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私は子連れおっパブ嬢 のあらすじと感想

主人公のはるかは21歳です。


父親は事故死していて実家とも絶縁状態です。


一人息子を育てながら収入を得るには
コスパの良い仕事は夜の仕事ということでパブで働いています。


こういう状態はよくネタにされますが
主人公には絶縁状態ですが実家があります。


天涯孤独でない分まだましな方かもしれません。





印象的なシーンは
はるかがカフェで談笑している同年代の女性を羨むシーンです。


それに触発されて
はるかは見るからに高いドリンクを購入しています。


明らかに500円(サラリーマンの一食分)をオーバーする代物です。


金が無く下着を売って手に入れた額は2000円です。


どう考えても非合理ですが
このあたりが貧困から抜け出せない人の思考回路何だろうと思います。


作者の池田ユキオ先生もその辺を意識してこのシーンを描いたそうです。


計画性よりも目の前の小さい欲を優先させ
貧困から抜け出すための自己投資を全くしない典型例ですね。


貧乏にあえいでいる人ほど無駄使いが多いと聞いたこともあります。





はるかの自宅も内装はおしゃれです。


金がないとあえいでいる人間の部屋とは思えません。


布団ではなくベッドで
ちゃぶ台の上には化粧品の数々があります。


督促状が床には散らばっていますけど…





しかし
はるかを“自己責任”と糾弾するのはちょっとためらってしまいます。


はるかの実家は冷たいところでした。


夫ともちゃんと結婚する気でしたが不幸にも事故死です。


夫が生きていればもっと違っていたと思います。


確かにはるかは非合理的なところもありますが、
運の悪さもあると思います。


読む人によって意見は変わると思うので
この無料で読める機会に是非ともお試しください。

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