護される。





ゴーストは家に帰り
“パパのところに行くことにします”
と義母らしき女に告げる。


ゴーストは
“色々あって
 失恋もした”
と落ち込んでいる。


ゴーストは自分のせいで純が酷い目に遭ったことを
かなり気にしている様子。


女はナイフを取り出し自分が使徒であることを打ち明ける。


ゴーストの不甲斐なさを指摘して紅茶に毒を入れたというが、
ゴーストは気づいていてすり替えていた。


ゴーストは女を殺して家に火をつけて出ていく。


ゴーストは空港へ向かう。


涼子が空港で待っていた。


ゴーストは
“勝利宣言でもしに来たんですか?”
というが
素直になり
“しばらく岸田様をよろしくお願いします”
といって頭を下げる。


涼子もゴーストに会釈する。


ゴーストは飛行機の中で深い眠りにつく。






それ以来
純にゴーストから手紙が届かなくなった。


八代はバンコクにいる工藤の元を訪れている。


工藤は自分を巻き込むことを恐れているが
八代は
“お金嫌いじゃないでしょ?”
といって逃げ切ったと思い安心している。


八代と工藤が食事をしていると
“ご一緒させていただけませんか?”
とバックパッカーの姿をしたゴーストが現れる。


八代はすぐに気づいて怯えだす。





ゴーストは海外から純に手紙を出す。


手紙には
“女を一人取り逃がしてましたね
 どうかご心配なく
 今から殺りますから”
と書いてあった。


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死人の声をきくがよい 9巻の感想

今回も式野のクズっぷりが炸裂でした。


ドールハウスの危険を察知すると
純には知らせずに自分だけ隠れています。


おそらくは純たちを囮にして
小さい自分を満足させて自分の安全を確保しようと考えたのだと思います。


小さい子供相手に躊躇なく
“目を狙う”
と発言しているあたりも
何よりも目前の自分の安全を最優先していますね。


純に指摘されて目は避けていますけど。





ゴースト登場はおそらく今回がラストみたいです。


八代 VS ゴースト
という形で
ヒロインが一気に2人もいなくなってしまいました。


ゴーストが涼子に嫉妬している姿は可愛らしいです。


嫉妬しつつも涼子を無理やり成仏させようとしない所から、
根は悪い子でないところが伺えます。


ゴーストは純のことを想って
自ら純から距離を置く決断をします。


涼子に皮肉を言うのではなく
ちゃんと“よろしく”といって頭を下げます。


涼子にもゴーストの誠意が伝わったためか、
丁寧に頭を下げていますね。


大量殺人犯ということを除けば
これほどのいい子は中々いないです。


大量殺人犯ということを除けば…


飛行機のシーンでは
“死んじゃったの?”
と思いましたが無事生きていたようです。


八代が生き延びるよりは
ゴーストに生きていて欲しかったの安心しました。


ヒロインキャラが2人も同時にいなくなったので、
また補充されるかもしれません。


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